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社交ダンスを始めるということ 第107話へ




チョット中休み エッセイvol.37 

下丹田を鍛えるには

~胆と心(10)~


さて、
丹田がエネルギーとして宿る人体部位は、ハラ=腹。

具体的には、小腸

女性は小腸と子宮であるらしい。

また、下丹田が活性化することで、
下丹田周辺にあるインナーマッスルも活性化
もち、その反対も、言えるという。
つまり、
下丹田をとり囲んでいるインナーマッスルを鍛え、
活性を上げれば、
同時に下丹田パワーも増すということ!
そうなりゃ、ダンスも上手くなるし、
おまけに人格的には、

「ハラがすわる」

こりゃ、うれしいよね!?

では
「オレも、下丹田、鍛えたい」
というヒデ君に、ワタシはこう言った。

「下丹田を取り囲んでいるインナーマッスルって
このブログですでに紹介済みのものがほとんどよ。
ってことは、
ダンス上達に役立つ筋肉ばかり・・・
丹田の前には、

腹横筋(ふくおうきん=第304話参照)

後ろには、

腸腰筋(ちょうようきん=第183話参照)

上には、

横隔膜(おうかくまく=第56話参照)

下には、

骨盤底筋群(こつばんていきんぐん=第304話参照)

詳しくは、社交ダンスを始めるということ 105参照


ヒデ君は、
「聞いたことあるもんばっかりやけど・・・
オレの場合はナニから鍛えたら良い?
やっぱ、腹横筋かな?」



「そうね。
ヒデ君がまず見直さなければいけないのは、
カラダをゆるませるってことかな」


「え?
締めるよりも?」



「うん。
下丹田を本格的に鍛えたいなら、

カラダをゆるませることも同時進行

しないと、危険なのよ。
コレは下丹田に限ったことではないけれどね。
エネルギー操作は、その辺りが難しい。
一筋縄ではいかないところね」


「危険って?
筋肉はしっかりしても、
人格的にはヤバくなってくるってことか?」



「まぁ、そういうことよ。
カラダがかたまったまんま、
ヨッシャぁ~って感じで下丹田を、鍛えると、
『ハラがすわる』
が行き過ぎちゃうというか、悪い方に転じてしまうのよ。
『ハラがすわる』が、
悪い方に転んだときには
単に、ガンコ・意固地な人になっちゃう」


「ソラ、あかんわ」


「実はワタシも、
競技現役時代、
腹筋を一生懸命鍛えた時期がアルのよ。
スタジオ近くにあったスポーツジムに通ってね。
腹筋だけじゃなく、
カラダをトータルで鍛えていたんだけど。
その結果、
ダンス的な効果は少しあったかなぁ?って程度で、
後は悪い方に転じていたってこと、
今だとすごく分かるのよね。

心もカラダも固まっていった・・・

その頃のワタシは、
生真面目過ぎで、ユーモアもなく、
ガンコで意地ばっかり張っていた」


「でも、ストレッチとかもやっていたんやろ?
カラダを固めないように」



「うーん・・・
単なるストレッチでは、
上手く行かないケースがほとんどなの。
丹田パワーのようなエネルギーを扱う身体操作のためには、
もっともっと、

本質的な“ゆるみ”や“ほぐし”が必要なの」


「そうか・・・
カラダをもっともっとゆるめることが大事か。
その上で、
インナーマッスルを鍛えていく。
すると、
人格的には、

『ハラがすわり』

身体的には、

『腹横筋や腸腰筋がしっかりする』

で、

『ダンスも上手くなる』・・・やな」



「そういうこと。
その線でがんばって上手く行けばさらに高い

『キモがすわる』

レベルになっていくことができるよ」


「あぁ、ソレがまだあったんや(笑)
なぁ、
『キモはすわる』も、
『ハラがすわる』の“下丹田”みたいに、
“エネルギーからできているなにか”
との関わり合いってあるの?」



「ソレがね・・・アルのよ。
コレがスゴいの。
良い機会だから教えるわね」


      続く第1471話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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