2010.11.07 (第1384話)社交ダンスが教えてくれたこと vol.8 洞察眼力のある目を持て
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社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.8
洞察眼力のある目を持て
一視同仁のココロへの旅(16)
ヒデ君との対談の続きだよ。
おっと、その前に○○の中身を言っておこう。
洞察(どうさつ) だ。
(第1301話参照)
“正しく見ることのできる開かれた目”が持っている
“本質を見抜く眼力”を、
ジュンコ流儀で、
「コレが一番、ピッタリかな」ってモノを言うと、
洞察眼力のある目になるんだな。
さて・・・
「洞察ってわかる?」
「物事を見抜くこと、見通すこと。
すごい観察力のある目や」
「そうね、観察力のある目のことを、
観察眼というんだけど、
洞察に観察眼は必須ね。
だけど、洞察と観察は、イコールじゃない。
“洞察”の“始まり”が“観察”
いわば、情報集め。
それに実は、その前が・・・あるの」
「前?
観察する前ってこと?」
「そうよ。
ドコに絞って観察するか、決めなきゃなんないでしょ?
観察するべきところなんて、
そりゃぁたくさんあるんだもん。
優先順位をつける訳。
これを着眼っていうの」
「着眼点がイイとかっていうわな。
ほんなら、
着眼で、目星を付け、
ソコを、
観察眼で観察し、情報を集めてから、
やっと洞察か」
「そうよ。
ただし・・・ヒデ君、ココからヨーク聴いてね。
アナタの危ないところの話よ。
イイ?
この着眼・観察眼の時点で、
自分の感情や今までの体験、
また理性さえも“邪魔”をしてはダメなの。
情報は“そのまんま、
ありのまま”受け取る、コレがまず大事」
ヒデ
「分かりました(笑)
でも、観察眼は分かるけど、着眼は?
今までの体験や理性を通さなかったら、
どうやって選ぶの?」
「良い質問ね。
ズバリ、直感で選ぶのよ。
それは“潜在意識”からやってくる。
正しい直感ってね、
今までの体験が、
知恵と化した領域に存在するものなのよ」
「ふうん、正しい直感か・・・
単なる“思いつき”とは、違うみたいやな。
思いつきは出ドコが浅い、
正しい直感は、
深いところからやってくるって感じか」
「そうね。
ソレから、
観察眼で集めたすべての情報を、
厳密に分析し、
関連性を探していくのよ。
例えば、
一緒に踊っている相手の“手”にスゴく力が入っていたとスル。
嫌だなぁ、痛いなぁ、
で、すぐにイラ立って、相手を変えようとする。
『力、抜いて下さい』は最もNGね。
先生ならドコが力の発生源か?
なぜに、力が入るのか?
を、知らなきゃいけないでしょ?
で、さらに観察眼を持って情報を探る。
すると、右脚の動きに違和感があることに気がつく。
洞察する・・・
ひょっとしたら、骨盤との連動か?
右骨盤と肩甲骨の動きを導きだしていく。
果たして、手の力が消える・・・
まぁ、この辺りは、
解剖学なりの勉強しておかないと、無理な領域だけどね」
「そうかぁ、わかったわ。
洞察力をつけるには、勉強もいるンや。
そら、そうやわな、
色んな分野の勉強をして、知識もナイと、
ピンと、けえへんわ。
観察して、情報集めて、
でも、知識がなくて、
どーにもでけへんかったら、イライラしてしまう。
自分の力不足に、腹が立つ。
そうか、(相手というより)
自分に対して腹が立っているんやな」
「そういうこと!
デモね・・・ココからがまた大事よ。
知識が豊富にあるだけでもダメなの。
ギスギスしたアタマでっかちになって、
『ホラ、菱形筋と大腰筋が連動していないでしょ!?』
ってことしか言えない、先生になっちゃう・・・・
コレもNG。
持っている膨大な知識をどのように活かすか?
生徒サンにあわせて、
変化させていく
方向性を見極めていくのも洞察なのよ」
「うわぁ、かーっこええな。
洞察って。
オレもソンナ力、つけたい」
「そのためには・・・・
ダンスが上手くなることよ。
つまり、
知識の咀嚼力(そしゃくりょく)
変化力が要るからね。
それを身につけるには、
カラダがほぐれている必要があるの。
頭が固いと、カラダも固いのよ。
さらに、ヒデ君の場合は、
正しい軸を形成していくこと
その軸が考え方の基準にもなるわ。
軸がナイと、
カラダがほぐれて、いっぱい入ってきた情報が、
整理しきれなくなって、
散乱し、イライラ・・・腹が立ってくるわよ」
「なーんや、そしたら、
自分のカラダに対するイライラが、
人に対するイライラや偏見につながっているってことか。
ほんなら、オレの場合、
正しい軸ができるようになったら、
気持ちもぶれなくなって、
一視同仁の平安なココロ
で過ごせるってことやな!?
