2011.09.18 (第1699話)社交ダンスを教えるということ vol.13 ~顕在意識と潜在意識~
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社交ダンスを教えるということvol.13
顕在意識と潜在意識
潜在能力を引き出す(5)
前号の続き。
メンタル・ブロックの形成は、
なんと、幼少の頃にさかのぼるという。
その筋の専門書には以下のように書かれているよ。
「メンタル・ブロックは、
2~3歳頃から形成され始める。
形成要因はたくさんあるが
中でも、
親・兄弟、学校の先生など、
身近な人間関係の中でのネガティブな言葉の影響で、
(メンタル・ブロックが)
形成されてしまうケースが非常に多い」
上記、ネガティブ言葉って
「~してはいけません」
「失敗したら、どうするの!
辞めておきなさい」
「アナタに、できるはずないでしょ」
「お前には、無理だろう」
的なモンでしょね。
幼少期に作られたメンタル・ブロックは、
消えることなく潜在意識下に残る。
(つまり、潜在意識に入っているモノって、
良いモンばかりではないんだよ。
この辺りのお話は後で)
また、大人になっても
新たなブロック形成は、頻繁に、ある。
怖いことには、
幼少期にメンタル・ブロック要因になった体験と、
似たような体験を積むごとに、
(幼少期に作られたメンタル・ブロックを)
“核(かく)”とし、その周りにブロックは、
増え続けると、言われている。
ブロックの“寄り合い状態”となるんだな。
本には以下のようなことが、サラリ、書いてあった。
「人は、皆、知らないうちに
とんでもない数の
メンタル・ブロックを抱えて、
生きているものなのだ」
さて、
潜在能力開発に取り組んだ際、
誰もが最初に出会う“壁”が、この
メンタル・ブロックだと言う。
メンタルブロックを壊していかない限り、
どんなに頑張っても、
潜在脳力開発の進展をみることは、ない。
「潜在能力開発?
そんな夢物語みたいなこと、やめろ、やめろ、
もっと現実的に生きろ」
てな感じで、
強力ストップかかるってわけ。
だもんで、
フツーは、なかなか、
潜在意識の世界に飛び込んで行けないんだよね。
このメンタル・ブロックが、
「顕在(けんざい)意識」と
「潜在意識」に立ちはだかる
障壁(しょうへき)となっちゃうらしいんだ。
ん、質問
「ケ・ン・ザ・イ意識?
それって、潜在意識とドウ違うの?」
知っている人もいるかも知れないけど、
チョイお勉強しましょうか。
「人間の意識には
“潜在意識”と“顕在意識”がある」
と発見をしたのは、
ユダヤ系オーストリアの精神分析学者フロイトです。
フロイトって、名前、聞いたことある人、多いかもね。
ワタシたちは、今こうしている瞬間も
自分自身をコントロールしている
「理性的なもの」顕在意識(表層意識)と
表に現れない部分として働く
「本能的なもの」潜在意識(無意識)
によってコントロールされて生きています。
顕在意識と潜在意識の関係を
“氷山”に例えてみましょう。
海に浮かぶ氷山は、
水面に出ているのはほんの一部分に過ぎず(顕在意識部分)
大部分は水面下に存在(潜在意識部分)しています。
私達の意識も同じように表に現れない
潜在意識の部分が大部分を占めているのです。
その上、多くの人は、
潜在意識の3%~5%しか
開放(解放と言う意味もある)していないと言われています。
潜在意識を開放することで得られる能力が潜在能力です。
なんとなく、分かってもらえた?
