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社交ダンスを始めるということ 第114話へ




社交ダンス的・プロトコールのススメvol.4 

伸展重視姿勢は危険だよ!

~社交ダンサーのための“姿勢”の教養(5)~


社交ダンスをする人のカラダって、
背骨の動きで言えば、
“屈曲”よりも“伸展”が得意というか、

“屈曲”よりも“伸展”しなきゃと、

クセがついてしまっている人が多い


ようなんだよね。
なんせ、社交ダンスって、
カラダ前面で“人と交わる”訳だから、
かがみこみ姿勢だとやりにくいってもん。
それに競技会だと、
アピールしないといけないでしょ。
屈曲なんてダメダメよ。
顔が明るく見えないもの。
ってことで、
どうしたって伸展重視姿勢になってしまうんだな。

あ、“屈曲”とか“伸展”っていうのは解剖学的用語なもんで、
チョイ難しいかな。

“屈曲”とは“前屈み”

“伸展”とは“のけぞり”
(ぐーっと後ろに胸をそらす)

の方向性のことだ。

で、ダンス姿勢って、
本人は奇麗な姿勢のつもりで、鏡の前でヨッシャとなっても、
案外、のけぞっていることが多いから要注意!!
なんだよね。

プロトコール的マナーの世界でも、
カタチだけの伸展重視姿勢は危険!!とされている。
なぜって・・・エラそうになっちゃうんだもん。
チョイ間違えば、
人を見下す気持ちの現れになっちゃうから、
国際儀礼では絶対御法度だ。

え、ひょっとして、ワタシもその危険な姿勢かも・・・!?
という方のために、
危ない“のけぞり”
伸展重視姿勢の人の特徴をあげておこう。
・ 踊っていて楽しくない
・ 姿勢維持がきつい
・ 音楽が聴こえてこない
・ 立っているときは良いが、動き出すとバランスが悪くなる


ジュンコ先生は言う。
「もっと分かりやすい特徴がアルの。
ソレは、
向かい合って立つと分かるわ。
伸展重視姿勢を取っている人と向かい合って立つと、

反発を感じてしまうの。

一緒にコレから組んで踊りましょって、
感じがしない・・・
反対に、GOODな姿勢をとっている人の前に立てば、

親和感覚が自然と湧いてくる。

包容力がアルというか、
奥行きを感じるというか、
優しさを感じるというか、
・ ・・この時点で勝負アリね」

「そのGOODな姿勢の人って、
おおざっぱに言えば、
伸展重視姿勢とは反対の屈曲重視姿勢をとっているわけね。
さぁ、ココからがポイントよ。
だからといって
正しい屈曲重視姿勢を取っている人は、
見た目に、前にかがんだ感じはしない
・・・
目で見て分かるように、
前にかがんだ姿勢を取っている人は、
カタチでそうやっている。
コレから話す、
正しい屈曲重視姿勢の人は表面的カタチではなく
カラダの中、見えないところでやっている
の。
具体的には、

カラダの中に

最敬礼・曲線を持っている
のよ」

最敬礼・曲線!?!?
な、なんじゃぁ?でしょうね。
またまた、ジュンコ先生の造語だよ(笑)

お辞儀で言う最敬礼って、
腰からカラダを折る直線的って感じなのだが、
ココでは曲線になっている・・・コレがキモ。

次回、謎の最敬礼・曲線が、解き明かされる!


       続く第1496話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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