fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次  

読者限定ワークショップ


社交ダンスを始めるということ 更新しました




特別シリーズ 
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.8 

正しく見ると正しく踊るは一緒!?

一視同仁のココロへの旅(10)


スタジオ勤務を辞めたワタシからは、

お師匠サン・ブランドがなくなった。

また、A級選手であるという(はく)も消えた。

“引退”せず、突然、競技会に出なくなったため、
その後、自然と降級していき、
あるときチラと選手番付けのようなモンをみると、
C級選手になっていた(笑)
その上、
離婚することで、(主人兼リーダーであったヒトの)
名字が持っていた力と箔も失った。
結果、
“ジュンコ先生”個人ではなく
「有名〇〇教室のA級選手」
「〇〇先生のパートナー」

としての“ワタシ”に、
「レッスンを受けていました」
という生徒サンは、“目の前”からいなくなった・・・

実を言えば、
“箔やブランド”が、かなりの力を持っていたことや、
また、ワタシがソレを失ったことで、
辞めていった生徒サンがいる、などは、
生徒サン辺りから聞かされたコトなんだ。
聞いたときは、驚いたし、
チョイ愉快でもあったよね。
「ヘェ~、そんな風に見られていたんや」
って。

そう、
色んなウワサを聞くまでは、

全く思いもよらないことだったんだ。

自分に、
そういうブランドや箔が、くっついていたこと、
そして、
それらがなくなることによって、周りの見る目が変わり、
さまざまな動きにつながったことも。
レッスン料金改定要求も、生徒サンが辞めていったのも、
別の理由だと思っていた。
(自分の実際のレッスンの力量が生んだ結果だと、
受け止めていたんだ)

実際、
ワタシはピンと来ていなかったんだ。
生徒サンからイミシン顔で、
「先生、コレから “一人”で大変ねェ」
と言われても、
そーいう(ブランドや箔が消える)大変さだなんて、
全く気づいていなかったってことだ。

なぜか?
ワタシ自身、ソノようなものが見えなくなっていたから。
というか、
見ようとしなくなっていたから・・・だろう。
10年間の競技生活、
6年間のスタジオ勤務を経て、
ヒトに対する
フォーカス(焦点)が、
どうも大きな変化をしてしまっていたようなんだな。

それは、
主人兼リーダーであった“その人”の影響も大きかった。
“その人”は、
世間とは違う独特な目線で物事を見る人だった。
基本的フォーカスは、

外側ではなく“内側”

そういや、こんなことをよく言っていた。
「気持ちや意識こそ、大事。
カタチはその結果に過ぎない」

ダンスにおいても
「内面の表出」
と言い切っていた。

「ブランド?箔?
くだらん。
そんなもん、あったら面倒なだけ」


同感・・・

目線の変化は、
着実にダンスの変化につながっていった。
(第1377話参照)
外側ではなく、
内側に意識が向かうようになったのだ。
今で言う、
インナーマッスルを感じ始めたのはこの頃だ。

外への広がりに行き詰まりを感じていたワタシは、
内なる世界への冒険に夢中になった。
それとともに、
生徒サンへのレッスンも大幅に変化していった。
その当時のワタシのレッスン時の口癖はこうだ。

「中から外へ」

(アララ、今と一緒・・・笑)

して、
その内側意識がどんどん助長され続けたのは、
さまざまな生徒サンたちとの出会いのオカゲ・・・

「見た目でダンスは判断できない!!」
思想が生まれたのは、
この当時の体験からだ・・・


       続く第1379話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)