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社交ダンスを始めるということ 更新しました

速報3月のユニ・プラ報告!(3)





社交ダンス的・プロトコールのススメvol.5 

頚椎比べ!?

~社交ダンサーのための姿勢の教養・第2弾(8)~


クイズです。
以下の数はナニを表しているでしょう?

カエル   1個
カメ     8個
ダチョウ 16個
コアラ   7個

なに? 全然、分からない?
んじゃ、コレではドウだ。

キリン   7個
人      7個

あ、分かったようね・・・
そう、頚椎(けいつい)の数だ。

でも、キリンは、
どー見ても人より“首長(くびなが)”のようなんだけど、
頚椎の数は一緒って変よねえ。

実を言えば、数は一緒だけど
ソノ一個一個が長いんだそうな。
てな感じで、
ほ乳類の頚椎の数は、
ごく少数の例外を除いて全て7個なんだって。

爬虫類は、8個というモンが多く、
両生類(ヒデ君の大嫌いな
カエルさんは、たったの1個!?
なんで、首を曲げることができません。
タンゴも踊れません・・・

面白いのが、鳥類

基本14個みたいだけど、
種類によって12~25個と、かなりバラつきがある。
しかも、ねぇ、意外と多くない!?
見かけの“首”自体は短くても、
どーも、カラダの中に埋もれた“首”
つまり、頚椎があるようなんだ。

なぜ、なんだろう?

だってぇ、鳥は特別でしょ!?

脊椎動物で唯一飛ぶことができるんだもん。

ジャンプじゃなくて、フライだよ!?
重力に支配されているこの地球上で、
飛べるってスゴいよねぇ~
(ダチョウやペンギンのような例外はあるけど、ね)
言いたいのは、
鳥って、

“飛翔”コレを前提とした骨格を持っているってコト・・・

ソレが(脊椎動物の中で)特異な骨の形状、
ひいては、頚椎の数にも現れているんだな。

実は・・・

鳥には、足根骨(そくこんこつ)が、

カタチとして存在しない。
足根骨って言うのは人でいう“かかと周りの骨”のことで、

体重の大部分を

この骨で支える構造になっている・・・


ってなメッチャ大事な骨なんだ。
ソノ骨が鳥にはない!?
飛ぶことが専門だから、マァいいか・・・
とはいえ、地上に降り立つ時もある。
ソンナときは、
「人が、足首固定されて
爪先立ちを強いられてるような状態」

になってしまうらしいんだな。
だから、あんな風な歩き方になっちゃうんだ。
頭をヒョコヒョコ振って
バランスを取っている
ってワケなんだ。
でも、
この“頭ヒョコヒョコ”
足根骨を持っている人間がやると、
ヒョコヒョコした際の地面からの
(脳みそへの)衝撃が緩和できる。
言い換えれば、
衝撃を足根骨が上手に緩和してくれているんだな。
んじゃぁ、足根骨を持っていない
鳥のヒョコヒョコは、カラダに悪い!?
だって、脳みそが衝撃をモロ受けてしまうから。

と、ココで・・・

“頚椎”の登場!なんだな。

長めの頚椎で衝撃を緩和
それだけではなく、
鳥の頚椎って、キレイなS字状になってるでしょ?
ソノ形状で、衝撃を上手く分散、
直接脳に衝撃を与えるのを和らげているって、わけ。

なお、鳥のヒョコヒョコ歩きの理由については、
視覚的な観点からなど、諸説アリ、だもんで、
上記のお話がすべてではないけど・・・
ん?
ジュンコ先生よ、一体ナニが言いたいの?
確か前号では、

首の向きとやらの解説に入ったんじゃぁなかったの?

ジュンコ先生
「そうだったわね(笑)
ちゃーんと、覚えているわよ。
伝えたかったのは・・・

物事には意味があるのよ、

なんらかの、ね、ってことかしら。

カラダの作りや、

骨格の形状にも、意味がある
のね。

ソウあった方が、

“都合”がいいから、ソウなっている・・・

鳥の骨格が、
“飛翔”を前提とし、飛ぶやすくなっているように」

「面白いのは
“都合”に合わせて、変化もしていけるってこと。

変化というより、進化ね。

進化することで、
新たな意味を持たせることもできるのね」

「言いたいのは、
ダンサーの首の向きは、
踊りがもっと、簡単に、しかも上手くできるように、
というか、

もっと自然に、

無理なく成されるように、

変化・進化するべき
じゃぁないかしら?ということね。

しかも、
個人的に、ね・・・」


       続く第1540話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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