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社交ダンスを始めるということ 第271話へ


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特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.13 

キレイな自分を体験できる

世界だと思っていたのに


真・美センスを磨く(11)


ある女性、30歳前半。
アパレル業界を経て、現在、帽子・デザイナー。
若いが、ヤリ手。
新進気鋭の各種デザイナーたちと
コラボしながら仕事をしている。

海外出張した際、ダンスに出合った。
「クライアントさん主催のパーティがあった。
みんな踊り出した。
楽しそうで良いなぁと思った。
誘われたけど、全然踊れない・・・
日本に戻ったら、
ゼヒ、習ってみたいと思った」


仕事場の近くにダンス・スタジオがアルことは、
以前から知っていた。
気持ちが冷めないうちに、
と、勇気を出してのぞきに行ってみた。
グループレッスン
見学のつもりが、体験レッスンとなった。

「これは、難しい!?」

いきなりの、ワルツ。
ナニが何やら分からない・・・
が、人数が少なかったせいもあり、
親切に教えてもらった。
ホンの少しだが、
魅力を知ったようにも感じた。
手ほどきをしてくれた
ベテランとみられる女性から誉められた。
「アナタ、スジがいいわ」
続いて、誘われた。
「次の金曜日、
パーティがあるからいらっしゃいよ。
初心者でも、全然、大丈夫」

ソノ女性がいつも行っている

“月例パーティ”だという。

「今日やったのは、
中級クラスで難しすぎたのよ。
パーティでは、こんなの、踊らないわ」

海外で遭遇したパーティの楽しそうなシーンを思い出した。

「ゼヒ、いらしてね、約束よ」

教えてもらったお礼もあるし・・・と、
ちょっとおしゃれをして行ってみた。

「へぇ、こんなところに踊る場所があったんだ」
ある商業施設の最上階にあるホール。
扉を開けた。
体育館みたいな殺風景なスペース。
パーティらしき、感じはしない。

「あ、あの人だ」
誘ってくれた女性を見つけた。
男性と歓談中・・・見違えた。

「化粧が濃くて、服も派手!?」

しばらくいたが、逃げ出した。
ガッカリしたのだ。

「これって、パーティというもの?
海外で感じた、
あの楽しさはまったくなくて、怖い感じ。
みんな、ニコリともしないで踊っている」


「女性のヒトたちの服装には、驚いたわ。
なんでなの?
というような、色使い。
要らないものがイッパイついている。
やたら、キラキラしている割には、
全体的に、チープな印象」


職業柄、おしゃれセンスに長けている彼女。
その目に飛び込んできた
ダンス・ファッションは、かなり異様だったようだ。

「よく見ると、
きれいな女性もたくさんいるのに、
良さが、全然、生かされていない。
ワザと、汚くしている(!?)女性もいる。
なぜなの?」


「ダンスって、
もっと、魅力的な自分とか
キレイな自分を体験できる世界だと思っていた
・・・それなのに。
なんだか、冷めちゃったわ」



ミニ・ミニボイス
最近、
「自分とホンキで向かい合う機会を得た」
ヒトたちが増えてきた。
そのヒトたちに共通の特徴
ズバリ・・・ダンスが上手くなっている。
しかも、深いところからの成長が見える。
が、
練習は、さほど
(ヒトによっては、ほとんど、いや、全然)
やってない様子(笑)
「意識変われば、ダンスが変わる」の証明か。


      続く第2409話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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