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ラテン専科シリーズvol.10 

コミュ力アップは正しいE・P・P

~ゆっくりチャチャチャでコミュしよう!(4)~


ラテン専科チャチャチャのレッスンは2時間ワクだ。
はじめの1時間は、基礎バッカをやる。
「毎回、こういう基礎をやってもらえるから、
助かってます」

なァンて声もいただいてはいるが、
“いちげんさん”が来られると、ビックリされたりもする。
体育会系のノリで、結構、ハードだから(汗)
それに、みんなが “適応”できていることにも、
驚き!だろうし、ね。

おまけに、レッスン内容も!?▲□○かも。
カラダ作りのためのB・I・Cでスタートした後、
カップルで向かい合っての、

タイム・ステップ

次に

スリー・チャチャチャー

を延々(えんえん)繰り返す。
パートナー・ワーク、アリ。
フットワークが、どうのとか、
ボディの動きが、どうのとか、
カタにはめ込むような、説明はほとんどなく、

音楽にノって、ひたすら、踊る

この先、
メニューの変更は若干あるかもしれないが、
基本、このまんまでいく予定・・・

もちろん、ソンナコンナなレッスンには、
意図があるわけで、

「コレで、絶対に、上手くなる」

実際に手応えもつかんでいる。

タイム・ステップ、スリー・チャチャチャーズは、
チャチャチャ特有のフィガーだが、
ソコで伝えていきたいのは、
いわゆるチャチャチャ特有のテクニックだけではない。
「どの種目でも通用する
普遍的本質に類する基礎を、
タイム・ステップやスリー・チャチャチャーズを
利用して学んでもらおう」

ソレが、意図だ。

「その普遍的基礎って、

音楽や相手とのコミュニケーションやろ?」


とヒデ君が言う。


「そう。
音楽や相手とコミュニケーションを取るために、
必要な感覚を開く練習をしてもらっているの。
特に相手とのコミュ力レベルは、

“質の良い練習をドレだけ数ヤルか?”

に比例するから。
こういうものって、理屈でなく、
ホントウに、カラダで覚えるしかないのよね」


「タイム・ステップや
スリー・チャチャチャーズって、
シンプルな繰り返しやから、
相手の動きや音楽に集中できるモンな。
無心になれる」



「ソコがいいところね。
タイム・ステップは、

その場踏み替えシャッセから

スリー・チャチャチャーズは、

ロック・アクションから形成されている。

これらの動きは、
チャチャチャの基本で非常に重要なものね。
繰り替えし、練習することで、
チャチャチャとしても上手くなる。
でも、ソレ以上に、
いっぱいの学びが得られるのよ、
コミュニケーションというエリアでの
勉強だと解釈すると。
単なる
その場踏み替え
シャッセ
ロック
ではなくなる。
特に、相手の動きを受け取れば」


「相手の動きを受け取る・・・E・P・Pやな」
(第2122話参照)


「そう、E・P・P
相手を正しくE・P・Pをすることが、どれほど、重要か、
また、そうする事によって
どんなに早くにダンスが上達スルか
そのことをカラダで学んで欲しいのね」


「相手を正しくE・P・Pをすることで、
ダンスが早く上手くなる・・・
ソレに関して、異存はないけど。
ひょっとして、
オレの捉えている感覚と少し違うような」



「多分ね。
ヒデ君、まだ、
一人で踊っていることが多いのよ。
相手をE・P・Pしているレベルが、

表層(ひょうそう)だから。

それに、気がついていないと思うけど、
“受ける”のではなく、
相手に“与えよう”としていることが多い。
(第21742179話参照)
ホントウには、受けていない」


「あぁ、なんか、わかる。
『自分が楽しんで思い切り踊るぞ!』
という気持ちが先行しているからなぁ。
相手を受けて踊るって、
なんか、自分の踊りが、
“減ってしまう”ように思ってるんやろな」



「そうね、よくわかるわ。
それがね、

正しく相手を

E・P・Pできたときには“増えている”
のよ。

その感覚をつかめていない。
ホラ、音楽をちゃんと受けて踊っている時は、
自分の中の音楽と、
外からヤって来た音楽との合奏で踊っていて、
とっても、豊かな感じでしょ、あれと一緒」


「あぁ、ソレがデキる時もあるけど、
デキん時もある。
ジュンコ先生の言っている、
E・P・Pは・・・できてないわ。
チョット自分と合わないなぁと言う人の動きは、
受けてナイ。
でも、ちょっと待って、
どんな人の動きでも、受け入れるってこと?」



「エエ、そうよ。
むしろ、
『この動きは、オレの、チャチャチャじゃない』
と感じてしまうような人の動きを受けることの方が、
大事なの。
自分にナイ動きを相手が持っているってことでしょ?
それを受けて、自分のモノにさせてもらう。
上手く取り入れると、
今までにない部位が開発できる・・・
排除しては、もったいないわ」


「そうか、
スタンダードで、ソレが出来てないわ。
だから、スタートが上手くいかへんのやな。
でも、
誰の動きでも受け入れるって、簡単やないわ。
究極、難しいわ」



「もちろん、なかなかできない。
それで、また、当然。
でも、ココでは・・・
つまり、同じことを学び合い、
目指す“仲間同士”だと、
大丈夫だから、ゼヒ、ヤってみて欲しいのよ。
E・P・Pって、自分を捨てるのではなく、
より活かすことだって分かる時が来るから」


「(ラテン専科チャチャチャの)
アマルガメーションでソレが出来るようになったら、
良いやろな。
相手とシンクロしているときが、
一番キレイに見えるもんな。
トライしてみるわ」



さぁて、この続き
ヒデ君の結果報告は来月ね。


       続く第2192話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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