初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
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読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第126話へ
社交ダンス的・プロトコールのススメvol.5
現状・限界を超えていきたい!?
~社交ダンサーのための姿勢の教養・第2弾(9)~
前号の続き。
ジュンコ先生は言う。
「ダンサーの首の向きは、
踊りがもっと簡単に、しかも上手くできるように、
というか、
もっと自然に無理なくアクションが成されるように、
変化・進化するべきじゃないかしら?
しかも、個人的に、ね」
Q
「“変化・進化”も、さることながら
個人的って意味も、よく分からない・・・
首の向きなんて、
そんな個人的に違っていいもの、なんですか?
例えば、人体解剖学で見たら、コッチの方向が正しいとか、
ダンスの理屈で言うなら、コウいう方向が良いとか、
ちゃんとした基準が、アルんじゃあないですか?」
ジュンコ先生
「基本は、当然、アルわ。
今現在の、人体の“つくり”として、
どうがんばったって、頭は360度回転できないし、
首を長くしたいからって、
頚椎(けいつい)の数も、増やせない(笑)
でも、イイ?
超えてイケル部分も多いのよ。
個人の“都合”“要望” に合わせて、
カラダは“進化”できる。
形状は変えるコトができるのよ」
Q
「でも、ジュンコ先生は、解剖学的な勉強をしつつ、
外側の筋肉(アウターマッスル)より、
内側の筋肉(インナーマッスル)を使う方が良いとか、
ブログにも書いているじゃないですか?
カラダが、個人の都合に合わせて進化していけるなら、
そーいうことも、
どーでもイイって話になるのではないですか?」
ジュンコ先生
「ワタシが解剖学的なことやナニヤラって、
人体を勉強する理由は、
普遍的、根本的“現状”を知りたいからなのよ。
それは、マァ、言わば、
人体としての“限界”を知るってことでもある。
重力との関係の中で、
人体がどういう風に機能できるように、
仕組まれているのかを知りたいから
勉強しているのであって、
ソレに縛られるために、
やっているのではないわ」
Q
「縛られるためやっているのではない
・・・ドウいうことですか?」
ジュンコ先生
「例えば、
よくブログで取り上げる大腰筋(だいようきん)
ソンナものが、
カラダの深部にあるのかと知ったときは、
驚いたし、うれしかった。
そうか、世界のトップダンサーは、
こういう筋肉を使って踊っていたのかと、納得もした。
『あぁ、コレで“吊り上げる”ことができるなら、
踏ん張り立ちのダンスから解放される』と、思ったわ。
そして大腰筋を鍛えていった。
感覚が変わった。
実際のカラダつきも変わった。
大腰筋って、スゴいなぁ、
インナーマッスルって、スゴいなぁ、
・・・と思い知らされた」
「でも、だからって、
大腰筋がどうの、インナーマッスルがどうの・・・
で、話を終わらせたくないのよ。
だって、必死になるじゃナイ!?
もっと他にも、
大腰筋みたいな優れもの筋肉があるかもしれない、
探し出さなきゃって。
知らないでいて、使えずにいたら、
損(そん)だ・・・みたいな、気持ちになるのはイヤなの。
また、そー言う風に生徒サンを導きたくも、ないわ」
「カラダは、解剖学的には“みんな、一緒”
と同時に“非常に個人的なもの”でもある。
だから、
解剖学的に正しいカラダがイイのではなく、
『アナタは今のアナタのまんまでイイ』
が、まず、基本。
必要なモノは、
自分のカラダが必ず教えてくれる・・・
そういうおおらかな気持ちでいたいのね」
「人体の仕組みの“現状”や“限界”として知ることで、
ある程度の
ヤッテ良いことと
ヤッテはいけないこと
の差異の認識はできる。
そしてそれ以上に、
その先にある
更なる人体の可能性の方向が見えてくる
・・・コレが大事。
解剖学的勉強で得た知識も、
その方向性をより正しくキャッチするための
前提でしかないのよ。
言っていることは、分かるかしら?」
Q
「はぁ、なんとなく。
“現状”や“限界”を知ることによって、
その範囲内におさまっちゃうのではなく、
その
“現状”や“限界”を超えていくことに、
価値や意味を持っていると?」
ジュンコ先生
「分かってくれて,ありがとう(笑)
まずは、仕組みを知り、それを活かすところから始めて、
目指すべきは、
ソノ仕組みにとどまることなく、
さらに、
自分にとって“こうありたい”と思うような、
仕組みを生み出すコト。
で、話を戻して、
実はね、人の首の方向には、
そういった、可能性がかかっているような気がするのよ。
どういう可能性かと言うと、
人体の進化・・・」
続く第1541話へ
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「ダンサーの首の向きは、
踊りがもっと簡単に、しかも上手くできるように、
というか、
もっと自然に無理なくアクションが成されるように、
変化・進化するべきじゃないかしら?
