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社交ダンスを始めるということ 第252話へ


ジュンコ先生の教室のホームページ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

肩甲骨の配置は、アバラ・背骨で矯正!?

~踊れるカラダのコーディネート力~


ジュンコ先生
「次は、

胸郭両肩甲骨の分離と正しい配置について

の話に入るわね」



「アバラ(胸郭)と肩甲骨の間の
“癒着”がなくなるにしたがって
アバラの上で、
肩甲骨が自由に動くようになるわけですよね?
ソレは良いことなのですよね?」


ジュンコ先生
「エエ、もちろん!
肩甲骨がアバラから自由になればなるほどに、
圧迫感がとれ、

飛翔感(ひしょうかん)が生まれるわ」



「飛翔感!?
良いなぁ。飛び立ちたいなぁ(笑)
でも、実は少し気になっているのは、
肩甲骨が自由になりすぎて、
いろんなところに行ってしまわないかな?と思って。
つまり、
アバラの上をスルスル動きすぎてしまって、
見た目に良くない
ということも起こるんじゃナイかなと思って」


ジュンコ先生
「そう、ソレ、実はあり得るの。
肩甲骨は腕とセットで動くでしょ。
で、
普段、腕を使うのは、ほとんどカラダの前面よね?
パソコンを使う時も、
運転をする時も、
料理をする時も、カラダの前での操作。
ということは、
現代人の生活では、
腕はほとんどカラダより前にあることになるわ」



「確かにそうですね。
腕を使ってする動作で、
(腕が)後ろに行くということって、
普段、ないです」


ジュンコ先生
「腕を前で使う時、肩甲骨はどこにあると思う?」



「ソレは・・・ヤッパ、前ですよね?」


ジュンコ先生
「そう。
腕が前に行くので、つられて(腕と)一緒に動く、
だから、現代人の肩甲骨は、
背骨から遠くなっていることが多いの」



「ソレだと背中がまぁるくなりませんか?」


ジュンコ先生
「なるわよ。
カラダ前面の胸が閉じちゃう。
つまり
アバラに対して、
肩甲骨が前に行き過ぎているケースが多いのね」



「でも、
無理に肩甲骨を寄せて、
グッと胸を開くのも、違うんですよね?」


ジュンコ先生
「肩甲骨を寄せたり、離したりするのではなく
アバラの方で矯正した方が良い場合が多いわね。
背骨の動きとセットでね。

肩甲骨は

周辺をほぐして、

柔らかくすることが一番!


アバラの上を
スルスルすればするほどOKなんだから」



「アバラで矯正って!?
アバラを動かすと、
肩甲骨も動きますよね?」


ジュンコ先生
「ソウよ。
だから
アバラを動かすことで、
その上にのっている肩甲骨を
スルスルって動かすことができる。
肩甲骨の前方への行き過ぎの矯正には
背骨(胸椎)を正しく反らし、
アバラを前に出すという方法をとるのよ。
また
スタンダードにおける、
肩甲骨の位置はとっても大事ね。
余計な肩甲骨の動きの矯正も必要。
その場合も
アバラと背骨の配置から
肩甲骨の配置を決めていく・・・
ただし、骨や肉体の操作だけではなく、
エネルギー操作が伴わないとNGだから
ちょっと難しいかな。
この辺りの具体的エクササイズは、
まとめて、伝えるわね」


     続く第1979話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.391 ~新入生の教え方を見直してみよう~
 
さて、今日より、
学連サンへのメッセージ、送信開始。
異論・反論・疑問・・色々あるだろうが、
「へぇ、こういう考えを持っている先輩もいるんだな」
と、
少しでも興味を持っていただければ幸いだ。

まずは・・・これ
「新入生の教え方を見直してみよう」

ダンス・テクニックにおける見直し箇所
多々アリ、だが、
以下の3点に絞り込むことができそうだ。

1. ホールド(主にスタンダードのフレーム)
ポイズ(踊るときの姿勢)を“カタチ”から教えている、
または “カタチ”のみを重視していないか?

2. 足・脚&手・腕を含め、
カラダを固めさせることを推進していないか?

3. 音楽の根本を伝えず、
カウント・タイミングのみを教えていないか?

もしも・・・

「123すべてOKです。
1に関して
競技スタイルのカタチは重視していますが、
決して、カタチから入ることはしていません。
カタチから教えたり、
カタチにしがみつくなんて、時代遅れです。
我が大学は、内容重視。

2に関して
これも、大丈夫。
手・足ではなく、
体幹部で踊ることに徹底しています。
どのスポーツも
カラダをゆるめることが基本中の基本。
競技ダンスも全く同じです。
また、
“ダンスに必要なエネルギー”についても
部内で研究されています。

3に関しては、
もっとも重要視しています。
上回生が“自らのカラダを使って”
下級生に指導に当たっている分野です。
『音楽は体内に多大な影響を与える。
ダンサーはソレを軽視してはならない。
音楽のチカラを得ず、
カラダの機能のみで踊っても、
決して、良い踊りにならない』
ことを新入生の頃に、徹底、すりこみます」

というなら、申し分なし。
さぁて、どうだろうか?



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