2010.11.20 (第1397話)ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫るC~まずは、自分で踊る楽しさを!~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第86話へ
ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
まずは、自分で踊る楽しさを!
~社交ダンスにおける女子力の定義~
前回の続き。
快刀乱麻クリニック院長 ジュンコ先生と、Qさんの対談。
テーマは、「リード&フォロー」
社交ダンスにおける “女性”の成長についてのお話になり、
男性のリードに導かれるままに踊る依存状態は、
すべて悪いことでなく、
特にビギナーにとっては必要な時期もアリ
そして、
「依存から自立への移行
まず、ココまでが、
自然に
スムーズに
有意義に
進めば、
“女性は自立して、自分で踊れるようになりなさい”
の意味をとり間違えることはないのだけれどもね・・・」
と、イミシンな発言。
では、続きをどーぞ。
ジュンコ先生
「まず、大事なのは
超初級の頃、依存状態の時期の過ごし方ね。
『アナタに踊ってもらう、って楽しいね』
や、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
ではなく、
まず、
『ワタシが踊るって楽しいね』
を知ることでしょうね」
Q
「え、社交ダンスなのに・・・ですか?
二人よりも、
一人の楽しみにまず目覚めろと?」
ジュンコ先生
「そう!ソコがポイントなの。
依存状態にあるビギナーが、
先輩・コーチャー・先生から、学ぶべきは、
『誰かに踊ってもらう、楽しさ、喜びではなく
あくまで、自分が踊る、楽しさ、喜び』なのよ。
ココをとり間違えては、いけないわ」
Q
「“踊ってもらう”ではなく“自分が踊る”楽しさ、
喜びを知るということは、納得がいくのですが、
さっき確か、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
でも、ナイ、と言いましたよね。
まず、
二人で踊る楽しさの前に、
『ワタシが踊る、って楽しいね』
を、知るべきだと・・・」
ジュンコ先生
「ええ。
とても重要なことよ、良く聞いてね。
社交(競技)ダンスといえども、ダンスでしょ?
ダンスって、超個人的な欲求なのよ。
あぁ、自分を表現したい!!という。
ソレは、
かなり深いところからやってくる、
言わば、
カラダだけではなくココロと魂の欲求よ。
まず、ソレを満たしてあげないと・・・。
もっと平たく言えば、
二人の前に、まず、
各自が踊る楽しさに目覚めないと、ということね」
Q
「ソウか・・・
小さい頃から、ジャズダンスなりをやっていて、
一人で踊るという感覚や楽しさは、十分、知っている、
だから、
今度は二人で踊るという世界を覗いてみたい・・・
という人でない限り、
“踊ったことがない”カラダなんですものね。
ソレが、いきなり
“二人で踊る”
という制約をつけられては、
実際、自分が踊っているかどうかさえ、
わからなくなってしまう恐れがありますよね。
そして、
気がつかない間に、
踊りから遠ざかってしまっている可能性も・・・」
ジュンコ先生
「あれ?ワタシ、ダンスしようと思って、
社交ダンスを始めたのに、ダンスしてるのかしら?
という方って意外と多いからね。
コレが、
“リード&フォロー問題”を生んでしまう元凶かもしれないの。
例えば、楽器の演奏に例えましょうか。
『アナタと、合奏する』
というとき、
片方が、
『いやぁ、まだ、音が出ないんですよ』
な状態だったら、
上手くいく訳がない、と分かるでしょ?
でも、社交ダンスだったら、あり得るわけよ。
女性という“楽器”が、自ら音を出していなくても、
ベテラン男性が、
無理矢理でも引っ張っていってしまう場合があるから。
そのときに、その女性が、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
と言ったとする。
この場合の
正確な意味は
『アナタがいないと、楽しめない。
だって、ワタシ一人では、踊れませんから』
または、
『アナタとだったら、
上手く踊れるのに(他の人だったら、踊れない)』
ね、コレは問題でしょう?」
Q
「そうですね。
だんだんわかってきました。
でも・・・質問なんですが
それなら、
一人で踊るダンスをヤッテからしか、
ペアダンスは危険というか、
無理があるって話になってしまいませんか?
ビギナーの方には、
まず、シャドウ的に踊るダンスをたくさん教えるとか・・・
でも、
ジュンコ・メソッドでは、ソウではナイですね?
