2010.10.29 (第1375話)社交ダンスが教えてくれたこと vol.8 富裕層の生徒サンたち!?
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特別シリーズ
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.8
富裕層の生徒サンたち!?
一視同仁のココロへの旅(7)
さて、
ワタシにとって、スタジオ勤務の6年間は、
“目を開くための修行時代”だった・・・
の続き、
お次は、スタジオで出会った
「いろんな意味で“ハイレベル”な生徒サンたち」
についてのお話だ。
(第1374話参照)
ここでも、
さまざまなカルチャー・ショック、ありましたわね。
まず、
競技には無縁な、愛好家の方々について言えば、
ズバリ“お金持ち”が多かった。
え、なんで、お金持ちってわかったのかって?
ヤッパ、見た目かな。
なーんて、
実はワタシ、結構ソノ辺り、疎(うと)かったんよ。
ブランドもんについてもあんまり知らないし、
宝飾品についても興味ナシなもんで、
前回(第1374話)のようなヤーさん系みたいに、
超分かりやすいヒト
(全身、上から下まで“シャネル”の奥様
指にビックリするほど大きな石のついた指輪をしたおばさまなど)
を除いては、
お金持ちかそーでないかなんて、分かんなかったし、
それほど気にもならなかったんだ。
ところが、ある日、
お師匠サンから
“教育”を受けて、少々見る目が変わったんだ。
カウンターのところに、
ボーっと座っているワタシの耳元でボスがいきなり、
こう言ったのだ。
「ココでこうやっていると、よう(よく)見えるヤロ」
ボスの目線の方向を見ると、
ガラス扉・・・出入り口だ。
ソコから、入ってきた生徒サンは、
フロアーの端をツツツと移動し、
壁にしつらえた“待ち合いイス”のところにやってくる。
出入り口からイスまで、チョイ距離があるもんで、
その間、
フロアーでなされている
レッスンの邪魔にならないようにって感じで、
生徒サンは“歩く”わけよ。
確かに、このカウンターからは、
ソンナコンナの一部始終がよく見えるのだ。
「あそこから、入って歩いてくるヒトの
“服装”をよく見とけよ。
ソレから、時計と靴・・この辺も大事や。
ヒトは身につけているもので、判断できるから」
で、
「ええもん身につけているヒトは、
出している雰囲気が違う」
ココからだと、
そー言うモロモロがよく見えるはずだから
しっかり見ておきなさいってことなんだ。
え、
なんでソンナ必要があるのかって?
「デモやメダルテストに誘える人かどうか、
一目で分かるようになる」
ドヒャァ~~
ショック。
おまけに、
こんな注意までくらってしまったよ。
「お前さんは、
もうチョッと、エエもん着なあかん。
(着ないといけない)
学生と違うんやから。
自分の受け持っている生徒サンと、
少なくとも、同じくらいの(レベルの)もんを、
着れるようにならんとな」
マァいや、
「日頃から、良いものを身につけておきなさい。
今のままではダメですよ」
というお小言だ。
ワタシは正直、ハッとした。
ソノ辺りの気配りが、ちっともなかったからだ。
一応、箔アリ・ブランド教室、
ボスの顔に泥を塗るようなことは許されない・・・ゴメンナサイ
という思いもあったが、
念のため、なぜかを尋ねてみた。
と、
ぶったまげな答えが返ってきたんだ。
「日頃から、良いものを身につけておかないと、
お中元やお歳暮のとき
良いモノがもらえない」
うっへぇ~~
コレまた、ショックだぁ。
ワタシの中で、何かが大きく反発した。
が、何も言わなかった。
しかし、その後、
カウンターに座りながら、
生徒サンのことを観察するようにはなったのだ。
色んなモノが、見えてきた。
ただ、服装など身につけているものに関しては、
知識もなかったし、
正直、あんまり分からなかった。
でも、
その人から出ている“雰囲気”今風に言えば
“オーラ”のようなもんは、感じ取れるようになってきたんだ。
“富裕オーラ”を発するヒトの中にも、
気品があるヒトと、ないヒトがあるんだなぁとか。
“幸せオーラ”と“富裕オーラ”は、
絶対一緒にあるってもんでもナイんだなぁとか。
なぁんて、
ワタシは見ているはずだった。
しかし、
レッスンをたくさんするようになって、
生徒サンたちと直接触れ合うようになり、
見ていたものは、
すべてではないことが、分かったんだ。
そう、まだまだ、
ワタシの目は開かれていなかったってわけだ。
おっと、
ソッチの方の話に進む前に、
スタジオで出会った、
「いろんな意味で“ハイレベル”な生徒サンたち」
競技選手編についてのお話を少し・・・
続く第1376話へ
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“目を開くための修行時代”だった・・・
の続き、
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「いろんな意味で“ハイレベル”な生徒サンたち」
についてのお話だ。
(第1374話参照)
ここでも、
さまざまなカルチャー・ショック、ありましたわね。
まず、
競技には無縁な、愛好家の方々について言えば、
ズバリ“お金持ち”が多かった。
え、なんで、お金持ちってわかったのかって?
