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社交ダンスを始めるということ 第122話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

外側筋膜ってスゴいぞ!

~ザ・音楽トラブル~


お待たせ!
前号の続きだ。

ワルツのイイ曲が流れている、ジュンコ先生のスタジオ。

「いい?
コレから、

耳から下、側部にある筋膜を使って、

音楽を聴くわよ・・・」
そう言って、
ジュンコ先生は、両手をいったん大きく広げてから、
自分のセンターに集めるような仕草をする。
拡大から縮小へ
膨張から収縮へ

大切に大切に音楽を集めてくるような感じだ。

「こうやって、
音楽を閉じ込めるの。
インナー・スイングビートを作りやすいように。

目に見えない“振動”という

音楽を集めている
のよ。

こうやって
パッケージ(まとめて)にしてカラダの中に送り込むの」

マネをしてみる・・・あ、ほんとうに音楽がよく聴こえる!
しかも澄んだとっても良い音色に。
細やかな振動が伝わってくる。
自然に集中力が高まってくる。

「試しに、カラダをどさっとほどいて、音楽を聴いてみて」
と言うジュンコ先生の声に従って、
カラダをゆるませる・・・
あ、全然、聴こえ方が違う。

イイ音楽に聴こえない!?

「そうでしょ?
名付けて、
“外側筋膜による音楽・パッケージ”よ」

外側筋膜ってね、
カラダの側部を縦に縦走する、クロス状・網かご状の筋膜よ。
アル場所がまた、スゴいの。
アバラの肋間筋(ろっかんきん)
腹部の内外腹斜筋
が、この筋膜のメッカ。
モロ、体幹部でしょ?
この辺りの筋膜を鍛えると、
真にダンスに役立つ強い体幹部が手に入るってこと。

振動をキャッチする“聴覚機能”とともに、

カラダのバランスを取ってくれて、
横ブレを防ぐ、

言わば“正しいブレーキ機能”も持ってるの。

だから、
この筋膜を鍛えておくと、
一石二鳥ならず、一石五鳥くらいの効果があるわ。
音楽が、よく聴こえる
バランスがよくなる
サイドが上がって、キレイなポイズになる
ホールドを作ることにも一役買ってくれる

ちょっと話は外れるけど、
アバラ・腹斜筋が締まることで、
ウエストが細くなる(コレが一番うれしい!?)
ね、スゴいでしょ?」

わわ!
外側筋膜、どうやったら、鍛えられるの?
知りたい!


       続く第1523話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン211

~パワースポット・・・祭りの思い出~ 

かつて、
「あなたに褒められたくて」というエッセイが評判になった。
そのタイトルをみたとき、こう思った。

「あぁ、子供の頃のワタシだ」

“あなた”の対象は・・・
家では、両親・祖父母
学校では、担任の先生

ワタシは、
「あなたに褒められたくて」がんばる“いい子”だった。
ただし、本当の“いい子”ではない。
フリだ。
フリでアルということも、
ちゃんと分かって行動をしていたように覚えている。
自分がどんな風にふるまえば、
父や母や、先生が、喜んでくれるのかを念頭において、
行動を決めていた。

言い換えれば、大人に対して、気を遣う子・・・

例えば、
祖母が、ワタシと一つ違いの姉をおもちゃ屋さんに連れて行き、
「何か買ってあげよう」
姉は、
「私、リカちゃん人形が欲しい」
などと、素直に答える。
ところがワタシは、必ず
「何もいらない」
と言う。
こういう“申し出”は、
いったん断る・・・ソレが“礼儀”と心得ていた。

また、母とデパートの食堂に行ったとき、
「何が食べたい? 
なんでも好きなものを食べさせてあげるから」

となっても、
「一番、安いものでイイ」
または、
「みんなと一緒でイイ」
本当は食べたいものがあるくせに、だ。

ある年の正月、家族を代表して、
(祖父母・母・姉は風邪でお休み)父と2人で神参りに行った。
めったにないこと、だった。
父は母の言う“会社人間”
家族と過ごす時間が、ほとんどない人だった。

父と手をつなぐのが、照れくさかった。

父が「何か、遊ばせてあげよう」
と、たまたま通りかかった“輪投げ”の店の前で止まった。
「ヤッテみるか?」
と、ワタシに問う。
ワタシはやりたかったが、いったん断った。
父は、
「イイから、イイから」
と言って、5百円支払った。
手元に、竹細工のような軽い輪が、3つ、やってきた。

トライできるのは、たったの3回。
わたしは、イイ知れぬプレッシャーに陥った。
「成功させなきゃ。
せっかく、お父さんが買ってくれたんだから。
良いものを“しとめて”お父さんを喜ばせなきゃ」


リキんで投げた。
3回とも失敗した。

店のおじさんは、
「おじょうちゃん、残念だったね」
たまらなく、
恥ずかしく、そして、悔しくなった。
「参加賞だよ」
小さな鈴をくれた。

辛くて悲しくて、胸がいっぱいなのに、
無理矢理、笑った。

「おとうさん、楽しかった」

そして、
自分から、手をつなぎにいった・・・



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