すぐに、相手と組ませて踊らせている。
それでは、
『アナタと踊ること、って楽しいことね』
を教えることになり、
『ワタシが踊る、って楽しいことね』
を教えることにならないのではナイですか?」
ジュンコ先生
「とってもイイ質問ね・・・」
続く第1398話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン129
~医者に行かない理由~
ワークショップ当日の朝、
ワタシはヒデ君に“小児用・咳止めシロップ”を買ってきてもらった。
実は前日のユニプラ中、
突然、咳き込み、止まらなくなるというシーンがあったためだ。
幸い、周囲はみな、夢中になってジルバを踊っていたため、
ほとんど誰も気がついてはいないはずだが。
何かがノドに反応したようだ。
困ったことに、 “発作後”ノドが敏感になり、
常にいがらっぽく、
ちょっとしたことで、咳が出るようになってしまってのだ。
さながら、急性アレルギーのよう。
「咳をすれば、確実にノドがやられる。
また、ワークショップ途中に咳き込むことだけは避けたい」
ソウ考えたワタシは、
珍しく“市販薬”を頼んだのだった。
ここで、
「医者には、行かなかったのか?」
という、問いに答えておこう。
ハイ、行っていない。
はなから、行く気持ちはなかった。
理由は色々だ。
まず、一つ目の理由は、
やや妙な言い方だが、
「簡単に治ってしまったら、学べない」
から。
前号で書いたように、この事態がホントウに、
何かの“試練”“訓練”であるなら、例えば注射一本で、
「ハイ、楽になりました」
では意味がナイと思ったのだ。
また、
声がでないのは単に“症状”だ。
真の原因は、もっと複雑なものだろう。
ソレを知り、今後に活かすためにも、
「カラダからの訴えをよく聴いてあげる方がいい」
また、
「できるだけ、自然に任せ、治っていく行程を見届けたい」
という思いもあった。
さらには、
「今、この苦しいときに、
安易に医者を頼ってしまうと、弱くなる」
また、声が出なくなったら、医者に行けばイイ・・・
などと言った、
依存心の芽は、最初から摘んでおきかったのだ。
が、そのような冷静な気持ちとは裏腹に、
正直“恐怖”もあった。
どういう恐怖か?
「このまま、声が出なくなってしまうのではないか?」
気持ちが弱くなるたびに、
“泰然自若”な自分が顔を出し“喝(かつ)”を入れてくれた。
ヒデ君の励ましも大きかったのは、言うまでもナイ。
話を戻そう。
いよいよ、ワークショップ開始。
いつもとは違うドキドキがあった。
「声は出るか?」
「いや、今日は、無理しても“出して”いく。
ソレしかない」
覚悟を決めていた。
ところが・・・
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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
まずは、自分で踊る楽しさを!
~社交ダンスにおける女子力の定義~
前回の続き。
快刀乱麻クリニック院長 ジュンコ先生と、Qさんの対談。
テーマは、「リード&フォロー」
社交ダンスにおける “女性”の成長についてのお話になり、
男性のリードに導かれるままに踊る依存状態は、
すべて悪いことでなく、
特にビギナーにとっては必要な時期もアリ
そして、
「依存から自立への移行
まず、ココまでが、
自然に
スムーズに
有意義に
進めば、
“女性は自立して、自分で踊れるようになりなさい”
の意味をとり間違えることはないのだけれどもね・・・」
と、イミシンな発言。
では、続きをどーぞ。
ジュンコ先生
「まず、大事なのは
超初級の頃、依存状態の時期の過ごし方ね。
『アナタに踊ってもらう、って楽しいね』
や、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
ではなく、
まず、
『ワタシが踊るって楽しいね』
を知ることでしょうね」
Q
「え、社交ダンスなのに・・・ですか?
二人よりも、
一人の楽しみにまず目覚めろと?」
ジュンコ先生
「そう!ソコがポイントなの。
依存状態にあるビギナーが、
先輩・コーチャー・先生から、学ぶべきは、
『誰かに踊ってもらう、楽しさ、喜びではなく
あくまで、自分が踊る、楽しさ、喜び』なのよ。
ココをとり間違えては、いけないわ」
Q
「“踊ってもらう”ではなく“自分が踊る”楽しさ、
喜びを知るということは、納得がいくのですが、
さっき確か、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
でも、ナイ、と言いましたよね。
まず、
二人で踊る楽しさの前に、
『ワタシが踊る、って楽しいね』
を、知るべきだと・・・」
ジュンコ先生
「ええ。
とても重要なことよ、良く聞いてね。
社交(競技)ダンスといえども、ダンスでしょ?
