2013.12.15 (第2518話)チョット中休み エッセイvol.79 ~スイングのできるカラダになる~
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チョット中休み エッセイvol.79
スイングのできるカラダになる
~“自覚”できれば、上手くなる(4)~
“東京”ワークショップについての
報告が続いています。
リポーター
「2日目のワークショップの報告をお願いしましょうか。
確か、スイング・ダンス・・・でしたね?」
ジュンコ先生
「はい、そうです。
まず、スイング・ダンスが上手くナルには、
スイングのできるカラダになること
そして、
スイングをするとは、
こういう感覚だということを
カラダで知っていくこと・・
このようなレクチャーから始めました。
カラダの至る所で、スイングは行なわれます。
ショルダー、アーム、レッグ、ヒップ・・
それらの中で一番大事なのは・・・
ヒデ君、ドコで行なうスイングと言ったか、
覚えている?」
ヒデ
「そんな、いきなり!?
え〜体幹部の、
アバラ・スイングでしょ」
(ジュンコ先生、うなずく)
リポーター
「アバラ、ですか?(胸の辺りに触れながら)」
ジュンコ先生
「アバラ・・・肋骨は、背中側にもあります。
横(サイド)にも。
前面、横、背面すべて大事ですが、
アバラ・スイングのためには、
特に、背面、背骨を含む背中が進化する必要があります」
リポーター
「背中の進化とは、
具体的にどうなっていくことですか?」
ジュンコ先生
「進化する過程には、
次のような段階があります。
まず、背中がホグレ、ユルミ、
動くようになってくる段階
次、(背中が)長く伸ばされていく段階
そして、(背中が)左右に割れ、
背中の使い分けができる段階
ソノ先にあるのが、背筋が、
ググッと体幹部に入っていく段階・・
このような背中の進化に従って、
胸も進化します。
そうすれば、
全身、至る所のパーツのスイングが、
かかるようになってきます。
スイングのできるカラダ
とは、背中、胸
つまり、
体幹部が進化したカラダなのです」
リポーター
「なかなか、想像がつきにくいですが(汗)
なにやら、スケールの大きな、
それでいて繊細なお話ですね。
スイングって、脚(アシ)を振ることかな
と思っていたのですが・・・」
ジュンコ先生
「スイング・ダンスは、
『上半身を余り動かさず、カチッとカタチ作り、
下半身、特に脚部のスイング主体に踊るもの』
ではないのです。
『上半身、特にアバラ・スイングを主体的に行ない、
腕部、脚部はそれに従ってスイングを起こす』
ものなのです。
こういったスイングができないと、
スウェイ、ターンの理解も上手くいきません。
前回“東京”で、ウインナワルツをした際、
その辺りの難しさを感じました。
それで、今回は
ウインナワルツと、
スローワルツ両方の土台のアクションとなる
ナチュラルターンとリバースターンを
中心にレクチャーしました」
ヒデ
「ナチュ・リバ・ボックス!
(ナチュラルターンとリバースターンのボックス)
そう、くるとは思わなかったのでビックリしました。
コレだけで十分、
非常に学びの多いものだなと思いました」
ジュンコ先生
「ワルツのエッセンスが
ギュッと詰まっているからね。
シンプルな繰り返しの動きなので、
ドコが変かりわかりやすいやめ、
矯正しやすいし」
ヒデ
「ナチュラル・ターンのボックスのとき、
ジュンコ先生から
『○○を意識してみましょう』
といった指示が入るごとに、
一緒に組んでいた女性が、
激変していくので驚きました。
『ナニを意識して踊るのか』
ということが、メッチャ大事やなと、改めて思いました」
リポーター
「例えば、どういった意識ですか?」
ヒデ
「男女、どちらに優先権があるか?
どちらが内回りか?
みたいなテクニック的なことや、
カラダは落ちていないか?
腕と、脚のつながりがあるかどうか?
というような、カラダ使いのことや
カラダを左右に割っている意識があるか?
カラダの中にズレがあるか?
