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社交ダンスを始めるということ 第271話へ


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特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.13 

恥だと思う。

真・美センスを磨く(26)


社交・競技ダンス界における

美・センス
についての対談続き。

いよいよ、ラスト。
前回は、
日本の「恥の文化」
欧米の「罪の文化」
にまで話が及び・・・さて、締めはどうなりますやら。


Q
「罪の文化に象徴される
『個の自立』と
恥の文化に象徴される
『他者との共存』がくっつくと・・・

日本独自の新・文化形成に役立ちそう」


ジュンコ先生
「そうなの。
ワタシ、
日本人の
『他者を意識し、恥じ入る心』
も、
欧米人の
『自己の“良心”に後ろめたさを感じ、
罪を感じる心』
も、

美意識の現れだと思うのよ。

でも、
共に、
“過ぎる”と問題を生むものでもあると思う。
大事なのはバランス。
双方の美意識をバランスよく融和させると、
『自己の“良心”に目覚める』
ことが、
『他者の気持ちへの配慮』
につながり
結果、高レベルの

“3方良し”になっていくと思うの」


Q
「なるほど。
ちょっと元に戻りますが、
『プロフェッショナルが、
もっと率先して
日本の美意識を取り戻すべき』

という話になり、
その美意識とは、ナニ?
で、ソレは
『恥を知る心』
となってわけですが・・・
正確にいうと、
欧米人の
『自己の“良心”に後ろめたさを感じ、
罪を感じる心』
日本人の
『他者を意識し、恥じ入る心』
が、融合された、心ってことですね?
そういった、
心を、プロが持つようになれば良いと・・・」


ジュンコ先生
「そうね。
でも、その前に・・・
ワタシね、実は、
ソノ融合に失敗していると思うのよ。
『恥の文化』と『罪の文化』の融合に、ね。
未だ、
最初のカルチャー・ショック状態が続いていて、
今や、ソレが当たり前になっているような。
ナニが何やら、
考えられなくなっているというか、
考えても途方もナイから、
『これで、ホントウに良いのだろうか?』 
と、ドコかで思いながらも、
どうしようもなく
このまま、
止まるとことまで行っちゃえという感じ・・・」


Q
「異文化の融合に失敗しているとは、
なんとなく、分かるようにも思うのですが」


ジュンコ先生
「もともと、他者の目や意識を、
規範に生きていく文化を持つ日本人にとっては、
良くも悪くも、
ダンスって、
スゴい威力のあるものだと思うの。
いきなり、触れ合って、カッコをつけて踊る。
美しくあれと、習う。
おまけに、勝負の世界もある。
刺激が強い
非日常
魅惑的・・
一般のアマチュアさんが、
ハマっても仕方ないでしょ。
だからこそ、

プロフェッショナルのあり方

が重要な訳よ。
プロフェッショナルならば、
ダンスのメリット&デメリットは、
よーく分かっているはずだし、
また、そうでないといけない。
そして、
そういった、
ダンス本来の力を正しく利用し、
ダンスの世界に入ってきた方々の
人間的な成長を導く
・・・それが目指すべき道だと思うの」


Q
「なるほど」


ジュンコ先生
「真に導けるようになるには、
ダンスによってオモテに浮き上がってくる
自分の弱点から逃げないで、

誠実に向き合う

また、
(ダンスによって)引き出されて来る
あらゆる欲望や誘惑に打ち勝って、
乗り越えていかないとダメだと思う。
でないと、
アマチュア・ダンサーを
正しく導いていく義務が果たせない。
ソレを、反対に
ダンスを利用して
自分の小さな名誉欲、出世欲、
自己顕示欲を満たすに、とどまる。
これは、格好が悪い。
美しくない。
それこそ、恥だと思う」





ミニ・ミニボイス
先日 “事故”にあった。
ダイビル内。
見たいものがあって、
後ろに振り向くような格好で歩いていた。
(しかも、飛ぶように)
言わば、よそ見だ。
(しかも、メッチャ集中していた)
で、正面に向き直ろうとした時、
ガ〜ン
柱にぶつかったのだ。
右こめかみを痛打。
かなりの痛さにうずくまりそうになりながらも、
ガマン。
(恥ずかしいではないか)
何ごともなかったように、歩いていった。

こめかみ、今も痛い。
でも、大事に到らず、良かった。

ところで、
目に前に迫る柱に、まったく気がつかないほど、
集中して見ていたものは・・・
五感(GOKAN)のロールケーキ
ソノ中の黒豆(!?)


      続く第2424話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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