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特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.12 

過集中に注意!

“頑張る”と、ダンスは逃げる!?(12)


「どーしても、頑張っちゃって
ココロとカラダがゆるまない・・・」

アナタへのメッセージ
第5弾

「意識の向け方に注意する」

どういうことかと言うと、
例えば、
ホールドをする際
右肩にチカラが入っている人がいるとする。
自分で気がつき、
直そうと、右肩に意識を向ける。
と、
「リキんでいると認識し、
チカラを抜こうとする。
すると、ちゃんとチカラが抜ける」

という場合も、ある。
が、
反対に
右肩を意識することで

「余計に、意識過剰になり、

リキミを誘発する」


てな、ケースもある。

「それって、
以前に記事のあった

過集中(かしゅうちゅう)じゃナイですか?」

ピンポーン
よく覚えているわね。

過集中について、解説をザザッとすると・・・
(詳しくは第647話参照)

「どこかアル特定の部分のみに
過剰に集中してしまい、それ以外のモノに向ける
エネルギーがナイ現象」

「固執していることには
高い集中力を発揮する半面、
集中力の切り替えが困難になっている状態」

「アル限定的な部分には“敏感”だが、
ソコに過剰なチカラや注意を向けることで、
かえって全体的な感覚が“鈍感”になり、
動作がスムーズでなくなる状態」

「(過集中は)本当は、もっとモット早く
上達するはずなのに、なかなか社交ダンスが
上手くならない本当の理由の、ベスト10に入る」


ソンナコンナな過集中、
頑張り気質の人に多いんだよね。
が、中には
「ワタシ、それほど頑張り気質じゃないけど、
過集中状にはしょっちゅうなっているように思う。
だって、ナニカに集中すると、
周りが見えなくなっちゃうんだもの」

と言う人もいるんだな。
頑張り気質じゃなくても過集中時には
「頑張っちゃって
ココロとカラダがゆるまない・・・」

と同じ状態になってしまうわけで、
このように過集中経験を重ねるたびに
カラダ&ココロが固くなり
ミョーな

“隠れ・頑張り気質”になってしまう傾向もあるため、

注意が必要だ。
さぁて
「自覚、アリ」
のアナタへ。

「今、意識していることが

過集中になっていないかどうか」


を見張る習慣をつけてみて欲しいんだ。

その際のポイント
上記の例で言えば、
右肩に意識を向け、リキんでいる事を発見するや
「大変だ! チカラが入っている。
抜かなきゃ」

と慌てて解決を急がない
(この辺りは前号を参照してね)
即効で
“右肩”を直そうとはせず、
(リキんでいる)右肩を感じるにとどめる。
大事なのは

感じることだ。

観察をすることだ。
また観察する際も
「なぜ、力んでいるのか?」
必死になって探ろうとしない。
気持ちを楽にし、
自分のカラダの中から様子を観るようにするんだ。
言い換えれば
カラダの中を通して、
リキんでいる状態を観察するんだな。

で、
右肩に意識を持っていっている間でも
他の、色んな情報も感じ取れているかどうかの、様子をみる。
「相手からの情報も十分分かるし
音楽もよく聴こえる」

なら、大丈夫だ。


      続く第1957話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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