2012.05.23 (第1947話)社交ダンスが教えてくれたこと vol.12 ~学連ダンス・頑張り時代~
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社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.12
学連ダンス・頑張り時代
“頑張る”と、ダンスは逃げる!?(3)
昔のワタシはホンマ、大変な人やった。
おっと、
ヒデ君がコレを読んだら
「昔ではなく、今も、でしょ!?」
っていうかもしれないね。
言い直そう。
昔のワタシは、今以上に大変な人だった。
今とは内容が全く違う意味で、だけどね。
昔のワタシは、とにかく常に頑張っていた。
ナニヤラいつも、テンパっていた。
(切羽詰まった焦った状態のこと)
そう言えば、学連時代
心斎橋指筋を一人で歩いている時、
ある女性から声をかけられたんだ。
「あのぉ~すみませーん、
インタビューにご協力いただきたいのですが」
キミョーな元気良さを振りまいている。
ナニヤラ、うさんくさい雰囲気。
今だったら、
「ごめんなさい、急いでいるので」
と振り切るだろうが、
当時のワタシは立ちどまり、インタビューに応じた。
開口一番
「あなたが生きていく上でモットーにしていることは、
何ですか?」
ワタシは即効、生真面目に答えた。
「ワタシは負けない
ワタシは頑張る・・・です」
女性はなぜかメッチャ喜び、色々質問してきた。
ワタシは、いい気になって答えた。
女性は、言った。
「やっぱり、思った通りの方でしたわ!
アナタにぴったりの場所があります。
気の合う仲間がたくさんいますよ」
フと気がつくと
いつの間にヤッテ来たのか、
色のナマ白い男性が、女性の背後に立っていた。
で、ゆるやかに微笑みながら
「一緒に行きましょう。
すぐ、ソコですから・・・」
断わりにくい状況に陥ったワタシは、
二人と連れ立って、とあるビルの1室に。
ゾゾゾ・・・
新興宗教の勧誘だった・・・・(汗・苦笑)
あ、読者の皆さん、
大丈夫ですよ。
別に怖い目にあった訳ではないですから。
でも当時のワタシは、ホンマに
上記モットーを掲げて生きていたんだな。
「ワタシは負けない
ワタシは頑張る」
新興宗教のお姉さんに一目で見破られほど、
肩肘張っていたんだよな。
で、
学連時代のワタシのダンスは、
ソノまんまの様子を呈していたと思う。
負けず嫌い
頑張り屋
生真面目
ここから、想像できるダンスって一体どんなか、
分かるでしょってもん。
「筋肉をリキませ、
ヒジをグッと張って、背筋をヤタラ伸ばし
足指でキツキツ立って、移動していた。
でも、顔は笑っていた」
こう書けば、
「そんなカチンカチンのダンス、
踊っていて楽しくないでしょ?」
という読者もいるだろう。
いや、別に、
ダンスを踊ることが楽しかったわけではないんだな。
当時は
“競技会で勝つこと”が楽しかったんだ。
ってコトは・・・
そう、
上記のような無茶苦茶ダンスでも、
結構、いい成績を取っていた。
だから、頑張りに拍車がかかったわけだ。
もし、現ジュンコ先生のような人が現れて
「頑張ってはダメよ。
気持ちをゆるめて、
カラダも、もっとゆるめて・・・」
なんて指導を受けてもきっと???だったろうね。
「『頑張るな』って言われても・・・
じゃぁ、他に何をすれば良いんですか?
頑張らないと、
ダンス、上手くならないでしょ?」
と思ったことだろう。
「違うのよ。
そうやって頑張っちゃうから、
リキんで、上手くならないよ」
すると
「え?