しかも、個人的に、ね」
Q
「“変化・進化”も、さることながら
個人的って意味も、よく分からない・・・
首の向きなんて、
そんな個人的に違っていいもの、なんですか?
例えば、人体解剖学で見たら、コッチの方向が正しいとか、
ダンスの理屈で言うなら、コウいう方向が良いとか、
ちゃんとした基準が、アルんじゃあないですか?」
ジュンコ先生
「基本は、当然、アルわ。
今現在の、人体の“つくり”として、
どうがんばったって、頭は360度回転できないし、
首を長くしたいからって、
頚椎(けいつい)の数も、増やせない(笑)
でも、イイ?
超えてイケル部分も多いのよ。
個人の“都合”“要望” に合わせて、
カラダは“進化”できる。
形状は変えるコトができるのよ」
Q
「でも、ジュンコ先生は、解剖学的な勉強をしつつ、
外側の筋肉(アウターマッスル)より、
内側の筋肉(インナーマッスル)を使う方が良いとか、
ブログにも書いているじゃないですか?
カラダが、個人の都合に合わせて進化していけるなら、
そーいうことも、
どーでもイイって話になるのではないですか?」
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人体を勉強する理由は、
普遍的、根本的“現状”を知りたいからなのよ。
それは、マァ、言わば、
人体としての“限界”を知るってことでもある。
重力との関係の中で、
人体がどういう風に機能できるように、
仕組まれているのかを知りたいから
勉強しているのであって、
ソレに縛られるために、
やっているのではないわ」
Q
「縛られるためやっているのではない
・・・ドウいうことですか?」
ジュンコ先生
「例えば、
よくブログで取り上げる大腰筋(だいようきん)
ソンナものが、
カラダの深部にあるのかと知ったときは、
驚いたし、うれしかった。
そうか、世界のトップダンサーは、
こういう筋肉を使って踊っていたのかと、納得もした。
『あぁ、コレで“吊り上げる”ことができるなら、
踏ん張り立ちのダンスから解放される』と、思ったわ。
そして大腰筋を鍛えていった。
感覚が変わった。
実際のカラダつきも変わった。
大腰筋って、スゴいなぁ、
インナーマッスルって、スゴいなぁ、
・・・と思い知らされた」
「でも、だからって、
大腰筋がどうの、インナーマッスルがどうの・・・
で、話を終わらせたくないのよ。
だって、必死になるじゃナイ!?
もっと他にも、
大腰筋みたいな優れもの筋肉があるかもしれない、
探し出さなきゃって。
知らないでいて、使えずにいたら、
損(そん)だ・・・みたいな、気持ちになるのはイヤなの。
また、そー言う風に生徒サンを導きたくも、ないわ」
「カラダは、解剖学的には“みんな、一緒”
と同時に“非常に個人的なもの”でもある。
だから、
解剖学的に正しいカラダがイイのではなく、
『アナタは今のアナタのまんまでイイ』
が、まず、基本。
必要なモノは、
自分のカラダが必ず教えてくれる・・・
そういうおおらかな気持ちでいたいのね」
「人体の仕組みの“現状”や“限界”として知ることで、
ある程度の
ヤッテ良いことと
ヤッテはいけないこと
の差異の認識はできる。
そしてそれ以上に、
その先にある
更なる人体の可能性の方向が見えてくる
・・・コレが大事。
解剖学的勉強で得た知識も、
その方向性をより正しくキャッチするための
前提でしかないのよ。
言っていることは、分かるかしら?」
Q
「はぁ、なんとなく。
“現状”や“限界”を知ることによって、
その範囲内におさまっちゃうのではなく、
その
“現状”や“限界”を超えていくことに、
価値や意味を持っていると?」
ジュンコ先生
「分かってくれて,ありがとう(笑)
まずは、仕組みを知り、それを活かすところから始めて、
目指すべきは、
ソノ仕組みにとどまることなく、
さらに、
自分にとって“こうありたい”と思うような、
仕組みを生み出すコト。
で、話を戻して、
実はね、人の首の方向には、
そういった、可能性がかかっているような気がするのよ。
どういう可能性かと言うと、
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