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社交ダンスを始めるということ 第83話へ




ラテン専科シリーズvol.2 

サンバでタンゴが上手くなる

~ビバ!サンバ!(2)~


先月、実際の、
グループレッスンの報告&今月のテーマなりに入る前に、
またまた、ヒデ君、登場で恐縮なんだけど、
「へぇ~、そりゃぁ良い話ね! 
みんなに聞かせてあげなきゃ」

ってモンを聞き出したんで、お伝えしようと思うわけ。

ヒデ君は “タンゴ”から遠ざかっていた。

アノ「熱演違い・事件」(第554話参照)が、

よほど“ショック”だったのかも知れないね。
んで、
「オレにはマダマダ難しすぎる種目」
と悟ってしまったのか、
練習する姿を見ることもなく・・・だったのだが。

今月のラテン専科日程も終盤に近くなった、ある日のこと、
いつもの“ボルタ特訓”を終えたあと、
トコトコとワタシのところにやってきて、
ヒデ君、こんなことをポロッ。

「サンバやると、タンゴが上手くなるな」

コレは、面白いことを言い出したな、と感じたワタシ、
話に乗っていったんだ。


「へぇ~、
ソレはどんなときに感じたの?」


「ボルタをやったあと、

コントラ・チェック、やりたくなるねん」


で、やってみせる。
左足前ボルタを2回ほどやってから、
コントラ・チェックをズバッ、そして、PP。


「結構、サマになってるじゃない!?」


すると、
「サンバをやるようになってから、
カラダの中がぐーっと締まるようになって、
そうしたら、
なんか、タンゴの動きがやりたくなってきたんや」



ワタシはフンフンうなずきながら聞いていたが、
「カラダってスゴいな。
そういう“連想”をさせるなんて」
と感心していたんだな。

そう、確かに
サンバをヤルとタンゴが上手くなる・・・
もっと言えば、

サンバとタンゴには、

大いなるつながりがある


なぁンて言えば、
「え~?なんで?
最も遠いところにあるような種目同士なのに。
だって、
サンバの特徴はバウンスでしょ?
バウンスって“弾む”ことでしょ?
タンゴは、弾んじゃダメじゃない。
フラットで踊る種目だもの。
しかも、シャープでキレを要するダンスでしょ?
サンバとタンゴなんて、全然違う~」

てな、声が上がるかも知れないね。

OK!
では、サンバとタンゴのつながりをあげてみよう。
よくよく聞いてくださいな。
サンバもタンゴも下手すりゃ
メッチャ“不自然、かっこ悪い”と、なりやすい種目。
インナーマッスル、特に、
吊り上げ筋を使わないと、メッチャ変になるんだ。
ってことで、
両者のつながりは、

カラダの中の脚を使わないと踊れない

コトだ。

タンゴの場合、
「股関節をよく使い、ヒザを使って・・・」
とやった途端に、
重力をまともに受け落下。
一生懸命、脚・腰、
丹田パワーを使っている割には、スムーズに動かない、
って時はもうすでにNG
ソンナコンナの前に、

カラダの中のを使わなければいけないんだ。

モチ、

カラダの中のと連動して、ね。

それにもう一点、
あ、今から言う話は、まだ記事としてアップしていない、
マル秘情報だけどチョコッと発表しちゃおう!

実は、カラダの中には、
ある、
“偉大な歩行筋(=歩くときに使う筋肉)”が存在していて、
インナーマッスルの開発が進むと、
その筋肉がダンスを踊る上で、
メッチャクチャ、威力を発揮できるようになるんだ。
特に、サンバ&タンゴでは、
その筋肉を使用できるレベルに達しないと、
いくらがんばっても“らしく”踊ることができないんだ。
つまり、
サンバらしく、タンゴらしく踊るためには、
その筋肉の使用は必須。
また、その歩行筋は、

呼吸筋でもあるため、リード&フォローにも活用できる。
(第56話参照)

さぁ、筋肉の紹介をしておこう。

肋骨(アバラ)の間にある

肋間筋(ろっかんきん)だぁ~!!

え???
肋間筋が歩行筋?
歩いているときに使っているの?

そーだよ。
サンバではメッチャ使用する筋肉だし、
タンゴ・ウォークにも欠かせない。
ただし、インナーマッスル使用・上級者でナイと、
かえって、
ヘンテコリンな動きになっちゃうから要注意だけどね。

これ以上の詳しい解説はオイオイ取り上げるとして、
今回は、
サンバでタンゴが上手くなるってことを発見した
ヒデ君、エライ!!にとどめておこう。


       続く第1387話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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