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エネルギー時間の変化

~カップル・ダンスのハーモニーとは?~


呼吸体で行なう

エナジー・フローの

セルフ・トレーニング


の続き。

空間の次は、時間だ。

時間といっても
「この曲は2分半の演奏ね」
てな、時計で計れるような時間のことではない。
踊り手(ダンサー)が生み出す、
エネルギーによる時間だ。
ずーっと以前に
アインシュタイン時間として紹介した
相対的な時間のことだ。
(第81話参照)
例えば
ワルツの
“スロー・アウェイ・オーバースウェイ”
ある上級ダンサーが踊ると、
ものすごくユッタリで奥行きのある音楽に“見える”
また
タンゴの動きが、メッチャ速!
キレがパンパじゃない・・・
コレらこそが、エネルギーの成せるワザなのだ。
エナジー・フローによる時間は
ものすごーくゆっくり
や、反対に
ものすごーく速くが可能であることが特長。

ものすごーくゆっくりや

ものすごーく速くは

筋肉コントロール

ヤロウとしても無理


筋肉の前に、
エナジー・フロー(エネルギーの流れ)ありき、なのだ。

では、ソンナコンナなスペシャルな時間を作る
エナジーフローをトレーニング実践してみよう。

んじゃ、まずは、

「呼吸体」になろう!

そして・・・

1. ゆっくりを感じよう。
カラダをゆっくり揺らす。
で、カラダの中を流れるエネルギーを感じてみる。
目を閉じても良い、とにかく、自分に集中しよう。
筋肉をゆっくり動かすのではなく、
ゆっくりなエネルギーの動きを感じる・・・ココがキモ。
筋肉をゆっくり動かそうとした場合と
エネルギーがゆっくり動いていることを感じる
の、差が分かるかなぁ。
「〜しよう」とするのではなく
「(すでに)〜なっているのを感じる」
この差がデカイのだ。

次に
2. 速いを感じよう。
カラダを速く揺らす、
で、カラダの中を流れるエネルギーを感じてみるんだ。
目を閉じても良い、とにかく、自分に集中し、
エネルギーの速い動きを感じ、
どんなもんであっても良いから、素直に表現する。
ムッチャ、速い、貧乏ゆすり!?
いいねぇ。
ヒップホップダンスのような動き?
GOOD!
カラダ中をエネルギーが走り回る、転がり回る感じ?
OKだ。
エネルギーの動きは伝達能力に長けているため、
カラダのドコかで
“速い”を生むきっかけがあれば、伝染する。

3. 止まるを感じよう。
「ダルマさんが転んだ」
で、ストップ!
みたいな遊びのノリが最適だ。
ずーっと動いていて、
いきなり、マネキン気分になって、停止。
時間が止まる感覚を持つ。

そこからまた、動き出すことで、次

4. 解除を感じよう。
止まっていた時間が、溶けて、また動き出す
または
息が停止していたのが、吹き返す・・・てな
得も知れない感覚だ。

3の“ストップモーション”は、
ラテンで頻繁に出てくる表現。
普通体でやれば、
リキんでしまいやすいアクションだ。
そうなったら、まず
4の解除は、無理だもんね。

次回は、ラストの

質の変化についてだ。


     続く第2094話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.449~温度差~
 
なんと、ヒデ君も泣いているではないか。

「亡くなったヒトのことは全く知らんから、
悲しくはならない。
でも・・・あぁいうのは、たまらんやろ」

ヒデ君の「あぁいう」先には
二人の甥っ子が、
目を真っ赤にして泣いている姿があった。
人目をはばからない、素直な涙・・・
ヒロコもしきりにハンカチを目に当てている。
館内では、悲しげな音楽とともに
故人を偲ぶ(しのぶ)“思い出話”が流れていた。

別れ花
出棺
終了

帰りの車の中で、
ヒデ君が、ボソッとつぶやいた。
「“温度差”が、ものすごくあるもんやな」
ナンのことか、すぐに分かった。
ワタシも同じことを思っていたからだ。

遺族と、
一般参列者・葬儀屋・会館職員etc.との間にあった温度差だ。

式のフィナーレ
遺族のほとんどは、泣いていた。
故人に近い関係のものほど、
悲しみが深いのは当然だろう。
が、一般参列者は・・・
ワタシの目に映った中で、
泣いているヒトは誰もいなかった。
悲しげなヒトも見あたらなかった。
イヤ、心の中ではイロイロなのだろうが、
表面に出てくる印象は、
淡々
葬儀屋・会館職員に至っては非常に事務的
そこにハートは感じられなかった。

ヒデ君、再び、つぶやき
「いずれは、自分の親が死ぬって時が来る。
どんな風に感じるヤロ。
(式の)途中、何回か、そんなことを思った」


同感・・・

と、携帯が鳴った。
実家の父だ。
ヒロコから“連絡”が入ったらしい。
自分たちの代理として、
葬儀に出席したことに対する
“ありがとう”の電話だったのだが、
「父さん、うれしくて・・・(泣いている様子)
これで、思い残すことがナイぞ」

オイオイ泣く、父。
ごめんなさい、メッチャ、温度差・・・



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