2012.08.27 (第2043話)ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る ~斜角筋のお話~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第259話へ
ジュンコ先生の教室のホームページ
ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
斜角筋のお話
~カップル・ダンスのハーモニーとは?~
前回の続き
斜角筋(しゃかくきん)についてだ。
ザザッと紹介しよう。
斜角筋は、首にあるインナーマッスル。
頚椎(けいつい)と、
第1肋骨・第2肋骨を結んでいる。
斜角筋は3種あり、
それぞれ、
前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋という・・・
主な働きは、
第1・2肋骨を持ち上げ
胸郭(きょうかく)を保持
ダンサー諸君、ココ大事ですぞ!
美・デコルテのために、
活躍してくれているってことだ。
まぁいや、
肋骨を首で吊っているって案配(ご苦労さん!)
だもんで、この斜角筋が疲れてくると、
胸が落っこちて、
アゴが前に出て・・・ということになっちゃうんだ。
呼吸(吸気)の補助
激しい動きをした後などに
(ダンスで言うなら、
競技会前の厳しい踊りこみ・・・なんかの時かな)
「ゼ~ハ~ ゼ~ハ~」
てな、苦しそうな呼吸、することってあるでしょ?
そういう時、この斜角筋が肋骨を持ち上げ、
胸郭の広がりを助けて、
呼吸しやすい状態にしてくれているんだよ。
ところが、
この呼吸補助が上手くいかないケースもあるんだな。
斜角筋の、頚椎(けいつい)についている部分が、
固定点となっているときは、
ちゃーんと、肋骨がリフトされるんで、
上記のような呼吸の“補助”ができる。
ところが、
肋骨側が固定点となっていると、
頚椎(けいつい)の方が、
肋骨に向かって引っ張られてしまうので、
呼吸の邪魔をしてしまうんだ。
(胸が落っこちるため、見た目もノーグッド)
それなのに、
無理に息を入れようと頑張ったりすると、
斜角筋が緊張することになり
余計にNGなんだな。
それだけではない。
ソンナコンナな状態が
第1肋骨のゆるみを妨害し、
骨盤横隔膜の動きまで悪くなり
結果、腹部の呼吸も制限されてしまうんだ。
そうならないためには、
日頃から、
斜角筋周辺をゆるめるメンテナンス
(第1943話参照 横に倒すエクササイズがソレ)
また、
第1~2肋骨付近・鎖骨の下辺りも
ゆるめてあげる必要があるんだな。
特に鎖骨の下には、
鎖骨下筋(さこつかきん)というのがアリ、
実はソレも呼吸補助筋でして・・・
ん?
第2042話で、“メンバー入り”していたって?
よく、分かったわね。
ンじゃ、
次回、鎖骨下筋の紹介にいきましょ。
続く第2044話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.435~化粧・ドレスも・・・~
もちろん
ラテンだけではなく、スタンダード種目も
「女性であるワタシ」
との出合いに、大貢献してくれている。
まずは、ドレス
コレの役割は、やはり、デカイ。
最初に着たドレスは、
部が所有し、新人向けに貸し出していたモノ。
今まで相当数のヒトが着用しているが
おそらくは、一度も洗濯したことがない(!?)
といったシロモノであり、
ずいぶんくたびれてもいた。
それでも、十分うれしかった。
バレエのチュチュのようなシルエット
スパンコールの胸飾り
オーストリッチのついた手甲・・
着ると、ガゼン、心が華やいだ。
やがて
今のようなロングドレス時代に入り、
よりゴージャスに。
“お姫様”になる喜び・・・
「庭でアラベスク」(vol.421)のジュンコちゃんのハートは、
大いに満たされたはずだ。
派手な化粧も女性性・解放への推進力となった。
特に“つけまつげ”の威力はスゴかった。
現在、まつげ美容は進化をとげ、
日常のメイクで、つけまつげを使用するヒトも多く、
特に珍しくもないが、
当時は、まだまだ特別なものだった。
つけまつげをつけ、
キリリ、アイラインを引くと、気分が変わった。
「ワタシ、じゃないみたい!」
フサフサつけまつげとともに、
スカイブルーのアイシャドウ
真っ赤な口紅
も“定番”となった。
普段は、化粧っ気がなかった。
(化粧をすることに)
それほど興味もない・・・と、思っていた。
それなのに
競技メイクには、ハマっていった。
おそらく、ホンネは
「(化粧をすることに)
実は大変、興味があった」
そして
「競技ダンスだもん、派手な化粧が、
許されるわけでしょ。
許される以上に、やらねばならないわけでしょ、
そのタテマエを堂々利用させてもらって、
自分のスキなように、自分を飾ることを楽しむわ」
ところが、ある時期から、
化粧もドレスも、
“女性性の解放の推進力”ではなくなっていったのだ・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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斜角筋は、首にあるインナーマッスル。
頚椎(けいつい)と、
第1肋骨・第2肋骨を結んでいる。
斜角筋は3種あり、
それぞれ、
前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋という・・・
主な働きは、
第1・2肋骨を持ち上げ
胸郭(きょうかく)を保持
ダンサー諸君、ココ大事ですぞ!
