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社交ダンスを始めるということ 更新しました
第8回 社交ダンスが上手くなるということ
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特別シリーズ
社交ダンスを教えるということvol.11
ダンスは試行錯誤で上手くなる!!
ダンス学習は消去法でいこう!(2)
前回の続き。
社交(競技)ダンスが上手くなるための“学習法”
は
社交(競技)ダンスが上手くなるための“教授法”
とつながっている。
つながりのキーワードは、
消去法!?のお話を進めて行こう。
ところで、消去法って聞いたこと、あります?
「あぁ、知っているよ。
受験のときの・・・ホラ、
マークシート方式なんかは、消去法が良いよね。
いくつかの選択肢の中から、
正解確率が一番低いモンから消していくんだ」
「英語検定のリスニング問題(聞き取り問題)でも
消去法は有効よ。
流れてきた英文を聞いても、
はっきりと正答が分からないとき。
全部の音声を聞いてから、消去法で解答を絞っていく
コレがポイントよ」
そう、“受験”の現場では、
消去法って良く使われているのよね。
たくさんの選択肢があって、
いっぱつで“大正解”にたどり着けないとき、
「コレは、絶対違うでしょ!?」
な、モノから消して行く、
そして残ったモンを正解とみなすというやり方だ。
で、消去法の辞書的意味を言っておくと、
「複数の物事の中から何かを選び出す際に、
条件に合わないものを除外していき、
残ったものを採用する方法」
その消去法ってモノが
社交(競技)ダンスが上手くなるための“学習法”
であり、
社交(競技)ダンスが上手くなるための“教授法”
なの?
と問われれば、
YES!
で、上記のような受験用消去法をダンス用にすると、
以下のようになる。
「ダンスを学ぶ際、
さまざまな方法を試してみて、
“こりゃダメだ”な、方法を消去し、
“これは良い”と感じた方法だけを残して、再現しつつ、
それをもとに、さらに発展させて行くようにする」
こういうプロセスを歩むことによって、
ダンスは上達する
また、
ダンスの教え方も上手くなる
という仕組みなんだ。
こういうプロセスを四字熟語で言うと、
試行錯誤(しこうさくご)という・・・
意味
「新しい物事をする際、
試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立て、
解決策を見いだしていくこと」
おっと、こんな声が聞こえてきたぞ。
「でも“試行錯誤”には時間もかかるし、
何より、失敗するってイヤじゃない!?
傷つくでしょ!?
できるだけ、早く、失敗なく、
正解にたどり着くことって、できないものかしら?」
そりゃぁそうだ、とっても良く分かる気持ちだよね。
でもね、
こんなこと、知ってる?
「人間の脳は、
“失敗による消去法”でしか学べません。
なぜなら、
脳は“失敗する”ということを前提につくられているからです」
言い換えれば、
「試行錯誤は必然。
避けて通れない道でアルと同時に、
最適な道なんです」
ってことだ。
うーん・・・かも知れないけど、
これ、脳外科の世界では常識なんだって。
どういうことか説明しよう。
人間の脳って、
すごく“あいまい”なデキになっているらしく、
いきなり、
正解にたどり着くということはまず、あり得ないそう。
逆に、早くに正解にたどり着いてしまった記憶は、
弱い記憶になっちゃったりして、
結果、あまり役に立たない。
正しく、また、役に立つ記憶のためには、
試行錯誤を何回も繰り返すことによって、
“間違ったやり方”を消去法で、なくしていく。
そうこうしながら
“正しいやり方”を見つけ出して行く・・・
これが成功への正しいアプローチだという話。
さらに面白いことに、
脳は失敗すると“活性”するんだって!?
早い話、
アタマが良くなる・進化するってこと!!
で、
失敗を強烈に記憶しようと(いったんは)働く、らしい。
で、
「コレは違うよ、
次からはコレを選ばないようにしようよ」
と教えてくれるんだ。
そして、
早くに成功にたどり着けるよう働きかける。
だもんで、
かくして、試行錯誤は時間がかかるどころか
「急がば回れ」という結果となる。
そういや、何かの“達人”ってヒトは、
どうも、そういう“消去法・アプローチ”による、
脳ミソの進化を利用してきたみたいなんだよね。
いーっぱい試して、
いーっぱい失敗して・・・ようやく、正解がみつかる
とやっているうちに、脳がメッチャ活性化。
やがて、消去スピードが早くなり、
無駄な動きや無駄な考え方がなくなり
瞬時に、
GOODかNOかの区別がつくようになるってもん・・・
そんでもって、うれしいことに
“消去法・アプローチ”の中で
必然的に産出される“失敗”の数々は、
さっき言ったように、(より正しい方向に早く導くために)
いったんは強烈に記憶されるが、
そのほとんどが、長く引きずることはナイという。
つまり、
「失敗したことによる、傷ついたり、
落ち込んだりの感覚が変質し、
やがて、なくなってくる」という。
なぜか?
