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チョット中休み エッセイvol.75 

解放的タンゴの提案

~歩いて、飛んで、花が咲く(4)~


“東京”ワークショップの報告です。


リポーター

歩いて、飛んで、花が咲く

コレが、3日間のワークショップ、
それぞれのキーワードだったそうですが」


ジュンコ先生
「ハイ、そうです。
1日目が、タンゴで“歩く”
2日目が、ヴェニーズ・ワルツと
クィックステップで“飛ぶ”
3日目が、ワルツのピクチャー・ポーズで
“花が咲く”
それぞれ独立させながらも、
一貫した流れも作りました」


リポーター
「ソレは、
1日だけのスポット受講OK
3日間連続受講される方にもイイ、
みたいな感じですか」


ジュンコ先生
「そうです」


リポーター
「従来までは、
“踊れるカラダ作り”
“踊るための意識作り”

といった基礎的な感覚が強かったように思うのですが、
今回は少し趣が違いますね」


ジュンコ先生
「はい。
今まで伝えてきた
“踊れるカラダ”“踊るための意識”
を、実際にドウ活かすか?に、焦点をあわせました。
“大阪”で、
未発表エリアのモノもあります」


リポーター
「“東京”スペシャルバージョンですね。

特にヴェニーズ・ワルツは、初登場のような・・・」


ヒデ
「そう!
ヴェニーズ・ワルツは、新鮮でした。
タンゴも、ジュンコ先生に、
『タンゴ専科ヤって!』と頼んでいるくらい、
ジックリ習いたい種目。
今回、初めて知ったことが多く、
課題もたくさん見つかりました。
でも、楽しいな、
もっと上手くなりたいって思いました」


ジュンコ先生
「(ヒデ君の方を向いて)
ソレは良かったわ(笑)
スタンダードだけとは言え、
いろんな種目を取り上げましたが、
一貫して伝えたかった重要ポイントがあります。
それは、前回“東京”で伝授した

スカイエクササイズ・ポジションです。
(第2378話参照)

飛ぶポジションで踊ること

つまり

飛べる高さ基準線

バランスの維持


ソレが、いかに大切かを
分かっていただく内容に努めました」


リポーター
「でも、確か1日目は“歩く”でしたね?
ひょっとして、それも
“飛ぶ”ための訓練としての“歩く”?」


ジュンコ先生
「そうですね。
タンゴという種目は、
スイングダンスではないため
基本は“歩く”ですが、
意味なく “低く”踊ってしまいがちなのです。
もっと“高く”踊るもの、
つまり“飛ぶ構造”のまま“歩く”ものなのですよ
と、提言しました」


リポーター
「では、このまま
ワークショップ1日目の報告からお願いしましょうか。
まず、通しタイトルは、
『後回し(!?)重要課題への挑戦』
ジュンコ先生らしいと言いますか、
面白いなぁという印象をウケたのですが」


ジュンコ先生
「そうですね。
ワタシが現役時代、
『嫌い、苦手、良くわからない、
で、後回しにしていたモロモロ』

を集めたと言う感じですね(笑)
後回しにすることで、余計に、イヤになり、
コンプレックスとなって悩んでいた課題を克服、
そのプロセスで学んだ数々のテクニックも、
皆さんにお伝えしました」


リポーター
「それは、共感を生む内容だったでしょう」


ジュンコ先生
「そうであったなら、うれしいです。
当時抱えていたワタシの弱点・・・
たくさんありましたが、

『固い、そして、落ちる』

ことがその最たるものでした。
ワークショップ1日目、取り扱ったタンゴは、
最も、ソウなりやすい種目・・・というより、
わざと、『固めて、低く踊る種目』のように、
認識されやすいものです。
ワタシにとってもタンゴは、
スタンダード種目の中で、
『最も、ワカラナイ種目』でした。
問題はたくさんありました。
『タンゴらしさが、つかめない』
『上手く組めない』
『ウォーク、リンクといった、
ベーシックが格好にならない』
『リキんでしまう』」


ヒデ
「参加者のヒトからも
同じような声が上がっていました。
改めて、難しい種目ナンだなと感じました」


リポーター
「タンゴの基本は“歩く”でしたよね?
それなのに・・・難しい種目なのですか?」


ジュンコ先生
「そうなのです。
タンゴの音楽に合わせて歩く
『ウォーキング・タンゴ』までは、
比較的とっつきやすいのですが、
競技仕様の
『イングリッシュ・スタイル・タンゴ』になると、
いっぺんに難しくなってしまうのです。
特有の立ち方、歩き方、組み方を強いられます。
でも、踊れるカラダ・・・
つまり“飛べるカラダ” 手に入れ
感覚が変えれば、
『確かに、難しいが、
特殊なモンではない、自然なモノだ』
という風に理解できます」


リポーター
「ビギナーさんには難易度は高い?」


ジュンコ先生
「ハッキリ言って、そうですね。
なので、タンゴが上手くなるには、
“飛べる”前の“歩く”訓練、そして、
もっとタンゴを楽しむことが必要です」


リポーター
「タンゴを楽しむとは?」


ジュンコ先生
「『イングリッシュ・スタイル・タンゴ』には、
多くの制約がかかってしまうのです。
だから、真っ正面から基礎ばかりやっても、
かえって“踊りにならない、楽しくない”
ということで今回は、歩く訓練、
イングリッシュ・スタイル・タンゴへの進展を
ザザッと解説後、
簡単なアマルガメーションを通し、
『タンゴらしいタンゴの表現』を提案しました」


ヒデ
「楽しかった!
タンゴの面白さを、垣間見たってヒト、
多かったんやないかな」


ジュンコ先生
「皆さんの様子を観ていて、
もっと、解放的なタンゴの必要性を感じました。
タンゴのノリは“ラテン”ですから。
表現する感覚をつかめば、固くならず、
低くなる必要もナイとカラダで納得していける。
そうやって、楽しみながら、
もっとタンゴに触れる・・・
ソノ先には
難解なイングリッシュ・スタイル・タンゴへの
理解が開ける、
そう感じました。
本格的な“タンゴ・提案”は、今回が初。
この先も折に触れ続けていきたいと思っています」


リポーター
「では、2日目のヴェニーズ・ワルツと
クイックステップの報告をお願いします」



ミニ・ミニボイス
ユニプラ・ビギナーに新しいメンバーが。
小さい頃から“音楽”に触れてきたという彼女。
ダンス自体は、ほとんど初めてだが、
上手い・・・
カラダの中で、自然に、演奏しちゃっている。
ジルバやブルースをやったのだが、
イヤイヤ、驚いた。
コレは、面白いことになるぞ。
ぜひ、続けて欲しいなぁ。


      続く第2428話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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