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社交ダンスを始めるということ 第105話へ




チョット中休み エッセイvol.37 

憧れの胆大心小

~胆と心(3)~


では、改めまして、
ダンス実践時のワタクシ的・座右の銘を紹介しよう。

胆大心小(たんだいしんしょう)

「大胆で動ずることなく、
それでいて如何なる些細な点にも気を配って事に当たる」

平たく言えば、

「大胆かつ、細心であれ」

この熟語は、ぱっと見るだけで、
その“字ズラ”から、意味が推測しやすいよね?
え?
「肝っ玉はデカイそうなくせに、実は小心者」
てな意味だと思った?
違う、ちがう(笑)

と、ヒデ君が珍しくこんな言葉をはさんできたよ。
「オレ、ソレ、聞いたことあるわ」

で、うれしそうに、
「いっつも(ブログを)編集しながら、
ジュンコ先生、よう(よく)こんな四字熟語、知っているな、
オレ、全然知らんわ・・・と思ってたけど」

そう言いながら、
(聞いたのは)いつ、だったのか、誰から、だったのか? 
をしきりに考えている。

しばらくして、
「あ、思い出したわ。
前の会社で“自己啓発セミナー”みたいなモンがあったとき、
どっかのエライ社長が、
『リーダーとは、こうあるべき』
って、引用したのが、この言葉やった」


そういう手の“お勉強会”は苦手なヒデ君のはずが、
珍しいことに、
この四字熟語・話には、非常に惹かれたという・・・

「勇敢で大胆な実行力があり、
しかも、優しさと細やかな気配りがあるって、
かっこええやん。
男として、憧れる」

そう感じたそうな。

同感。
ワタシも憧れている。
踊っているときはもちろんだが、教えるとき、
つまり、生徒サンへのレッスンに対し、

「大胆かつ、細心で」

でありたいと、まずは、願っている。
そうね・・・
時に、腕のイイ、外科医のように。
スパッと、病巣を切り取り、
患者サン(ダンスの場合は生徒サン)を“治癒”に導く。
また、ときに
名探偵シャーロック・ホームズのように。
鋭く細やかな洞察力でもって、鮮やかに、事件を解決・・・
たったの1回のレッスンで、
「あ、ワタシ(ボク)、ダンス、上手くなれるかも」
(by生徒さん)
と、意識が変わり、
その後、絶妙なタイミングで、
ドンドンホンマにそう(上手く)なっていく・・・
そんな、

ドラマチックなダンス・レッスンは、憧れだ。

とにかく、レッスン時

迷っている方(生徒サン)に対して

ハッキリと大胆に、

進むべき方向

指し示すことができる教師であること


これは大事だと思っている。
「大丈夫!
『コウすれば(または、コウしなければ)
アナタのダンスは必ず上手くなる」
とね。
しかし、ソンナコンナな“断言的言葉”は、
細心の観察力を使っての“診断”が、あってこそ。
また、
そのためには、日頃の繊細な“勉強”アルのみ・・・

さて、実際のダンスシーンでも、
この

胆大心小的志向は、活用範囲が広い。

「勇気を持って、
大胆にリードしないと、女性に伝わらない、
でも、その大胆さの中に
細やかさ、デリケートさが伴っていないと、成功しない」

「女性も自ら積極的に“踊る”べき。
しかし、ソレが、
単なる悪い意味での“身勝手ダンス”で終わらないのは、
ものすごく細やかなテクニックを身につけているから」

「ダイナミック・スピーディー・ストロング
そういうビック・パフォーマンスは、
ものすごく細やかな動きの連続、集合体で行なわれている」


ところが、

胆大心小的志向が、ただ単なる“考え方”“目指すも

の”で終わらずに、
実践可能なテクニックとなって、
心身ともに定着させていくのが、
意外やむずかしいのだ。

イザ踊るとき、
イザレッスンのときに
「ヨシ!
今日は、大胆に勇気を持って、思い切っていくぞぉ~!!
オ~~~!」

となっても、
結果は、
「あぁ、すべっちゃったぁ~」
ってことは、非常に多いってこと。

さぁさぁ、どーすりゃいいんでしょ?


      続く第1464話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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