それには、ダンスを精進しろと・・・」
「洞察力、ついてきたじゃない!(笑)」
続く第1385話へ
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洞察(どうさつ) だ。
(第1301話参照)
“正しく見ることのできる開かれた目”が持っている
“本質を見抜く眼力”を、
ジュンコ流儀で、
「コレが一番、ピッタリかな」ってモノを言うと、
洞察眼力のある目になるんだな。
さて・・・
「洞察ってわかる?」
「物事を見抜くこと、見通すこと。
すごい観察力のある目や」
「そうね、観察力のある目のことを、
観察眼というんだけど、
洞察に観察眼は必須ね。
だけど、洞察と観察は、イコールじゃない。
“洞察”の“始まり”が“観察”
いわば、情報集め。
それに実は、その前が・・・あるの」
「前?
観察する前ってこと?」
「そうよ。
ドコに絞って観察するか、決めなきゃなんないでしょ?
観察するべきところなんて、
そりゃぁたくさんあるんだもん。
優先順位をつける訳。
これを着眼っていうの」
「着眼点がイイとかっていうわな。
ほんなら、
着眼で、目星を付け、
ソコを、
観察眼で観察し、情報を集めてから、
やっと洞察か」
「そうよ。
ただし・・・ヒデ君、ココからヨーク聴いてね。
アナタの危ないところの話よ。
イイ?
この着眼・観察眼の時点で、
自分の感情や今までの体験、
また理性さえも“邪魔”をしてはダメなの。
情報は“そのまんま、
ありのまま”受け取る、コレがまず大事」
ヒデ
「分かりました(笑)
でも、観察眼は分かるけど、着眼は?
今までの体験や理性を通さなかったら、
どうやって選ぶの?」
「良い質問ね。
ズバリ、直感で選ぶのよ。
それは“潜在意識”からやってくる。
正しい直感ってね、
今までの体験が、
知恵と化した領域に存在するものなのよ」
「ふうん、正しい直感か・・・
単なる“思いつき”とは、違うみたいやな。
思いつきは出ドコが浅い、
正しい直感は、
深いところからやってくるって感じか」
「そうね。
ソレから、
観察眼で集めたすべての情報を、
厳密に分析し、
関連性を探していくのよ。
例えば、
一緒に踊っている相手の“手”にスゴく力が入っていたとスル。
嫌だなぁ、痛いなぁ、
で、すぐにイラ立って、相手を変えようとする。
『力、抜いて下さい』は最もNGね。
先生ならドコが力の発生源か?
なぜに、力が入るのか?
を、知らなきゃいけないでしょ?
で、さらに観察眼を持って情報を探る。
すると、右脚の動きに違和感があることに気がつく。
洞察する・・・
ひょっとしたら、骨盤との連動か?
右骨盤と肩甲骨の動きを導きだしていく。
果たして、手の力が消える・・・
まぁ、この辺りは、
解剖学なりの勉強しておかないと、無理な領域だけどね」
「そうかぁ、わかったわ。
洞察力をつけるには、勉強もいるンや。
そら、そうやわな、
色んな分野の勉強をして、知識もナイと、
ピンと、けえへんわ。
観察して、情報集めて、
でも、知識がなくて、
どーにもでけへんかったら、イライラしてしまう。
自分の力不足に、腹が立つ。
そうか、(相手というより)
自分に対して腹が立っているんやな」
「そういうこと!
デモね・・・ココからがまた大事よ。
知識が豊富にあるだけでもダメなの。
ギスギスしたアタマでっかちになって、
『ホラ、菱形筋と大腰筋が連動していないでしょ!?』
ってことしか言えない、先生になっちゃう・・・・
コレもNG。
持っている膨大な知識をどのように活かすか?
生徒サンにあわせて、
変化させていく
方向性を見極めていくのも洞察なのよ」
「うわぁ、かーっこええな。
洞察って。
オレもソンナ力、つけたい」
「そのためには・・・・
ダンスが上手くなることよ。
つまり、
知識の咀嚼力(そしゃくりょく)
変化力が要るからね。
それを身につけるには、
カラダがほぐれている必要があるの。
頭が固いと、カラダも固いのよ。
さらに、ヒデ君の場合は、
正しい軸を形成していくこと
その軸が考え方の基準にもなるわ。
軸がナイと、
カラダがほぐれて、いっぱい入ってきた情報が、
整理しきれなくなって、
散乱し、イライラ・・・腹が立ってくるわよ」
「なーんや、そしたら、
自分のカラダに対するイライラが、
人に対するイライラや偏見につながっているってことか。
ほんなら、オレの場合、
正しい軸ができるようになったら、
気持ちもぶれなくなって、
一視同仁の平安なココロ
で過ごせるってことやな!?
それには、ダンスを精進しろと・・・」
「洞察力、ついてきたじゃない!(笑)」
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