失敗があってこその成功だから・・・
と、ちゃーんと脳ミソが整理してくれるからだ。
以上を踏まえて、
次回、
2010年大晦日
ダンサーの皆さんへ
社交(競技)ダンスが上手くなるための“学習法”
としての
“消去法・アプローチ”
具体的おすすめ案を提言しよう!
続く第1438話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
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は
社交(競技)ダンスが上手くなるための“教授法”
とつながっている。
つながりのキーワードは、
消去法!?のお話を進めて行こう。
ところで、消去法って聞いたこと、あります?
「あぁ、知っているよ。
受験のときの・・・ホラ、
マークシート方式なんかは、消去法が良いよね。
いくつかの選択肢の中から、
正解確率が一番低いモンから消していくんだ」
「英語検定のリスニング問題(聞き取り問題)でも
消去法は有効よ。
流れてきた英文を聞いても、
はっきりと正答が分からないとき。
全部の音声を聞いてから、消去法で解答を絞っていく
コレがポイントよ」
そう、“受験”の現場では、
消去法って良く使われているのよね。
たくさんの選択肢があって、
いっぱつで“大正解”にたどり着けないとき、
「コレは、絶対違うでしょ!?」
な、モノから消して行く、
そして残ったモンを正解とみなすというやり方だ。
で、消去法の辞書的意味を言っておくと、
「複数の物事の中から何かを選び出す際に、
条件に合わないものを除外していき、
残ったものを採用する方法」
その消去法ってモノが
社交(競技)ダンスが上手くなるための“学習法”
であり、
社交(競技)ダンスが上手くなるための“教授法”
なの?
と問われれば、
YES!
で、上記のような受験用消去法をダンス用にすると、
以下のようになる。
「ダンスを学ぶ際、
さまざまな方法を試してみて、
“こりゃダメだ”な、方法を消去し、
“これは良い”と感じた方法だけを残して、再現しつつ、
それをもとに、さらに発展させて行くようにする」
こういうプロセスを歩むことによって、
ダンスは上達する
また、
ダンスの教え方も上手くなる
という仕組みなんだ。
こういうプロセスを四字熟語で言うと、
試行錯誤(しこうさくご)という・・・
意味
「新しい物事をする際、
試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立て、
解決策を見いだしていくこと」
おっと、こんな声が聞こえてきたぞ。
「でも“試行錯誤”には時間もかかるし、
何より、失敗するってイヤじゃない!?
傷つくでしょ!?
できるだけ、早く、失敗なく、
正解にたどり着くことって、できないものかしら?」
そりゃぁそうだ、とっても良く分かる気持ちだよね。
でもね、
こんなこと、知ってる?
「人間の脳は、
“失敗による消去法”でしか学べません。
なぜなら、
脳は“失敗する”ということを前提につくられているからです」
言い換えれば、
「試行錯誤は必然。
避けて通れない道でアルと同時に、
最適な道なんです」
ってことだ。
うーん・・・かも知れないけど、
これ、脳外科の世界では常識なんだって。
どういうことか説明しよう。
人間の脳って、
すごく“あいまい”なデキになっているらしく、
いきなり、
正解にたどり着くということはまず、あり得ないそう。
逆に、早くに正解にたどり着いてしまった記憶は、
弱い記憶になっちゃったりして、
結果、あまり役に立たない。
正しく、また、役に立つ記憶のためには、
試行錯誤を何回も繰り返すことによって、
“間違ったやり方”を消去法で、なくしていく。
そうこうしながら
“正しいやり方”を見つけ出して行く・・・
これが成功への正しいアプローチだという話。
さらに面白いことに、
脳は失敗すると“活性”するんだって!?
早い話、
アタマが良くなる・進化するってこと!!
で、
失敗を強烈に記憶しようと(いったんは)働く、らしい。
で、
「コレは違うよ、
次からはコレを選ばないようにしようよ」
と教えてくれるんだ。
そして、
早くに成功にたどり着けるよう働きかける。
だもんで、
かくして、試行錯誤は時間がかかるどころか
「急がば回れ」という結果となる。
そういや、何かの“達人”ってヒトは、
どうも、そういう“消去法・アプローチ”による、
脳ミソの進化を利用してきたみたいなんだよね。
いーっぱい試して、
いーっぱい失敗して・・・ようやく、正解がみつかる
とやっているうちに、脳がメッチャ活性化。
やがて、消去スピードが早くなり、
無駄な動きや無駄な考え方がなくなり
瞬時に、
GOODかNOかの区別がつくようになるってもん・・・
そんでもって、うれしいことに
“消去法・アプローチ”の中で
必然的に産出される“失敗”の数々は、
さっき言ったように、(より正しい方向に早く導くために)
いったんは強烈に記憶されるが、
そのほとんどが、長く引きずることはナイという。
つまり、
「失敗したことによる、傷ついたり、
落ち込んだりの感覚が変質し、
やがて、なくなってくる」という。
なぜか?
失敗があってこその成功だから・・・
と、ちゃーんと脳ミソが整理してくれるからだ。
以上を踏まえて、
次回、
2010年大晦日
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