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特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.12 

頑張っても綱は引けない

“頑張る”と、ダンスは逃げる!?(8)


前回の続き。

ワタシは早速、
次の日から

“千回腕立て&スクワット”を開始。

そりゃぁ、
最初はメッチャ苦しかったけど、頑張った。
頑張れば、頑張った分だけ、できるようになった。
筋肉痛が癒える頃には、
毎日千回をこなせるようになっていた。
で、物足りなくなったワタシは
小さな鉄アレイを購入、ソレを持って、
スクワットを・・・などと、
工夫しながら自主練に励んだ。
みんなとのハードな綱引き練習のおかげもあり、
カラダはみるみる変わっていった。

ムササビのような背筋

腹筋は割れてきた。
太もももふくらはぎも、グッと太くなった。
今から思えば、
アウターマッスル、バリバリで、
ダンスには不向きでしょ?
なんだけど
この時期の体験は非常に良かったと思っている。

どういうことかというと、

この時期、色々な気づきがあったから。

まずは
自分がダンスの中で、

「頑張りどころを見失っていた」

ことに、気づいたんだ。

頑張りエネルギーを消費できずに、

苦しんでいた
ことに。

カラダにもココロにも

行き場のナイ

頑張りエネルギーが

たくさん停滞していた


って感じだな。
それが
“千回腕立て&スクワット”および綱引き練習によって、
一気に流れ始めたのだろう。
カラダもココロもとっても心地よく、
スッキリ軽くなっていくのがうれしかった。
なにより
やればヤルほどに
必ず“結果”がついて来る、楽しさがあった。
カラダが変化する面白さ。
仲間と一緒に、綱が引けるようになる喜び。
近畿大会で優勝したときは、
学連ダンスでの新人戦優勝を思い出したよ。


気づき、その2

「筋トレして、大きな筋肉付けても

使い物にならない!?」


つまり
アウターマッスル派は、NG
ってことが、分かってきたんだな。
(と言っても、当時はアウターマッスルorインナーマッスルの
区別もなかったんだけどね)
実は
時々、他県の“男性ボディ・ビルダーチーム”
と合同練習していたんだ。
全員
筋肉がプク~ッって膨らんで、スゴいカラダ付きだった。
ところが、意外に弱いンで驚いた。
体重がある分、
スタートの引きは強いが、なぜか後が続かない。
総合力では、
ウチの女性チームの方が明らかに強かったもんな。
また、
全国大会に行っても、
同じような???なシーンをたくさん観た。
華奢なカラダ付きのチームにメッチャ筋肉隆々チームが、
ズルズル引っ張られる!?
なんだか、とっても爽快だけど、チョイ不思議だった。
この辺り、
我がチームのキャプテンは以下のように説明してくれた。
「表面の筋肉の量が多くてもダメなの。
自分のカラダを重く感じるし、
すぐに乳酸がたまって(綱を)引けなくなっちゃう。
見えないところに、
使える筋肉がドレだけあるか、が大事なのよ」


実際、ワタシにしても実感があった。
表面の筋肉がデカクなり、張っていると、
ヨッシャァてな気分にはなるが、
実際に
綱が強く引けるかというと???
チームで一番ホッソリの女の子の方が、
うんと強かったもんな・・・


気づき、その3

「ただただ、頑張っても綱は引けない」

早い話、綱引きって、どんなにカラダを鍛えても、
肝心の綱を握ることができなくなったら、もう終わり。
頑張りエネルギーはムダになってしまうんだ。
じゃ、メッチャ握力が必要なのかというと、
もちろん、いるにはいるけど、
この握力ってモノが不思議なもんで、
我の強さでググって握っても、
一瞬は大きなパワーが出るが、持続力がナイ。
すぐに、綱を握っていられなくなるんだ。
どうしたら
綱との接点である手を
できるだけ疲れさせないようにしながら
全身のパワーを綱に伝えていけるかが、
勝負の分かれ道なんだな。

体験的に知ったのは、
まず、ググってリキんで綱を握らない。
小指側で上手く引っ掛けて、軽く持つ。
手のひらと、綱と一体化させる。
そして
“手で引く”のではなく、

カラダのナイリキ(内側のチカラ)を使って引く。

カラダを曲げない、伸張させる。
屈筋(くっきん)使用はダメ。
自分の体重を上手く利用しながら、引く。

ね、ね、

ダンスと一緒でしょ。

ってことで、
綱引き体験は、
ワタシのダンス観をも変えるに到り・・・

ってことで、
伝えたかったのは
「頑張るパワーは悪くないと知る」

“頑張って、力んでも、OK”

いい加減に頑張るのではなく
ホンキで頑張れば、イイ。
必ず次に向かうための気づきがある・・・


      続く第1953話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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