美・デコルテのために、
活躍してくれているってことだ。
まぁいや、
肋骨を首で吊っているって案配(ご苦労さん!)
だもんで、この斜角筋が疲れてくると、
胸が落っこちて、
アゴが前に出て・・・ということになっちゃうんだ。
呼吸(吸気)の補助
激しい動きをした後などに
(ダンスで言うなら、
競技会前の厳しい踊りこみ・・・なんかの時かな)
「ゼ~ハ~ ゼ~ハ~」
てな、苦しそうな呼吸、することってあるでしょ?
そういう時、この斜角筋が肋骨を持ち上げ、
胸郭の広がりを助けて、
呼吸しやすい状態にしてくれているんだよ。
ところが、
この呼吸補助が上手くいかないケースもあるんだな。
斜角筋の、頚椎(けいつい)についている部分が、
固定点となっているときは、
ちゃーんと、肋骨がリフトされるんで、
上記のような呼吸の“補助”ができる。
ところが、
肋骨側が固定点となっていると、
頚椎(けいつい)の方が、
肋骨に向かって引っ張られてしまうので、
呼吸の邪魔をしてしまうんだ。
(胸が落っこちるため、見た目もノーグッド)
それなのに、
無理に息を入れようと頑張ったりすると、
斜角筋が緊張することになり
余計にNGなんだな。
それだけではない。
ソンナコンナな状態が
第1肋骨のゆるみを妨害し、
骨盤横隔膜の動きまで悪くなり
結果、腹部の呼吸も制限されてしまうんだ。
そうならないためには、
日頃から、
斜角筋周辺をゆるめるメンテナンス
(第1943話参照 横に倒すエクササイズがソレ)
また、
第1~2肋骨付近・鎖骨の下辺りも
ゆるめてあげる必要があるんだな。
特に鎖骨の下には、
鎖骨下筋(さこつかきん)というのがアリ、
実はソレも呼吸補助筋でして・・・
ん?
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よく、分かったわね。
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(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.435~化粧・ドレスも・・・~
もちろん
ラテンだけではなく、スタンダード種目も
「女性であるワタシ」
との出合いに、大貢献してくれている。
まずは、ドレス
コレの役割は、やはり、デカイ。
最初に着たドレスは、
部が所有し、新人向けに貸し出していたモノ。
今まで相当数のヒトが着用しているが
おそらくは、一度も洗濯したことがない(!?)
といったシロモノであり、
ずいぶんくたびれてもいた。
それでも、十分うれしかった。
バレエのチュチュのようなシルエット
スパンコールの胸飾り
オーストリッチのついた手甲・・
着ると、ガゼン、心が華やいだ。
やがて
今のようなロングドレス時代に入り、
よりゴージャスに。
“お姫様”になる喜び・・・
「庭でアラベスク」(vol.421)のジュンコちゃんのハートは、
大いに満たされたはずだ。
派手な化粧も女性性・解放への推進力となった。
特に“つけまつげ”の威力はスゴかった。
現在、まつげ美容は進化をとげ、
日常のメイクで、つけまつげを使用するヒトも多く、
特に珍しくもないが、
当時は、まだまだ特別なものだった。
つけまつげをつけ、
キリリ、アイラインを引くと、気分が変わった。
「ワタシ、じゃないみたい!」
フサフサつけまつげとともに、
スカイブルーのアイシャドウ
真っ赤な口紅
も“定番”となった。
普段は、化粧っ気がなかった。
(化粧をすることに)
それほど興味もない・・・と、思っていた。
それなのに
競技メイクには、ハマっていった。
おそらく、ホンネは
「(化粧をすることに)
実は大変、興味があった」
そして
「競技ダンスだもん、派手な化粧が、
許されるわけでしょ。
許される以上に、やらねばならないわけでしょ、
そのタテマエを堂々利用させてもらって、
自分のスキなように、自分を飾ることを楽しむわ」
ところが、ある時期から、
化粧もドレスも、
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