ンじゃ、次、顕在意識と潜在意識の働きについてよ。
顕在意識の働き
意識的な自由に使える意識
理性的
味覚、視覚、聴覚、触覚、嗅覚といった感覚器官を通して、
自分のカラダとそれを取り巻く環境(現実)情報を集め、
分割、分析、比較、評価、総合判断をして行動に移す
潜在意識の働き
無意識、自由に意識しにくい
過去の出来事、周囲の状況、自分の行動などの記憶、
感覚的な印象をすべて記憶している
睡眠中の夢、ひらめき、直感などを生み出す
以下は、
顕在意識と潜在意識の関連として知っておいて欲しいことだ。
あらゆる行動後の情報は、
顕在意識から潜在意識へと送られ、記憶される。
顕在意識は常に潜在意識を検索し、
情報を持ってくる。
潜在意識の感覚的、感情的な意識は、
顕在意識の意志(感情をおさえる心の働き)
の力よりも優先される
一説によると、2つの意識の力の差は1:9
圧倒的に潜在意識が優位なのだそう。
だもんで、ワタシたちは、
頭で物事を選択したり決定したりしても、
潜在意識が同意していなければ
なかなかその通りに
進むことができないんだ。
と、
ココまで読んで、ベリー・クレバーなあなたなら
「ってことは、
潜在意識を開放することで得られる
潜在能力の活用が上手くいかないのは、
メンタルブロックのせいだけではないのですね?」
と、お分かりかも。
「顕在意識と潜在意識の間にアル、
メンタル・ブロックを破壊でき、
顕在意識と潜在意識の行き来がスムーズになっても、
潜在意識下に
マイナス面が存在していると、
コトはスムーズに動かないばかりか
無意識的にストップがかかってしまう訳ですね?」
そう、
メンタル・ブロックが
潜在意識に入り込んでしまっているケースが多いんだ。
(あぁ、ややこしい)
「潜在能力を引き出し、開花させるには
顕在意識と潜在意識の間にアル、
メンタル・ブロックの破壊
と、
潜在意識下にアル、メンタル・ブロックの破壊
両方が必要ってことなのですね?」
YES
ソレは、大変!!
誰しも、簡単には成功しないはずよね。
でも、いいかな?
ダンスはソンナコンナな状況さえも変える力がアルんだよ。
ジュンコ先生は、言う。
「社交(競技)ダンスとメンタル・ブロックの関わりは、
非常に重要よ。
ダンスを利用し、
潜在意識と
顕在意識の間をふさいでいる
メンタル・ブロック
潜在意識下にあるメンタル・ブロック
共に、解除していく
スゴいことに、コレ、可能なの」
「もちろん
ダンスをしたせいで、
メンタル・ブロックをさらに作ってしまったり、
強固にしてしまうこのケースも残念ながら、多い。
ワタシの場合もそうだった。
でも、
上手くいけば、
オカゲで幼少期から作ってきた
ブロックの“寄り合い状態”を一気に破壊も可能なの。
ソノくらい、ダンスの力は偉大なのよ」
続く第1700話へ
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前号の続き。
メンタル・ブロックの形成は、
なんと、幼少の頃にさかのぼるという。
その筋の専門書には以下のように書かれているよ。
「メンタル・ブロックは、
2~3歳頃から形成され始める。
形成要因はたくさんあるが
中でも、
親・兄弟、学校の先生など、
身近な人間関係の中でのネガティブな言葉の影響で、
(メンタル・ブロックが)
形成されてしまうケースが非常に多い」
上記、ネガティブ言葉って
「~してはいけません」
「失敗したら、どうするの!
辞めておきなさい」
「アナタに、できるはずないでしょ」
「お前には、無理だろう」
的なモンでしょね。
幼少期に作られたメンタル・ブロックは、
消えることなく潜在意識下に残る。
(つまり、潜在意識に入っているモノって、
良いモンばかりではないんだよ。
この辺りのお話は後で)
また、大人になっても
新たなブロック形成は、頻繁に、ある。
怖いことには、
幼少期にメンタル・ブロック要因になった体験と、
似たような体験を積むごとに、
(幼少期に作られたメンタル・ブロックを)
“核(かく)”とし、その周りにブロックは、
増え続けると、言われている。
ブロックの“寄り合い状態”となるんだな。
本には以下のようなことが、サラリ、書いてあった。
「人は、皆、知らないうちに
とんでもない数の
メンタル・ブロックを抱えて、
生きているものなのだ」
さて、
潜在能力開発に取り組んだ際、
誰もが最初に出会う“壁”が、この
メンタル・ブロックだと言う。
メンタルブロックを壊していかない限り、
どんなに頑張っても、
潜在脳力開発の進展をみることは、ない。
「潜在能力開発?
そんな夢物語みたいなこと、やめろ、やめろ、
もっと現実的に生きろ」
てな感じで、
強力ストップかかるってわけ。
だもんで、
フツーは、なかなか、
潜在意識の世界に飛び込んで行けないんだよね。
このメンタル・ブロックが、
「顕在(けんざい)意識」と
「潜在意識」に立ちはだかる
障壁(しょうへき)となっちゃうらしいんだ。
ん、質問
「ケ・ン・ザ・イ意識?