ダンスって、超個人的な欲求なのよ。
あぁ、自分を表現したい!!という。
ソレは、
かなり深いところからやってくる、
言わば、
カラダだけではなくココロと魂の欲求よ。
まず、ソレを満たしてあげないと・・・。
もっと平たく言えば、
二人の前に、まず、
各自が踊る楽しさに目覚めないと、ということね」
Q
「ソウか・・・
小さい頃から、ジャズダンスなりをやっていて、
一人で踊るという感覚や楽しさは、十分、知っている、
だから、
今度は二人で踊るという世界を覗いてみたい・・・
という人でない限り、
“踊ったことがない”カラダなんですものね。
ソレが、いきなり
“二人で踊る”
という制約をつけられては、
実際、自分が踊っているかどうかさえ、
わからなくなってしまう恐れがありますよね。
そして、
気がつかない間に、
踊りから遠ざかってしまっている可能性も・・・」
ジュンコ先生
「あれ?ワタシ、ダンスしようと思って、
社交ダンスを始めたのに、ダンスしてるのかしら?
という方って意外と多いからね。
コレが、
“リード&フォロー問題”を生んでしまう元凶かもしれないの。
例えば、楽器の演奏に例えましょうか。
『アナタと、合奏する』
というとき、
片方が、
『いやぁ、まだ、音が出ないんですよ』
な状態だったら、
上手くいく訳がない、と分かるでしょ?
でも、社交ダンスだったら、あり得るわけよ。
女性という“楽器”が、自ら音を出していなくても、
ベテラン男性が、
無理矢理でも引っ張っていってしまう場合があるから。
そのときに、その女性が、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
と言ったとする。
この場合の
正確な意味は
『アナタがいないと、楽しめない。
だって、ワタシ一人では、踊れませんから』
または、
『アナタとだったら、
上手く踊れるのに(他の人だったら、踊れない)』
ね、コレは問題でしょう?」
Q
「そうですね。
だんだんわかってきました。
でも・・・質問なんですが
それなら、
一人で踊るダンスをヤッテからしか、
ペアダンスは危険というか、
無理があるって話になってしまいませんか?
ビギナーの方には、
まず、シャドウ的に踊るダンスをたくさん教えるとか・・・
でも、
ジュンコ・メソッドでは、ソウではナイですね?
すぐに、相手と組ませて踊らせている。
それでは、
『アナタと踊ること、って楽しいことね』
を教えることになり、
『ワタシが踊る、って楽しいことね』
を教えることにならないのではナイですか?」
ジュンコ先生
「とってもイイ質問ね・・・」
続く第1398話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン129
~医者に行かない理由~
ワークショップ当日の朝、
ワタシはヒデ君に“小児用・咳止めシロップ”を買ってきてもらった。
実は前日のユニプラ中、
突然、咳き込み、止まらなくなるというシーンがあったためだ。
幸い、周囲はみな、夢中になってジルバを踊っていたため、
ほとんど誰も気がついてはいないはずだが。
何かがノドに反応したようだ。
困ったことに、 “発作後”ノドが敏感になり、
常にいがらっぽく、
ちょっとしたことで、咳が出るようになってしまってのだ。
さながら、急性アレルギーのよう。
「咳をすれば、確実にノドがやられる。
また、ワークショップ途中に咳き込むことだけは避けたい」
ソウ考えたワタシは、
珍しく“市販薬”を頼んだのだった。
ここで、
「医者には、行かなかったのか?」
という、問いに答えておこう。
ハイ、行っていない。
はなから、行く気持ちはなかった。
理由は色々だ。
まず、一つ目の理由は、
やや妙な言い方だが、
「簡単に治ってしまったら、学べない」
から。
前号で書いたように、この事態がホントウに、
何かの“試練”“訓練”であるなら、例えば注射一本で、
「ハイ、楽になりました」
では意味がナイと思ったのだ。
また、
声がでないのは単に“症状”だ。
真の原因は、もっと複雑なものだろう。
ソレを知り、今後に活かすためにも、
「カラダからの訴えをよく聴いてあげる方がいい」
また、
「できるだけ、自然に任せ、治っていく行程を見届けたい」
という思いもあった。
さらには、
「今、この苦しいときに、
安易に医者を頼ってしまうと、弱くなる」
また、声が出なくなったら、医者に行けばイイ・・・
などと言った、
依存心の芽は、最初から摘んでおきかったのだ。
が、そのような冷静な気持ちとは裏腹に、
正直“恐怖”もあった。
どういう恐怖か?
「このまま、声が出なくなってしまうのではないか?」
気持ちが弱くなるたびに、
“泰然自若”な自分が顔を出し“喝(かつ)”を入れてくれた。
ヒデ君の励ましも大きかったのは、言うまでもナイ。
話を戻そう。
いよいよ、ワークショップ開始。
いつもとは違うドキドキがあった。
「声は出るか?」
「いや、今日は、無理しても“出して”いく。
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