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社交ダンスを始めるということ 更新しました




ラテン専科シリーズvol.3 

ナチュラルロール練習法

~驚・サンバ効果(6)~


では、これからナチュラルロールの練習をします。
まずは、シャドウ(一人練習)で。
自分のカラダがどうなっているのか、
よーく感じることが大事だからね。

ポイント1
“カラダの中の脚”を使うこと
実際の脚は、
“カラダの中の脚”に従って動いている感覚を持つ
こと
実際の足・脚をカラダの中で、
ズリーって引きずる感じになるんだよね。
もち、足・脚のチカラはメッチャ抜けている方が、
感覚をつかみやすい。

ポイント2
“カラダの中の脚”の左右を使い分ける
つまりは、求心側遠心側を使い分けるってこと

(求心・遠心に関する詳しい情報は第1033話参照のこと)
そうすれば、上手く回旋=ロールできるんだ。

ポイント3
ナチュラルロール2大テクニックである
ボディ・インクリネーション
(傾斜、後ろに傾いたり、前に傾いたりすること)
スウェイ
(左右の傾き)
を整理しながら、
シーンにおける目指すカタチを明確にすること。
基礎のナチュラルロールは6歩。
おおざっぱに言えば、6シーンの構成だ。
ワンシーンごとに、
どんなカッコウをするモンなのか、ちゃんと把握しておくこと

では、ナチュラルロールにはいる前に
まずは、

“カラダの中の脚”を使うための準備を始めよう。

右手のひらで、左アバラの下部
(みぞおち横、左胸の下あたり ココがカラダの中の左脚になる
左手のひらで、右アバラの下部
(みぞおち横、右胸の下あたり ココがカラダの中の右脚になる
を持ってね。
(両手はカラダ前面でクロスになる。
左右どちらの手が上になってもOK)
手でアバラをグッと締める必要はないよ。
動きが感じられるように、ソフトに持ってね。

では、準備運動をやろう。
上記のカッコウのまんま、カラダを左右に回転させるんだ。
次に、左右にスウェイ
そして、インクリネーションもやってみよう。
みぞおち辺りが、上に向いたり下に向いたり・・
小さい動きで良いから、よーく感じてみてね。
さらに、
右脚をブラブラ
左脚をブラブラ

ただし、
触れている部位(カラダの中の脚)から動きを生むこと、

実際の脚は、

カラダの中の脚に従って

動いている感覚を持つ
ことが最も重要

では、いよいよ

ナチュラルロールに挑戦しよう。

んじゃ、まずは前進の123歩から。
ただし、右手のひらは、
みぞおちあたりまたは右アバラ下部に触れておく。
手のひらで、カラダの中の脚の動きを観察するためだ。
左手はドコにも触れずフリーにし、
以下の指示通りに動かしてね。

1歩目 右足を前進 S(スロー)
2歩目 左足横へ Q(クイック)
3歩目 右足左足にクローズ Q(クイック)

1・2・3ともに後ろへのインクリネーションあり
みぞおちが上を向く
2・3で右スウェイ(右に傾く)

フットワークは、
1でBF(ボールフラット)またはHF(ヒールフラット)
2・3はBF(ボールフラット)

スタート
左足に体重をおく。
このとき、左腕を後方に軽く振り上げ、準備。

1歩目
右足前方にステップ
左腕が、同調して振り下ろされ、
続いて、前方に振り上がっていく
左腕が上がっていくのに連動させ、
インクリネーションが行なわれる
(みぞおち辺りが徐々に上に向いていく)
重心は前に移動し続ける。
左脚は後ろに残ったカタチのまま
なおかつ、インクリネーションに同調し、
ズリーと前へ引きずられている感じになっている。
手のひらでカラダの中が動いているかどうか、確認してね。

右足に体重が乗ったまんまで、
左脚、ズリーッと引きずられながら、前方へ移動。
この間、

右半身を強く引く・・・ココがポイントだ。

それによって、

右半身が回転の軸側=求心力側となる

右半身を引くことで、

左半身が出て行く感じ
をつかんで欲しい。

また、

左手が前方に上がり続ける・・・ココもポイント

つまり、
右半身を引くこと+左手が前方に上がり続ける
この2つが同時に行なわれることで、
左足は前方に移動しつつ、右へのターンも始まり、やがて
左足・左半身が、
右半身の回転軸を超え、さらに前方、横へと移動。
左足の着地点が、おのずと決まってくる。
ヒザは少しゆるむ程度に使って可。

2歩目・3歩目
左足、到着後、右脚をカラダの中で引っぱりつつ、
ズリーッと寄せてくる。
右足に体重が移る。
インクリネーションあり(みぞおち上)
スウェイは右
左腕は上がったまんまだ。
右のアバラはクシャッとなり、左アバラは広がりのある感じ。

ココまでが前半。

では次に後退の456歩
4歩目 左足後退 S(スロー)
5歩目 右足横へ Q(クイック)
6歩目 左足右足にクローズ Q(クイック)

4・5・6ともに前へのインクリネーションあり
(みぞおちが下を向く)
5・6で左スウェイ
(左に傾く)
フットワークは4・5・6すべてBF(ボールフラット)

左足後退に向かう前
右足上で、スウェイをまっすぐに戻しつつ、カラダを前に倒し、
インクリネーションをつける。
この辺りの一連の動きがとても重要だ。
上がっている

左腕をパタンって感じで

下に振り下ろす動きに
連動し、

スウェイが戻り、インクリネーション開始。
左足が後ろに抜ける感じで、
後退方向に用意・・・という感じでつながって、
できたら非常にGOOD
左脚ヒザは伸びている。

4歩目
左足に体重が移る。
振り下ろされた左腕は下がり続ける。
左腕がさがっていくのに連動させ、
インクリネーションが行なわれる。
(みぞおち辺りが徐々に下に向いていく)
右脚は前に残ったカタチのまま
なおかつ、インクリネーションに同調し、
ズリーと引きずリ寄ってくる感じになっている。
右脚ヒザも伸びている。
この間、

左半身を強く引く・・・ココがポイントだ。

左半身が回転の軸側=求心力側となるんだ。

左半身を強く引くことで
右足・右半身が左半身を超え、
右回旋を継続しつつ、

横へと開いていく感じをつかんで欲しい。

5・6歩目
4の動きを継続したら5歩目の右足の置き場は、
自然と決まってくるだろう。
右足、到着後、左脚をカラダの中で引っぱりつつ、
ズリーッと寄せてくる。
左足に体重が移る。
インクリネーションあり(みぞおち下)
スウェイは左。
左腕はさがったまんま。
左のアバラはクシャッとなり、右アバラは広がりのある感じ。

以上男性側のステップで解説したけど
女性は後退からで、テクニックは同じだ。

ゆっくりゆっくりやってみよう。
イメージとしては、
水の抵抗がアル、

水中でロールしているように、静か・・・

男女それぞれがシャドウをしっかりして、
ソレから、組んでやってみよう。
組んでも、自分の内側の感覚をしっかりと、ね。

さてと、今月のラテン専科は終了。
来月は、

ボタフォゴ・アクションに焦点をあてまーす。


       続く第1414話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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