それって、潜在意識とドウ違うの?」
知っている人もいるかも知れないけど、
チョイお勉強しましょうか。
「人間の意識には
“潜在意識”と“顕在意識”がある」
と発見をしたのは、
ユダヤ系オーストリアの精神分析学者フロイトです。
フロイトって、名前、聞いたことある人、多いかもね。
ワタシたちは、今こうしている瞬間も
自分自身をコントロールしている
「理性的なもの」顕在意識(表層意識)と
表に現れない部分として働く
「本能的なもの」潜在意識(無意識)
によってコントロールされて生きています。
顕在意識と潜在意識の関係を
“氷山”に例えてみましょう。
海に浮かぶ氷山は、
水面に出ているのはほんの一部分に過ぎず(顕在意識部分)
大部分は水面下に存在(潜在意識部分)しています。
私達の意識も同じように表に現れない
潜在意識の部分が大部分を占めているのです。
その上、多くの人は、
潜在意識の3%~5%しか
開放(解放と言う意味もある)していないと言われています。
潜在意識を開放することで得られる能力が潜在能力です。
なんとなく、分かってもらえた?
ンじゃ、次、顕在意識と潜在意識の働きについてよ。
顕在意識の働き
意識的な自由に使える意識
理性的
味覚、視覚、聴覚、触覚、嗅覚といった感覚器官を通して、
自分のカラダとそれを取り巻く環境(現実)情報を集め、
分割、分析、比較、評価、総合判断をして行動に移す
潜在意識の働き
無意識、自由に意識しにくい
過去の出来事、周囲の状況、自分の行動などの記憶、
感覚的な印象をすべて記憶している
睡眠中の夢、ひらめき、直感などを生み出す
以下は、
顕在意識と潜在意識の関連として知っておいて欲しいことだ。
あらゆる行動後の情報は、
顕在意識から潜在意識へと送られ、記憶される。
顕在意識は常に潜在意識を検索し、
情報を持ってくる。
潜在意識の感覚的、感情的な意識は、
顕在意識の意志(感情をおさえる心の働き)
の力よりも優先される
一説によると、2つの意識の力の差は1:9
圧倒的に潜在意識が優位なのだそう。
だもんで、ワタシたちは、
頭で物事を選択したり決定したりしても、
潜在意識が同意していなければ
なかなかその通りに
進むことができないんだ。
と、
ココまで読んで、ベリー・クレバーなあなたなら
「ってことは、
潜在意識を開放することで得られる
潜在能力の活用が上手くいかないのは、
メンタルブロックのせいだけではないのですね?」
と、お分かりかも。
「顕在意識と潜在意識の間にアル、
メンタル・ブロックを破壊でき、
顕在意識と潜在意識の行き来がスムーズになっても、
潜在意識下に
マイナス面が存在していると、
コトはスムーズに動かないばかりか
無意識的にストップがかかってしまう訳ですね?」
そう、
メンタル・ブロックが
潜在意識に入り込んでしまっているケースが多いんだ。
(あぁ、ややこしい)
「潜在能力を引き出し、開花させるには
顕在意識と潜在意識の間にアル、
メンタル・ブロックの破壊
と、
潜在意識下にアル、メンタル・ブロックの破壊
両方が必要ってことなのですね?」
YES
ソレは、大変!!
誰しも、簡単には成功しないはずよね。
でも、いいかな?
ダンスはソンナコンナな状況さえも変える力がアルんだよ。
ジュンコ先生は、言う。
「社交(競技)ダンスとメンタル・ブロックの関わりは、
非常に重要よ。
ダンスを利用し、
潜在意識と
顕在意識の間をふさいでいる
メンタル・ブロック
潜在意識下にあるメンタル・ブロック
共に、解除していく
スゴいことに、コレ、可能なの」
「もちろん
ダンスをしたせいで、
メンタル・ブロックをさらに作ってしまったり、
強固にしてしまうこのケースも残念ながら、多い。
ワタシの場合もそうだった。
でも、
上手くいけば、
オカゲで幼少期から作ってきた
ブロックの“寄り合い状態”を一気に破壊も可能なの。
ソノくらい、ダンスの力は偉大なのよ」
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