2011.05.18 (第1576話)ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫るCCⅨ~後退パフォーマンス実践~
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読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第137話へ
ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
後退パフォーマンス実践
~足・脚を活かすための身体操作~
アバラ・スイング・パフォーマンス
後退編の続き
後退の決め手は、
股関節の使い方だ。
後退時、
体重が乗っている側の脚の
股関節を使う時期は、前進のときより早い
しかも、使う分量も多い。
しかし、
「それじゃぁ、できるだけ早く股関節を曲げて、
しかもウーンと屈曲すればいいわけね」
てな、単純なものでないから、難しいんだ。
例えば、
スロー・フォックストロットで、
女性が下手に“股関節使い”すればするほどに、
メッチャ、力んだり、
頭が、異様に前に残ってきたり、
進む方向が無茶苦茶になったり・・・
アイヤァ、踊れない~な結果に。
快刀乱麻クリニック 院長 ジュンコ先生は言う。
「正しい後退は、大まかに言えば、
(1) カラダの中の後退(足裏感覚の変化)
↓
(2) 股関節の使用
↓
(3) ヒザの使用
3段階アルの。
でも、(2)(3)のところで、
問題が発覚しているようじゃ、本当は遅いのね。
つまり、
(2)(3)は、ことさらあえて“やる”ものではナイの。
ヤロウと思ってやったときは、
ヤル時期を間違える
ヤル分量を間違える
ことが、ほとんど。
『股関節もヒザも、使おうと思っていない。
でも、勝手にできちゃった』
くらいの“自動操作”を目指さないと、
根本解決にならないし、
余計に、こじれちゃうケースが多いわね」
じゃぁ、
(2)(3)の部分での問題は、ドコで解決すれば良いか?
一つが、
(1) の段階
コレからお話しする
アバラ・スイング・パフォーマンスは
(問題の解決へ向けて)
大きな手段になるでしょう。
そして、もう一つは、
もっと大本の問題・・・
例えば、解剖学的に見て、
もともとの骨盤の位置が良くない。
股関節の位置が悪い、また、硬い。
ヒザの向きがオカシイなどなどで、
使い方が狂ってしまおうの。
場合によっては、
別個に矯正をした方がイイ時もあるわ」
大本の問題については、またオイオイということで、
後退時の
アバラ・スイング・パフォーマンスに、入ることに。
順を追ってみてみよう。
左足体重で右足後退スタート
立つ
楽に立つ。
頭が空から糸で、ぶら下げられているようなイメージで、
足の裏全体で柔らかく床に体重をかける感じ。
(より具体的には・・・
体重は、土踏まずの内くるぶし側であればOK)
重心移動
アバラ上部はアップ。
胸骨は前方やや上へ。
この辺りで、
足裏感覚は、ボール→トウの方へ移動。
そう、かなり前なのだ。
アバラ下部、みぞおちあたり、引き込み開始
骨盤は(いったん)後傾。
仙骨は“より、ハマった”“上向き”感覚。
この辺りが、前進の時とは違うポイントだ。
アバラ下部、みぞおちあたり、強い引き込み継続。
アバラは自然に、左へローテーション(左回旋)
右腕が前へ移動を開始。
左足の
股関節屈曲開始
足裏はかかとへ。
右足のモモ自然に持ち上がり、
足首から先は、垂れ、かかとももちあがる。
左足指先が浮く頃、
ヒザは自然に屈曲開始。
両足ともできる限り楽に。
ソノためにも、高重心を保つ事が重要だ。
決して踏もうとしないこと!
また、股関節やヒザに、
意識的な変化をもたらさないことがポイント。
曲げようとか、
使おうとか、
床を押してなどという意識はナシ。
上半身の動きおよび、カラダの中を感じている感覚が濃く、
足&脚の感覚はナイ・・・ぐらいでOKだ。
動き出し
アバラ上部
胸骨の前方へのアップ運動を続けながら、
アバラ下部とアバラの上部は引き離されて
下部はどんどん強く引き込む感じ。
左足裏、かかとよりもっと後ろへ。
このとき、
カラダが高レベルに達しているほど、
「脚に力はいる!」
とか、
「バランスが怖くって、
ソンナ後ろまで、体重を運べません」
何て症状に陥らず、
以下のようなフィーリングになるんで、チェックしてね。
「より、リキミがなくなってくる。
反対にエネルギーは増してくる」
「カラダが吊られている感覚。
浮遊感が増大する。
カラダが、上下・前後・左右に拡大していっている感覚がアル」
「左側首の付け根・ショルダー(肩)背中は、
自然に下りてきて、左足首と連動する」
「頭は起き上がって、時に、
アングル(向き)を変え、全体的なバランスをとる」
あれ?
