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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

骨盤横隔膜について

~カップル・ダンスのハーモニーとは?~


前回お話した大事な呼吸筋とは、
56話に登場した

骨盤横隔膜(こつばんおうかくまく)なんだ。

又の名を

骨盤底(こつばんてい)筋群という。

コッチの言い方のほうが、メジャーかもね。

骨盤底筋群は恥骨側と、
尾骨側の両端にかけられハンモック状の筋肉群。
意識的に「お尻の穴を締める」とするでしょ。
そのときにキューッと締まってくるのが、
骨盤底筋群、と思って良し。
ん?
ナニナニ?
ダンスの時にも
「お尻の穴を締めて!」と言われることがある?
それも骨盤底筋群のことを指しているんだろうね。

ただし、この筋肉、締めるばかりが良いんじゃない。
締めたりゆるめたりが、
自在にできる方のが目指すところなんだ。
ワタシ的には、

ダンス・シーンにおいて

「お尻の穴を締めて!」

コレは必要なし


だって、リキムもん。
股関節も固くなる。
だから
「お尻の穴を締めて!」は、
あくまで、エクササイズだと思って欲しい。

で、ナニのエクササイズかと言うと

呼吸筋としてのエクササイズ・・・

この骨盤底筋群の働きが悪いと、

呼吸が浅くなっちゃうからだ。

骨盤底筋群=骨盤横隔膜
という名の通り、お腹にある
“偉大なる呼吸筋”である横隔膜とつながって
動いているんだな。
息を吐くときには
横隔膜は上がり、骨盤底筋群も上がる
息を吸うときには
横隔膜は下がり、骨盤底筋群も緩んで下がる
てな感じで、
腹式呼吸時の連係プレーを取っているという訳だ。
実際、
あの腹式呼吸をがんばっても、
上手くいかないヒトが多いのは、
骨盤横隔膜が、
上手く使えていないケースが多い
のだとか。

腹式呼吸には、
横隔膜と骨盤横隔膜
以外にも
腹横筋(ふくおうきん)
背骨にある多裂筋(たれつきん)
てな深層筋が、深く関わっている。
ん?

腹横筋
(第304話参照)

多裂筋
(第305話参照)

って覚えている?
このブログにも登場している
ダンス的に大事なインナーマッスル。
ということは、
骨盤横隔膜が、上手く機能しないと、
これらのインナーマッスルも上手く働かなくなるんだ。
また、あの有名インナーマッスル大腰筋は、
横隔膜から骨盤横隔膜、
この2つの横隔膜を縦断するカタチで在るんだな。
だもんで骨盤横隔膜を上下して鍛えることは、

大腰筋の活性にもつながってくる・・・

ね、ね、
想像以上に
骨盤横隔膜って大事でしょ?
あの“ピラティス”においては、
この骨盤横隔膜が、
動きの起点になっているというぐらいなんだ。
そういえば、
ピラティスでは、
骨盤横隔膜を意識させるために、
こういう例えをするらしいよ。
「トイレをがまんして下からきゅっと締める感じ」
「きついジーパンを履くのに
下からおなかをへこませていく感じ」


そして、最後に言いたいのは

呼吸体になるには、
(第2035話参照)

骨盤横隔膜がなくてはならない
大事な呼吸筋であるってこと!

ん、質問?
ドーゾ。
「なぁんか、腹式呼吸と言うか
横隔膜と骨盤横隔膜の関係や
呼吸の吸う・吐くとの関わりって、
ややこしくて、今だ、ピンと来ないんです。
それに
『呼吸は、吐く方をしっかりするだけで良い』
みたいに言うヒトもいるし・・・」


OK
その辺りもうチョイ解明しましょうか・・・


     続く第2039話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.430~旅へ・・・~
 
男性性が強く出ていたワタシは、
社交(競技)ダンスと出会い、
戸惑いつつも強烈に惹かれた・・・
その理由は今だと、ワカル。
「遠ざけ、埋もれがちになっていた、
自分の女性性がうずいた」のだ。

ダンスに出会った瞬間から
おそらくは、
“ジュンコ先生”になるべく、
道はつながっていたのだろう。
将来、ダンス教師として成すためにも
「アニマ&アニムスのバランスを回復しておくこと」
は、非常に重要な“課題”であったはず。

ワタシ思うに
社交ダンス教師は
「自らの男性性・女性性のバランスの正常化をはかり、
心のホメオスタシスを良い状態に置くこと。
シーン、パターンに合わせ、コントロールできること。
また、
習う側の男性性・女性性のバランスの正常化を助け、
導くことができるよう訓練を積み、
与えるべき知識も習得すること」
は、必須だ。
と・・・
この辺りの話は非常に大切であるため、
オイオイ、ゆっくりお話していこう。

さて、ワタシは、
社交ダンスを通し、期せずして
“アニマ&アニムスのバランスを回復する旅”
に乗り出した訳だが、
顕在意識では、そんなこととは全くわかっていないため、
???!!!な事態によくでくわしたものだ。

まず、男性と組む(ホールドする)ことが、怖かった。
というか、苦手だった。
フォローという概念も難しかった。

あ、そう言えば、自分のお師匠サンに
ズバリな指摘をうけ、驚いたことがある。

それは、
スタンダードのホールドのレッスンを受けている時だった。

「お前さんは
男に対する要求が多い」

!!??



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