といった、イメージ的なものまで、色々です」
リポーター
「踊りながら、そんなことを?
大変そうですね。
でも、ナニも意識もせず、
何気なく踊っていても上手くならないってことですね」
ジュンコ先生
「そうなのです。
ビギナー時代は、音楽に乗って、
楽しく、スキに踊るだけでイイ。
上級者になればなるほど、
より細やかな感覚を捉え、
ソレを意識する必要が出てくるのです。
大事なのは、
感じること
意識すること
ダンスは、積み重ねです。
感じ、意識したものが、
動きを作り、カタチも作るのです」
リポーター
「これまた、自覚が大事ということですね。
皆さんの様子はいかがでしたか?」
ヒデ
「自分と向かい合いながら踊ることの重要性を
体験的に知っていく・・・
良い感じでしたね。
体力とともに“意識・神経”も使うから、大変!
それなのに、皆さん、集中力が途切れないので、
スゴいと思いました。
浮遊感のある気的なスイング、
しかも、活発なスイングがかかるヒトが増えました。
ただ、ボク的にも、反省・・・
男性が、フレームを少しでも力ませると、
女性が、スイングできなくなるということも、
よくわかりました」
ジュンコ先生
「そうね。
もっともっと、ホールド・フレームの
概念を変えないと、ね。
せっかく、体幹部が進化しても、
男女、どちらかのフレームを固めるだけで、
二人共が、スイングできない不自由な
カラダになってしまうからね」
ヒデ
「インナースイング感覚を伝えるのに、
サンバをやったでしょ?
あぁいった、ラテン的なラインが、
もっと、カラダの中に増えていく必要性を感じたな」
ジュンコ先生
「その通りね。
カラダの中にもっと、スイングラインを増やす。
これも次の課題でしょうね」
リポーター
「わかりました。
では、3日目の報告をお願いします」
ミニ・ミニ ボイス
パソドブレで、お気に入りの曲がある。
ミュージック・パワー・スポット療法にうってつけ。
(第2432話参照)
バイオリンの演奏が、たまらなく染み入る。
ん?
パソなのに、バイオリン?
そうなんだ。
「踊りにくい」
「闘牛って感じがしない」
・・・って言われそうだけどね。
続く第2519話へ
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確か、スイング・ダンス・・・でしたね?」
ジュンコ先生
「はい、そうです。
まず、スイング・ダンスが上手くナルには、
スイングのできるカラダになること
そして、
スイングをするとは、
こういう感覚だということを
カラダで知っていくこと・・
このようなレクチャーから始めました。
カラダの至る所で、スイングは行なわれます。
ショルダー、アーム、レッグ、ヒップ・・
それらの中で一番大事なのは・・・
ヒデ君、ドコで行なうスイングと言ったか、
覚えている?」
ヒデ
「そんな、いきなり!?
え〜体幹部の、
アバラ・スイングでしょ」
(ジュンコ先生、うなずく)
リポーター
「アバラ、ですか?(胸の辺りに触れながら)」
ジュンコ先生
「アバラ・・・肋骨は、背中側にもあります。
横(サイド)にも。
前面、横、背面すべて大事ですが、
アバラ・スイングのためには、
特に、背面、背骨を含む背中が進化する必要があります」
リポーター
「背中の進化とは、
具体的にどうなっていくことですか?」
ジュンコ先生
「進化する過程には、
次のような段階があります。
まず、背中がホグレ、ユルミ、
動くようになってくる段階
次、(背中が)長く伸ばされていく段階
そして、(背中が)左右に割れ、
背中の使い分けができる段階
ソノ先にあるのが、背筋が、
ググッと体幹部に入っていく段階・・
このような背中の進化に従って、
胸も進化します。
そうすれば、
全身、至る所のパーツのスイングが、
かかるようになってきます。
スイングのできるカラダ
とは、背中、胸
つまり、
体幹部が進化したカラダなのです」
リポーター
「なかなか、想像がつきにくいですが(汗)
なにやら、スケールの大きな、
それでいて繊細なお話ですね。
スイングって、脚(アシ)を振ることかな
と思っていたのですが・・・」
ジュンコ先生
「スイング・ダンスは、
『上半身を余り動かさず、カチッとカタチ作り、
下半身、特に脚部のスイング主体に踊るもの』
ではないのです。
『上半身、特にアバラ・スイングを主体的に行ない、
腕部、脚部はそれに従ってスイングを起こす』
ものなのです。
こういったスイングができないと、
スウェイ、ターンの理解も上手くいきません。
前回“東京”で、ウインナワルツをした際、
その辺りの難しさを感じました。
それで、今回は
ウインナワルツと、
スローワルツ両方の土台のアクションとなる
ナチュラルターンとリバースターンを
中心にレクチャーしました」
ヒデ
「ナチュ・リバ・ボックス!
