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女子力向上・プラクティスシリーズvol.5 

ルンバウォーク

自意識の発現(11)


さぁて、

ルンバ・ウォークのお話だ。

女性のホッキー・スティックは、
1歩目で足を揃える以外は、
基本“歩いてばっかり”
(1歩目だって、一応、後退ウォークだしね)
前進ウォークが3歩の後に、
回転する前進ウォークが1歩
後退ウォークで締めくくる・・・

そう言えば、
こんなエピソードがあるんだ。
ホッキー・スティックで、
メッチャ力んじゃう生徒サンがいたわけね。
以前いたスタジオで、
しこたまルンバ・ウォークを習ったらしく、
おそらくはその習った通りのテクニックを駆使し、
ウォークを試みているのだが、
ファンで足を揃えてからの2歩ですでに、グラグラ。
やっとこさ、3歩目までたどり着き、
回転したら、
ヒックリ返り、相手の手をグッとつかむ。
本人も気がついていて
「すみません・・・」
を連発だ。

ワタシは言った。
「思い切って、
もっと力を抜いて踊ってみて下さい。
(バランスを崩して)
こけちゃって全然OKですよ。

フラフラ、グラグラして下さい。

ルンバはそうやって踊るものですから。
しっかり立とうとは、しないでくださいね」

戸惑う、彼女。
「でも、ホントウにこけてしまったら、
どうしましょ・・・」


すかさず、ワタシは言った。
「こける前に、
絶対に支えますから、大丈夫です(笑)」

彼女は、
「分かりました。
もっと、力、抜いてみます」


果たして・・・
彼女のホッキー・スティックは激変した。
手のリキミが消え、
足の力が抜けた。
回転も、スムーズに。
音楽をかけ、何度も踊った。
オープン・ヒップツィストから
ホッキー・スティックの繰り返し。
すべて、成功。
オープン・ヒップツィストまで、良くなっていた。

彼女は非常に驚いて、
「ものすごく楽(ラク)です。
でも・・・楽(ラク)すぎて、
これではいけないことのようなのですが」


ワタシは言った。
「しっかり立つ・床をプレスする以外は、
好きなようにやってOKです。
もっと踊ってみて下さい。
肩や腕を動かしたくなったら、もちろん動かして下さい。
音楽に乗って、
気分良く踊れたら正解です」

彼女は、うなずいた。

やっと、彼女のボディが“言葉”を発し始めた。
つまりは、ボディが動き始めたのだ。

ワタシは尋ねた。
音楽は聴こえるか?
楽しいか?
「ハイ。
音楽も聴こえますし、楽しいです。
でも、なんだか
キツネにつままれたような感じです。
こんな感じで、ホントウに良いのですか?」


ワタシはうなずきながら言った。
「コレが、
ベストのダンスというわけではありませんが、
最初のダンスと比べると、
もう、別人のように良くなっています。

この先、この方向で練習を積めば、

さらに、もっともっと良くなっていくでしょう」

この方向、というのが、

実践的・ルンバ・ウォークの方向というわけで・・・

次回より、解き明かしていこう。
あ、もし,お時間のある方は、
899話からのルンバ・ウォークについてのお話、
もう一度、読んでみて、
チョイ予習しておいてちょーだいな。


       続く第1693話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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