前進と一緒だね。
続く第1577話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン237
~パワースポット・・・よみがえる記憶の不思議~
“扉が開いた”ことにより、
懺悔反省文執筆のスピードが急に上がり始めた。
レッスンから戻るとすぐに机に向かい、
1日のほとんどの時間を執筆にあてるようになった。
徹夜になることもしばしばあった。
思い出す作業は、依然、苦しいものだった。
が、不思議でもあった。
「よく、覚えているモノだなぁ」
実は、人は、ソウなのかも知れないと思った。
脳みそのアル部分に、
体験のすべてを一瞬で記憶し、
仕舞っておける部屋のようなものがあり、
必要に応じて、取り出すコトができる。
しかし、多くのモノは、無意識のうちにインプットされ、
二度とアウトプットされることはナイ。
ところが、いざ、
取り出す作業をやってみて、面白いことに気付いた。
記憶は、
非常に多くの感情とともによみがえるのだが、
同時に、
それははっきりとした肉体感覚も伴っているのだ。
潜在化されていた深い記憶が表面に上がってくる度に、
ドキドキしたり
汗をかいたり
胸が熱くなったり
背筋が冷たくなったりする。
どんなに昔のシーンであっても、
つい今しがた味わったかのような不思議な臨場感があった。
と、
右手の中指に大きなペンだこができ、痛み始めた。
小学生の頃と同じ痛み・・・
そう言えば、
母に“鉛筆の持ち方”をよく注意されたものだ。
その辺り、ワタシは大変不器用というより無作法で、
箸(はし)の持ち方も無茶苦茶なのだ。
恥ずかしながら、
今現在に至るまで、両方ともなおってはいない。
鉛筆と箸の持ち方は、
母のみならず、父や祖母からも、よく注意を受けた。
でも、ワタシは、きかなかった。
反発心・・・
あぁ、そうだ。
懺悔反省の中で見えて来た、
自分という人間の欠点・弱点。
その中でももっとも“悪事”の引き金になったのが、
反発心だった。
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後退編の続き
後退の決め手は、
股関節の使い方だ。
後退時、
体重が乗っている側の脚の
股関節を使う時期は、前進のときより早い
しかも、使う分量も多い。
しかし、
「それじゃぁ、できるだけ早く股関節を曲げて、
しかもウーンと屈曲すればいいわけね」
てな、単純なものでないから、難しいんだ。
例えば、
スロー・フォックストロットで、
女性が下手に“股関節使い”すればするほどに、
メッチャ、力んだり、
頭が、異様に前に残ってきたり、
進む方向が無茶苦茶になったり・・・
アイヤァ、踊れない~な結果に。
快刀乱麻クリニック 院長 ジュンコ先生は言う。
「正しい後退は、大まかに言えば、
(1) カラダの中の後退(足裏感覚の変化)
↓
(2) 股関節の使用
↓
(3) ヒザの使用
3段階アルの。
でも、(2)(3)のところで、
問題が発覚しているようじゃ、本当は遅いのね。
つまり、
(2)(3)は、ことさらあえて“やる”ものではナイの。
ヤロウと思ってやったときは、
ヤル時期を間違える
ヤル分量を間違える
ことが、ほとんど。
『股関節もヒザも、使おうと思っていない。
でも、勝手にできちゃった』
くらいの“自動操作”を目指さないと、
根本解決にならないし、
余計に、こじれちゃうケースが多いわね」
じゃぁ、
(2)(3)の部分での問題は、ドコで解決すれば良いか?