(ナチュラルターンとリバースターンのボックス)
そう、くるとは思わなかったのでビックリしました。
コレだけで十分、
非常に学びの多いものだなと思いました」
ジュンコ先生
「ワルツのエッセンスが
ギュッと詰まっているからね。
シンプルな繰り返しの動きなので、
ドコが変かりわかりやすいやめ、
矯正しやすいし」
ヒデ
「ナチュラル・ターンのボックスのとき、
ジュンコ先生から
『○○を意識してみましょう』
といった指示が入るごとに、
一緒に組んでいた女性が、
激変していくので驚きました。
『ナニを意識して踊るのか』
ということが、メッチャ大事やなと、改めて思いました」
リポーター
「例えば、どういった意識ですか?」
ヒデ
「男女、どちらに優先権があるか?
どちらが内回りか?
みたいなテクニック的なことや、
カラダは落ちていないか?
腕と、脚のつながりがあるかどうか?
というような、カラダ使いのことや
カラダを左右に割っている意識があるか?
カラダの中にズレがあるか?
といった、イメージ的なものまで、色々です」
リポーター
「踊りながら、そんなことを?
大変そうですね。
でも、ナニも意識もせず、
何気なく踊っていても上手くならないってことですね」
ジュンコ先生
「そうなのです。
ビギナー時代は、音楽に乗って、
楽しく、スキに踊るだけでイイ。
上級者になればなるほど、
より細やかな感覚を捉え、
ソレを意識する必要が出てくるのです。
大事なのは、
感じること
意識すること
ダンスは、積み重ねです。
感じ、意識したものが、
動きを作り、カタチも作るのです」
リポーター
「これまた、自覚が大事ということですね。
皆さんの様子はいかがでしたか?」
ヒデ
「自分と向かい合いながら踊ることの重要性を
体験的に知っていく・・・
良い感じでしたね。
体力とともに“意識・神経”も使うから、大変!
それなのに、皆さん、集中力が途切れないので、
スゴいと思いました。
浮遊感のある気的なスイング、
しかも、活発なスイングがかかるヒトが増えました。
ただ、ボク的にも、反省・・・
男性が、フレームを少しでも力ませると、
女性が、スイングできなくなるということも、
よくわかりました」
ジュンコ先生
「そうね。
もっともっと、ホールド・フレームの
概念を変えないと、ね。
せっかく、体幹部が進化しても、
男女、どちらかのフレームを固めるだけで、
二人共が、スイングできない不自由な
カラダになってしまうからね」
ヒデ
「インナースイング感覚を伝えるのに、
サンバをやったでしょ?
あぁいった、ラテン的なラインが、
もっと、カラダの中に増えていく必要性を感じたな」
ジュンコ先生
「その通りね。
カラダの中にもっと、スイングラインを増やす。
これも次の課題でしょうね」
リポーター
「わかりました。
では、3日目の報告をお願いします」
ミニ・ミニ ボイス
パソドブレで、お気に入りの曲がある。
ミュージック・パワー・スポット療法にうってつけ。
(第2432話参照)
バイオリンの演奏が、たまらなく染み入る。
ん?
パソなのに、バイオリン?
そうなんだ。
「踊りにくい」
「闘牛って感じがしない」
・・・って言われそうだけどね。
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