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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第130話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

踊っているとき“立つ”意識はイラナイ!?

~足・脚を活かすための身体操作~


ジュンコ先生と、

ユニバーサル・ダンスの会メンバーによる

座談会の続き

テーマは、

足・脚を活かすダンスへ

完全シフトしよう!?


「足・脚は直接床に接している言わば “土台”でしょ?
コレがしっかり働かないと、
カラダを運ぶことはできないでしょ?」

という佐藤さんに対し、
ジュンコ先生は、
「“脚で、上に乗っかっているカラダを運ぶ”
のではなく
“カラダが脚をぶら下げて、運んでいる”
という、まっさかさまの発想を伝えた。

そして、
「大部分の人は、
佐藤さんと同じように
『足・脚がカラダを支えている』
というイメージでしょうね。
『足・脚を、カラダが
(ぶら下げていることで)支えている』

とは、なかなかイメージできない。
でも、このあたりの発想の転換ができないと、
いくら、
インナーマッスルやエネルギーのコトを学び、
体幹部を強くし、
踊るとき、それらを活用しようとしても、
やっぱり、無理なのよ。
アウターマッスル主体、足・脚主体になってしまう。
もちろん、立つときも歩くときも、同様。
『足・脚が土台』というイメージから抜けきれない」


ハナコさん
「あのぉ、
なぜ『足・脚が土台』だとダメなのですか?
『カラダからぶら下がっている』というより、
安定感があって、
イイのではないのですか?」



ジュンコ先生
「“安定”が、実は・・・良くないのよ。

“しっかりとした安定感がある立ち方”は、

良い立ち方ではない
の。

もちろん、コレは踊っているときも同じよ」


ハナコさん
「じゃぁ、踊っているとき
“しっかり立つ”必要はナイのですか?」



ジュンコ先生
「エエ。
むしろ“立つ”という意識はないほうが
OKというケースがほとんどね」


佐藤さん
「ウーン、分からないなぁ。
“立つ”ことはダンスの基本中の基本じゃないのですか?
先生は、
初心者に“立つ”ことを教えるとき、
どんな風に言うんです?」



ジュンコ先生
「初心者に、“立つ”ことは特に教えないわ」


佐藤さん
「教えない? どうしてです?」


ジュンコ先生
「立つことは教えないけど、踊ることは教えるわ。
つまり、
音楽に乗ってカラダを動かす
相手とコミュニケーションする・・などについては教える。
そうこうしながら、

正しい“立つ”とはどういうことか

実践を通し、カラダで学んでもらう


ユニプラ(第1136話参照)では、
そういったシステムで行なっているわ。
なぜって、
確かに“立つ”ことは、
基本中の基本だけど、実は、もっとも難しく、
奥深いモノ。
初心者のときに教えても、
正しく立てる人は、まず、いない。
もし、いたなら、
その人は、ダンスは初心者でも、
身体能力的にはかなりの上級者よ」


ノリタケ君
「え~、ちょっといいですか?
『しっかりとした安定感がある立ち方は、
良い立ち方ではない』
という点ですが、
じゃぁ、どんな立ち方が良い立ち方なのかを、
具体的に知りたいのです。
そうすれば、
『足・脚は土台ではない』
という意味や
『カラダで足・脚をぶら下げる、支える』
必要性、
さらには、
なぜ立つことが、
それほど難しく、奥深いのか・・・というあたりも、
明確になってくるように思うのですが」



ジュンコ先生
「そうね。
では、目指して欲しい“良い立ち方”について、
条件はたくさんアルんだけど、
ソノ中から
テーマ

足・脚を活かすダンスへ

完全シフトしよう!?


に、役立つものをあげるわね。

① 重心は高い。が、カラダは床とつながっている実感がある
② 体重は、うちくるぶしの下あたりに感じる
(両足の土踏まずの真ん中よりカカト寄りの内側)
③ 太もも前面ではなく、背面(ハムストリングス)側を感じる」


       続く第1552話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン221

~パワースポット・・・“解放期”の理解は難しい~ 

ヒデ君からの報告を受けたワタシは、
その “ストレス原因になった(!?)”という女性と、踊ってみた。

その女性、競技経験はナシ。
「以前は、(ちまた)パーティに出向いていたけれど、
ここ何年かは、孫の世話やらで、忙しくって・・・。
月1回のレッスンを楽しみにしながら、
家で、音楽を聴きながら、
一人でカラダを動かしています」


スロー・ペースながら、着実にカラダが柔らかくなり、
良いダンスになって来ているはず。

それなのに・・・

女性と踊ってみた。
おかしくはなかった。
むしろ、上達している。
「カラダの中が使える」ようになっており、
音楽を楽しんで、踊っている。

では、なぜ、
ヒデ君は、
「急に、どう対処して良いか分からなくなり、
組めない
通じない
と、一人で焦る」

事態になってしまったのだろう?

今現在の2人の“相性”だろうか?
それも、あるだろう。
ヒデ君の“気遣い”が、過ぎたのか?
そうかもしれない。

だが、一番の原因は、コレだろう・・・が、分かったのだ。

女性が“解放期”だから。

彼女は、アナタ任せだった依存状態から、
自立して踊る女性に“脱皮中”なのだ。
「ようやく、自分を感じるようになった」
ばかりで、
「一緒に踊る男性のことまで気が回らない」
状態なのだ。
コレは、
真の自立を果たしたいと願う誰もが通過する

“良い意味での身勝手状態”

そのあたりを、
周りがちゃんと理解し、
少々の“とばっちり”を受けても、
「どうぞ、どうぞ、好きに踊って、全然OK」

“脱皮の応援”と、なりたいところなのだが・・・

「アカン、オレはまだまだや。
自分に余裕がないもんな・・・」



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