ヤッパ、見た目かな。
なーんて、
実はワタシ、結構ソノ辺り、疎(うと)かったんよ。
ブランドもんについてもあんまり知らないし、
宝飾品についても興味ナシなもんで、
前回(第1374話)のようなヤーさん系みたいに、
超分かりやすいヒト
(全身、上から下まで“シャネル”の奥様
指にビックリするほど大きな石のついた指輪をしたおばさまなど)
を除いては、
お金持ちかそーでないかなんて、分かんなかったし、
それほど気にもならなかったんだ。
ところが、ある日、
お師匠サンから
“教育”を受けて、少々見る目が変わったんだ。
カウンターのところに、
ボーっと座っているワタシの耳元でボスがいきなり、
こう言ったのだ。
「ココでこうやっていると、よう(よく)見えるヤロ」
ボスの目線の方向を見ると、
ガラス扉・・・出入り口だ。
ソコから、入ってきた生徒サンは、
フロアーの端をツツツと移動し、
壁にしつらえた“待ち合いイス”のところにやってくる。
出入り口からイスまで、チョイ距離があるもんで、
その間、
フロアーでなされている
レッスンの邪魔にならないようにって感じで、
生徒サンは“歩く”わけよ。
確かに、このカウンターからは、
ソンナコンナの一部始終がよく見えるのだ。
「あそこから、入って歩いてくるヒトの
“服装”をよく見とけよ。
ソレから、時計と靴・・この辺も大事や。
ヒトは身につけているもので、判断できるから」
で、
「ええもん身につけているヒトは、
出している雰囲気が違う」
ココからだと、
そー言うモロモロがよく見えるはずだから
しっかり見ておきなさいってことなんだ。
え、
なんでソンナ必要があるのかって?
「デモやメダルテストに誘える人かどうか、
一目で分かるようになる」
ドヒャァ~~
ショック。
おまけに、
こんな注意までくらってしまったよ。
「お前さんは、
もうチョッと、エエもん着なあかん。
(着ないといけない)
学生と違うんやから。
自分の受け持っている生徒サンと、
少なくとも、同じくらいの(レベルの)もんを、
着れるようにならんとな」
マァいや、
「日頃から、良いものを身につけておきなさい。
今のままではダメですよ」
というお小言だ。
ワタシは正直、ハッとした。
ソノ辺りの気配りが、ちっともなかったからだ。
一応、箔アリ・ブランド教室、
ボスの顔に泥を塗るようなことは許されない・・・ゴメンナサイ
という思いもあったが、
念のため、なぜかを尋ねてみた。
と、
ぶったまげな答えが返ってきたんだ。
「日頃から、良いものを身につけておかないと、
お中元やお歳暮のとき
良いモノがもらえない」
うっへぇ~~
コレまた、ショックだぁ。
ワタシの中で、何かが大きく反発した。
が、何も言わなかった。
しかし、その後、
カウンターに座りながら、
生徒サンのことを観察するようにはなったのだ。
色んなモノが、見えてきた。
ただ、服装など身につけているものに関しては、
知識もなかったし、
正直、あんまり分からなかった。
でも、
その人から出ている“雰囲気”今風に言えば
“オーラ”のようなもんは、感じ取れるようになってきたんだ。
“富裕オーラ”を発するヒトの中にも、
気品があるヒトと、ないヒトがあるんだなぁとか。
“幸せオーラ”と“富裕オーラ”は、
絶対一緒にあるってもんでもナイんだなぁとか。
なぁんて、
ワタシは見ているはずだった。
しかし、
レッスンをたくさんするようになって、
生徒サンたちと直接触れ合うようになり、
見ていたものは、
すべてではないことが、分かったんだ。
そう、まだまだ、
ワタシの目は開かれていなかったってわけだ。
おっと、
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