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第8回 社交ダンスが上手くなるということ

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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

ルンバ&チャチャチャの音楽がとれない

~ザ・音楽トラブル~


Tさん 52歳 ダンス歴6年
「ボクの悩みを聞いて下さい」
と、快刀乱麻クリニックにやってきた。

「ボクの悩みは、

ルンバチャチャチャの音が、取れないことです」

「いや、自分では、取れているつもり、だったのです。
(音楽に)自信があった訳ではなかったですが、
音楽のことはさほど気にせず踊れていたのです。
ところが、
あるパーティでルンバを一緒に踊った女性から、
『音、ズレていますよ』
と指摘を受けたのです。
ソレからです。
音楽を意識するようになったのは。
踊っているときに、
『なんだか変だな、音楽が耳に入ってこないな』 
と感じたときは、相手の方に素直に聞くようにしました。
すると
どうも、

外れているときもあれば

外れていないときもある


ということが判明してきたのです。
でも、自分では、
合っているのか(正解なのか)どうか、分からない・・・
コレはエラいことだなぁ、と思うようになりました。

「最近は、
チャチャチャの音楽にまで自信がなくなってしまいました。
どうしたら良いでしょう?」

では、ここから
ジュンコ先生と
Qさんの対談でどうぞ。


ジュンコ先生
「さぁ、Qさん、
もし、アナタの友人や後輩が、
こういう悩みを訴えてきたらどうするかな?
また、ワタシはどうしたと思う?」



「ソウですねぇ。
まず、ワタシだったらどうするだろう!?
きっと、Tさんは、
音楽の『1』が取れていないだろうから、
一緒に踊りながら、ココが『1』よって伝えるかなぁ。
あぁ、そう!

『もっとよく“聴く”ように』とアドバイスします。

聞くのではなく・・・
コレはジュンコ先生の受け売りですけど(笑)
でも、難しいですね。
聴こえてないから、外すんだし・・・
ジュンコ先生は、
Tさんにどんなアドバイスをしたのかなぁ」


ジュンコ先生
「アドバイスの前にやることがある。
ソレを行なったわ」



「アドバイスの前に、ですか?」


ジュンコ先生
「エエ。
ソレをしないと、
何をアドバイスして良いのか分からないからね。
やったのは、

診断、よ。

ルンバとチャチャチャの音楽をかけ、
Tさんの様子を細やかに観察するのよ。
そういうときのために、
診断用の音楽CDを作ってあるから、ソレを使ってね」



「診断用の音楽CDって、特別な音楽なのですか?」


ジュンコ先生
「そうね、
音楽的には特別なものではなく、
一般的なルンバとチャチャチャ・・・ナンだけど、
色んな種類のモノを集めては、いる。
ボーカル入り、なし。
テンポが速い、遅い。
リズム・ビート感覚の違うもの。
それで、
Tさんがどういう音楽に対して弱いか、観察するの。
その他にも診断箇所は色々あるわ。
精神的な落ち着き度とか、
聞き始めの感受能力とか・・
ソレで、総合的に診断する」



「最後は、
ジュンコ先生の直感によるところが大きい訳ですか?」


ジュンコ先生
「直感というか、経験というか・・・
でもね、
診断結果は、だいたいいつも同じなの」



「へ?ソレってどういうことですか?」


ジュンコ先生
「ルンバやチャチャチャの音楽が取れないって、
悩んでいるヒトに対し、
『じゃぁ、
ルンバとチャチャチャの音を取れるようにしましょうね』
と、即、ノウハウ伝授を行なっても、まずは成功しない。
いい?
『ルンバとチャチャチャの音が取れない』 

は、単なる症状に過ぎないの。

真相原因は深いわ・・・・」


       続く第1444話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン159

~パワースポット・・・古神道がオモシロイ~ 

ヒデ君、こんなことを言い出した。
「なぁんか、
神サマごとって、
もっとうさんくさい変なモンやと思ってたけど、
結構オモロいな。
それに、
『神社がパワースポット』っていう意味も、
思っていたより深いモンやって分かってきた」

「ソレは良かった。
神道、特に、
古神道(こしんとう)は、

日本民族の伝統的信仰だものね。

日本人ならではの“安らぎ”みたいなものかなぁ。
ちょっと勉強するだけで、
面白い話がイーッパイ出てくるよ。
ワタシ的には、特に、
ダンスのレッスンに役立つモンも多いから、
関心を持っているんだけどね。
そういえば、知ってる?
古神道(こしんとう)って、世界に注目されているんだって。
欧米諸国の知識人で、
日本文化をホンキで理解しようとする人たちは、
必ずや、その根底にある神道と出逢ってしまうっていうの。
そして、神道を深く知るにつれて、
ホント、感動するらしいわ」

「へぇ~、どういった、感動?」

『日本の神道は、
あらゆる宗教の源泉(げんせん=みなもと)だ!』
って。
ある有名なイギリスの博士は、
伊勢神宮にお参りに行ったときの参拝記念帳に、
こんな風に残しているんだって。
『この神聖なる庭に立つと、
わたしはここがすべての宗教の原点であることを感じる』


「へぇ?すごいやん。
でも、なんで?
なんで、日本の神道のどこが、そんな風に見えるんやろ?」

「古神道における神って、
人間と、切り離された存在、
人間には、手の届かない存在では、ない
というところが、良いんじゃないかな」

「うーん、どういうことや?」

「おおざっぱ言うとね・・・
『神は外にいるのではないですよ。
アナタの中にいるのですよ。
なぜなら、人間も自然界のモノであるからです』

その根底にある考えは、
『ナニを拝んで良いですよ、
そして、尊重し、大事にしましょうね。
なぜなら
『自然界にあるモロモロすべてに、神が宿っていますからね。
大自然の現象、すべてに神がいるのですよ』

ね、すごく、おおらかでしょ」

「ハーン、
なんでもアリ、

オールオーケーってことやな?」

「そう、
なんせ、八百万(やおよろず)の神々の存在を認めてるんだもの。
しかも、
拝んでいる具体的対象は、言わば、ご先祖でしょ?」

「先祖?
あぁ、イザナギ、イザナミも、先祖と言えば先祖になる訳か。
メッチャ遠いけど(笑)」

「古神道の教えを簡単に言えば、
『自然界の万物に神性があるわけだから、みんな、大事にしようね。
仲良くしようね』

そして、先祖崇拝から来る
『お父さん、お母さん、ありがとう』
と、当たり前のことに落ち着く。
だから、バンコク共通。
ドノ国のヒトだって、OKな教典になるわけよ」

「なるほどな・・・
あ、オレ、
今、メッチャええこと考えついたで。
ジャパニーズ・スタイルダンス(本文第1239話参照)のこと・・・」



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