一つが、
(1) の段階
コレからお話しする
アバラ・スイング・パフォーマンスは
(問題の解決へ向けて)
大きな手段になるでしょう。
そして、もう一つは、
もっと大本の問題・・・
例えば、解剖学的に見て、
もともとの骨盤の位置が良くない。
股関節の位置が悪い、また、硬い。
ヒザの向きがオカシイなどなどで、
使い方が狂ってしまおうの。
場合によっては、
別個に矯正をした方がイイ時もあるわ」
大本の問題については、またオイオイということで、
後退時の
アバラ・スイング・パフォーマンスに、入ることに。
順を追ってみてみよう。
左足体重で右足後退スタート
立つ
楽に立つ。
頭が空から糸で、ぶら下げられているようなイメージで、
足の裏全体で柔らかく床に体重をかける感じ。
(より具体的には・・・
体重は、土踏まずの内くるぶし側であればOK)
重心移動
アバラ上部はアップ。
胸骨は前方やや上へ。
この辺りで、
足裏感覚は、ボール→トウの方へ移動。
そう、かなり前なのだ。
アバラ下部、みぞおちあたり、引き込み開始
骨盤は(いったん)後傾。
仙骨は“より、ハマった”“上向き”感覚。
この辺りが、前進の時とは違うポイントだ。
アバラ下部、みぞおちあたり、強い引き込み継続。
アバラは自然に、左へローテーション(左回旋)
右腕が前へ移動を開始。
左足の
股関節屈曲開始
足裏はかかとへ。
右足のモモ自然に持ち上がり、
足首から先は、垂れ、かかとももちあがる。
左足指先が浮く頃、
ヒザは自然に屈曲開始。
両足ともできる限り楽に。
ソノためにも、高重心を保つ事が重要だ。
決して踏もうとしないこと!
また、股関節やヒザに、
意識的な変化をもたらさないことがポイント。
曲げようとか、
使おうとか、
床を押してなどという意識はナシ。
上半身の動きおよび、カラダの中を感じている感覚が濃く、
足&脚の感覚はナイ・・・ぐらいでOKだ。
動き出し
アバラ上部
胸骨の前方へのアップ運動を続けながら、
アバラ下部とアバラの上部は引き離されて
下部はどんどん強く引き込む感じ。
左足裏、かかとよりもっと後ろへ。
このとき、
カラダが高レベルに達しているほど、
「脚に力はいる!」
とか、
「バランスが怖くって、
ソンナ後ろまで、体重を運べません」
何て症状に陥らず、
以下のようなフィーリングになるんで、チェックしてね。
「より、リキミがなくなってくる。
反対にエネルギーは増してくる」
「カラダが吊られている感覚。
浮遊感が増大する。
カラダが、上下・前後・左右に拡大していっている感覚がアル」
「左側首の付け根・ショルダー(肩)背中は、
自然に下りてきて、左足首と連動する」
「頭は起き上がって、時に、
アングル(向き)を変え、全体的なバランスをとる」
あれ?
前進と一緒だね。
続く第1577話へ
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(目次)
スペシャルバージョン237
~パワースポット・・・よみがえる記憶の不思議~
“扉が開いた”ことにより、
懺悔反省文執筆のスピードが急に上がり始めた。
レッスンから戻るとすぐに机に向かい、
1日のほとんどの時間を執筆にあてるようになった。
徹夜になることもしばしばあった。
思い出す作業は、依然、苦しいものだった。
が、不思議でもあった。
「よく、覚えているモノだなぁ」
実は、人は、ソウなのかも知れないと思った。
脳みそのアル部分に、
体験のすべてを一瞬で記憶し、
仕舞っておける部屋のようなものがあり、
必要に応じて、取り出すコトができる。
しかし、多くのモノは、無意識のうちにインプットされ、
二度とアウトプットされることはナイ。
ところが、いざ、
取り出す作業をやってみて、面白いことに気付いた。
記憶は、
非常に多くの感情とともによみがえるのだが、
同時に、
それははっきりとした肉体感覚も伴っているのだ。
潜在化されていた深い記憶が表面に上がってくる度に、
ドキドキしたり
汗をかいたり
胸が熱くなったり
背筋が冷たくなったりする。
どんなに昔のシーンであっても、
つい今しがた味わったかのような不思議な臨場感があった。
と、
右手の中指に大きなペンだこができ、痛み始めた。
小学生の頃と同じ痛み・・・
そう言えば、
母に“鉛筆の持ち方”をよく注意されたものだ。
その辺り、ワタシは大変不器用というより無作法で、
箸(はし)の持ち方も無茶苦茶なのだ。
恥ずかしながら、
今現在に至るまで、両方ともなおってはいない。
鉛筆と箸の持ち方は、
母のみならず、父や祖母からも、よく注意を受けた。
でも、ワタシは、きかなかった。
反発心・・・
あぁ、そうだ。
懺悔反省の中で見えて来た、
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