ワタシ、リキんでいますか?」
気がついていない。
「でも、チカラを入れて、
しっかりとしたカタチを作らないと、
崩れちゃうでしょ?」
チャンチャン。
果たして
その後、ダンスは頭打ち。
いくら頑張って練習しても、上手くならず、
成績も思うように取れなくなり・・・
「頑張ってもどうにもならない」
現実の中で、
その頃から、うっすらと
「頑張ると、ダンスは逃げる」
ことに気づき始めていたようではあるんだな・・・
続く第1948話へ
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「昔ではなく、今も、でしょ!?」
っていうかもしれないね。
言い直そう。
昔のワタシは、今以上に大変な人だった。
今とは内容が全く違う意味で、だけどね。
昔のワタシは、とにかく常に頑張っていた。
ナニヤラいつも、テンパっていた。
(切羽詰まった焦った状態のこと)
そう言えば、学連時代
心斎橋指筋を一人で歩いている時、
ある女性から声をかけられたんだ。
「あのぉ~すみませーん、
インタビューにご協力いただきたいのですが」
キミョーな元気良さを振りまいている。
ナニヤラ、うさんくさい雰囲気。
今だったら、
「ごめんなさい、急いでいるので」
と振り切るだろうが、
当時のワタシは立ちどまり、インタビューに応じた。
開口一番
「あなたが生きていく上でモットーにしていることは、
何ですか?」
ワタシは即効、生真面目に答えた。
「ワタシは負けない
ワタシは頑張る・・・です」
女性はなぜかメッチャ喜び、色々質問してきた。
ワタシは、いい気になって答えた。
女性は、言った。
「やっぱり、思った通りの方でしたわ!
アナタにぴったりの場所があります。
気の合う仲間がたくさんいますよ」
フと気がつくと
いつの間にヤッテ来たのか、
色のナマ白い男性が、女性の背後に立っていた。
で、ゆるやかに微笑みながら
「一緒に行きましょう。
すぐ、ソコですから・・・」
断わりにくい状況に陥ったワタシは、
二人と連れ立って、とあるビルの1室に。
ゾゾゾ・・・
新興宗教の勧誘だった・・・・(汗・苦笑)
あ、読者の皆さん、
大丈夫ですよ。
別に怖い目にあった訳ではないですから。
でも当時のワタシは、ホンマに
上記モットーを掲げて生きていたんだな。
「ワタシは負けない
ワタシは頑張る」
新興宗教のお姉さんに一目で見破られほど、
肩肘張っていたんだよな。
で、
学連時代のワタシのダンスは、
ソノまんまの様子を呈していたと思う。
負けず嫌い
頑張り屋
生真面目
ここから、想像できるダンスって一体どんなか、
分かるでしょってもん。
「筋肉をリキませ、
ヒジをグッと張って、背筋をヤタラ伸ばし
足指でキツキツ立って、移動していた。
でも、顔は笑っていた」
こう書けば、
「そんなカチンカチンのダンス、
踊っていて楽しくないでしょ?」
という読者もいるだろう。
いや、別に、
ダンスを踊ることが楽しかったわけではないんだな。
当時は
“競技会で勝つこと”が楽しかったんだ。
ってコトは・・・
そう、
上記のような無茶苦茶ダンスでも、
結構、いい成績を取っていた。
だから、頑張りに拍車がかかったわけだ。
もし、現ジュンコ先生のような人が現れて
「頑張ってはダメよ。
気持ちをゆるめて、
カラダも、もっとゆるめて・・・」
なんて指導を受けてもきっと???だったろうね。
「『頑張るな』って言われても・・・
じゃぁ、他に何をすれば良いんですか?
頑張らないと、
ダンス、上手くならないでしょ?」
と思ったことだろう。
「違うのよ。
そうやって頑張っちゃうから、
リキんで、上手くならないよ」
すると
「え?
ワタシ、リキんでいますか?」
気がついていない。
「でも、チカラを入れて、
しっかりとしたカタチを作らないと、
崩れちゃうでしょ?」
チャンチャン。
果たして
その後、ダンスは頭打ち。
いくら頑張って練習しても、上手くならず、
成績も思うように取れなくなり・・・
「頑張ってもどうにもならない」
現実の中で、
その頃から、うっすらと
「頑張ると、ダンスは逃げる」
ことに気づき始めていたようではあるんだな・・・
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