fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次  

読者限定ワークショップ  


社交ダンスを始めるということ 更新しました

肋骨蛇腹(じゃばら)の開閉促進





ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

足・脚テクニック・クイズ解説(3)

~足・脚を活かすための身体操作~


1640話の

足・脚テクニック・クイズ  

〇 or ×


(2歩目右足横へのシーン)
6. 右足着床のときノーウエイトで置くだけで良い
( ○ )
この着床時に、リキんでしまう人って多いのよね。
「親指のインサイドで立って・・・」
と、がんばっちゃう。
床への“あたり”がツンツンしたり、
床の“滑り具合”にメッチャ左右されたり、
ダンスシューズの、
指先あたりがボロボロになっている方、ご用心だよぁ。

ノーウエイトとは、
「しっかり立とう。体重を乗せよう」
と、しないということだ。
着床時は、最も足の力なく、置くだけでイイ。
ソレで立てないんなら、
カラダの中の足・脚使いがおかしかったってこと。
(カラダの中の足・脚使いが)正解だったら、
絶対に“立てる”ものなのだ。

7. ライズには身体の中で行なうインナーライズがあり、
アウターライズよりも重要
( 〇 )
これは、ブログ愛読者の方なら、
解説を聞くまでもなく、〇でしょ!?なはず
(だと、うれしいな
カラダの中の足・脚使用なら、
アウター以前に、
インナーでライズが行なわれて当然だからだ。
ちなみに、
ロゥアも同じ、インナーロゥアがあり、アウターより大事。

さぁさ、
ココから後退のシーンだ。
特に女性の方、しっかり聞いてくださいな。

(4歩目、右足後退のシーン)
8. 体重の乗っている左脚のヒザを前に押すように使う
( × )

これは〇って思った方、多いんじゃないかなぁ。
でも、×
「ヒザを前に使うことで、
後ろに下がるエネルギーが生まれる」

とか、
「ヒザを前に使うと二律背反が可能」
といった“もっともらしい”レクチャーを受けても、
実践しないほうが身のため・・・
ヒザを酷使して“病院行き”となっては、
なーんにもなんないからね。

「ヒザを使わず後退できるように、

まずは、訓練を積むべし」


声を大にして言いたい。
「でも、それって、どうすればいいの?」
前回のワークショップの時も、
多くの女性からソウいう声があがったんだ。
で、
実践で証明。
カップルになり、リバースターン。
カラダの中の様子がよくわかるようにリラックスホールドで。
後退側の女性に、ワタシは、こういう指示を出した。
「カラダの中をほんの少し、
後退(引き込むように)してみて」
参加者、一同、フムフムな納得。
ものすごく小さな“インナーでの後退アクション”でも、
相手(この場合は男性)に伝わり、
それがきっかけとなって、
スムーズに後退できることを体感してもらったんだ。
男性から声が上がる。
「こうやってくれると、前進しやすい!」
対比させるため、
“ヒザを前に押す、後退”も、やってもらった。
スタジオに笑い声が。
「前でガクンと下りられて踊れない」

後退時“ヒザ”はどう扱えば良いのか?
については、
放っておけば、自動的に、曲がるところで曲がる。
大事なのは、徹底、カラダの中の足を使うこと。

9. 骨盤は初め後傾となり、次に前傾となる。
これが「吸い込むアクション」である
( 〇 )
これ、インナーマッスルを使うと、こーなるってもん。
詳しい説明は、第1012話を参照してみてね。
くれぐれもわざとしないように。
特に
骨盤後傾のまんま、ダダッと後退しないように!

10. 後退する右脚は、太ももから伸ばして、
先に後ろに引いておく
( × )
上手い人って、すーっとキレイに、
脚を伸ばして後退しているように見えるけど、
太ももから伸ばしている(アウター操作)
カラダの中から伸ばしている(インナー操作)
の差異はデカイ。
太ももから伸ばしている人は、
どんなに良い“時期”を狙って脚を引いても
前進側からすれば「なーんか邪魔になる」ってもん。
カラダの中が使えるようになれば、
いつ
ドコむけて
どんな感覚で脚をひいたら良いか
ソノ伸ばし加減まで自動的にナルんだ。
ということで、
わざわざ、脚を引いておく必要ナシ。


次回より、
このシリーズのまとめに入ります。


     続く第1645話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン271

~おばあちゃんとの2つの約束~ 

「おばあちゃんが危篤だ」
と母から電話が入ったのは、
“その人”とグループレッスンに向かう直前のことだった。
もう後1分、電話が遅かったなら、
すれ違いになり、
まんま、連絡はつかず、
結果、おばあちゃんの死に目にあえていなかった可能性が高い。
(当時はまだ携帯電話がなかった)

生徒さんにワケを話し、大慌てで実家に駆けつけると、
おばあちゃんはすでに “昏睡状態”に入っていた。
まだ、規則正しく息をしているが、これがやがて間遠になり、
やがて最後の息となり、死を迎える・・・

おばあちゃんの顔はもう、
生きている人のものではなかった。
最期の支度に入っているようだった。

ずっと自宅で介護していた母は、泣きはらして真っ赤な目だ。
親戚のおばちゃんやおじちゃんもゾクゾク集まり始めている。

ワタシは、一人、みんなから離れ、
おばあちゃんの手を取って“指切り”し、耳元でささやいた。

「おばあちゃん、いよいよね。
ねぇ、ジュンコとの約束、覚えてる?
ちゃーんと、守ってね」

約束とは2つ。
最期の瞬間を、ワタシに看取らせること。
「レッスンに行っている間に、
死んじゃうなんて、嫌だからね」
もう1つは、
「おじいちゃんにちゃんと会えたかどうか、知らせて欲しい。
あの世とこの世、
何らかの“通信手段”があるだろうから。
絶対に、知らせてね」

と、おばあちゃんは、反応した。
ツーと涙が頬を伝わったのだ。
死期支度の生理現象かも知れない。
が、ワタシは、おばあちゃんに聞こえたのだと確信した。

おばあちゃんの“昏睡状態”は思った以上に長く続いた。
結果、
グループレッスンも休まず成し遂げた。
「最期は絶対、ワタシに看取らせてくれる」
おばあちゃんが約束してくれたから・・・を信じての行動だった。

果たして、1つ目の約束は守られた。
深夜遅く、親戚のものが“葬式支度”で、
いなくなった折を見計らったように、おばあちゃんは亡くなった。

最期の一息を、ワタシは看取ることができた。
そばにいたのは、
おばあちゃんがことのほか可愛がっていた“ひ孫”(姉の子供)
と、ワタシだけ。

母親は、台所にいた。
「おばあちゃん、たった今、亡くなったよ」
と呼ぶと、
「あぁ、やっと・・・。
大好きな“孫”と“ひ孫”に看取られて幸せやったなぁ。
あ、
(亡くなった)時間、チャンと覚えておいてや」

ソレ以後、2つ目の約束のことは、
すっかり、忘れてしまっていたのだった。



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)