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チョット中休み エッセイvol.45 

最後に龍がのこる!?

~ドラゴン・パワー到来!(4)~


ドラゴン・パワーのお話の締めくくりに、
とっておきのモンを一つ・・・

実は、仏教聖典(仏教の経典をわかりやすくまとめたもの)
の中では、
龍は、

「煩悩(ぼんのう)の尽きた心」

を表すとされているんだ。

「“自己”を掘り下げ、

煩悩を解放した先に、

人は龍に到達する(!?)」


とも。
な、ナンのこっちゃぁ!??!でしょ。

解説の前に
煩悩(ぼんのう)って知ってるかな?
先日、大晦日に除夜の鐘が鳴らされた・・・
コノ回数、
108は煩悩(ぼんのう)の数だと言われているよね。
して、煩悩(ぼんのう)とは?
簡単にまとめれば
“人間の心を乱すもの・悩ませるもの”の総称かな。
その中身は
貪(とん=貪欲に求めること)
瞋(じん=自分の心に執着して怒ること)
痴(ち=無知で愚かな考え方にとらわれること)
の“三毒”に帰結(きけつ=結論に落ち着くこと)する、
などと言われているけど、
人の崇高な心の営みでアル“愛すること”も
とらわれる想いがあれば、煩悩と化す・・・
ならば、考えること・思うことのほとんどが、
ボンノーになっちゃうじゃん!?
てな、難しい話。


さて、
上記仏教聖典に載っているのは以下のようなお話だ。

ある人が“夜は煙って、
昼は燃える蟻塚(ありづか)”を見つけた。
賢者にそのことを語ると
「では、剣をとって深く掘り進め」
と。
言われるままに、その蟻塚を掘ってみた。
すると、色々なものが出てきた。
はじめに
“かんぬき”(門や建物の出入り口の扉を閉ざすための横木)
次は
“水泡”(すいほう=水のあわ)
次には
“刺又”(さすまた=相手の動きを封じ込める捕具)
それから箱、亀、と殺用の刀・・一片の肉が次々と出てきて
最後に龍が出た。
賢者にそのことを告げると
「それらのものをみな捨てよ。
ただ龍のみをそのままにしておけ。
龍を妨げるな」

と教えた。
チャンチャン

ココに出てくるモロモロは
ナニカに例えたものなんだよね。

「ある人」というのは道を求める人のこと。
「賢者」とは仏のことだ。
「蟻塚(ありづか)」というのは、人体のこと。
「夜は煙って」というのは、
昼間したことを夜になっていろいろ考え、
喜んだり、悔やんだりすること。
「昼は燃える」というのは、
夜考えたことを、昼になってから体や口で実行すること。
「剣」とは知恵のこと。
「深く掘り進む」とは努力すること。
「かんぬき」とは、
無明(むみょう=無知による迷い)のこと(煩悩の根本原因?)
「水泡」とは怒りと悩みのこと。
「刺又」とはためらいと不安のこと。
「箱」とは、
貪(むさぼ)り・瞋(いか)り=怒り・怠(おこた)り・
浮わつき・悔い・惑(まど)いこと。
「亀」とは、身と心のこと。
「殺用の刀」とは、五欲のこと。
「一片の肉」とは、楽しみを貪り求める欲のこと。
これらは、みーんな、
人間の毒となるもの=煩悩であるから
「みな捨てよ」
で、
最後の「龍」とは、煩悩(ぼんのう)の尽きた心のこと。
「わが身の足下を掘り進んでゆけば、
ついにはこの龍を見ることになる」

てな、お話。

仏教の中では、

龍って守護神なんね。

ドラゴン・パワーは、

「ヒトの精神的エネルギーを増幅させ、

現実世界をつくりだす」


一方で、

煩悩からの解放のシンボルでもある

ってところが面白い。

ワタシ的にはこう解釈しているよ。

ヒトが、

「とらわれなし、執着なし、

怒りや悩みなし」


高度なレベルに達するほどに、

精神的エネルギーは増幅され

現実世界をつくり出しやすい・・・


このブログにもドラゴン・パワーが宿り、
読者の皆サマのダンス人生に少しでも貢献できるよう、
精進いたしますんで、
今年もどうぞよろしくお願いいたします!


      続く第1808話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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