2010.10.28 (第1374話)社交ダンスが教えてくれたこと vol.8 “目”を開く修行の始まり!?
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社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.8
“目”を開く修行の始まり!?
一視同仁のココロへの旅(6)
6年にわたるスタジオ勤務で、
ワタシは、いろんなヒトと出会うことができた。
一応、
競技的箔(はく)のある有名スタジオだったんで、
生徒サンは、
プロ・アマ問わず、競技選手が多かったが、
「競技には全く興味ナシ」
の愛好家の方もたくさんいた。
当時、バブル経済真っ只中、
入会者が後を絶たないという、スタジオ全盛の時代。
ウチのスタジオも例に漏れず・・・の状態だった。
ただし、
ボス(=お師匠サン)のブランドに惹かれ、
というヒトが大半だったため、
いろんな意味で、
“ハイレベル”な生徒サンが多かったように思うんだ。
また、
ボス関係の“協会”のエライサン(審査員の方々を含む)の
出入りも頻繁だった。
ソンナ中、新人教師だったワタシの主な仕事は、
“接待”“接客”“電話番”
そして、
ボス夫妻並びに兄弟子さんのレッスン予約に収まりきれない、
生徒サンのフォロー
そして、
新入会者で、
「どなたに教えていただいても結構です」
てな方々のレッスン・・
結構、忙しかったよ。
大学・学連という閉鎖的な世界が、
いきなりドドーんと広がっていった。
カルチャー・ショック連続の大変な時期だったんだ。
一般企業にお勤めしていても、
そういう “仕事に不慣れな新人時期”の大変さって、
一緒だと思うんだけど
ワタシの受けた、カルチャー・ショックとやらは、
ダンスギョー界ならでは・・・ってもん、かもしれない。
思えば、
この頃から本格的にワタクシの、
一視同仁(いっしどうじん)のココロへの旅
「すべての人を差別することなく、平等に愛し、慈しむ
分けへだてなく、同じ様に人を遇する」
が、始まったように感じるんだな。
だもんで、
ソノ辺りの話と関係アリそうな“ショック内容”を、
(言葉を慎重に選びながら)
チョイ告白しちゃおうってワケなんだ。
さて、
しょっぱなの
大カルチャー・ショックは
“協会”のエラいさん方との遭遇時だったわね。
ナニがショックって、モロ、見た目。
特に男性のエライサンは、
ある共通の“オーラ”を発していたんだ。
“世間知らず”のワタシでさえ、
「ムムっ、この人、ヤバくない!?」
とビビーンとくるよな
“チョイ怖(こわ)・ヤーさん系”
視線を上手く外しながらも、
興味本意から「見ずにはおれない」って感じのヒトが多かった。
で、ホンマのヤーサンからは感じられないだろう、
独特の“圧”もアリなんだ。
みんな一様に、姿勢が良い。
背筋のテンションがきつく、
胸板(むないた)から、
これまた独特の“気”を発している。
「オレは〇〇だ」てな感じ。
(〇〇にはその方の名前がはいる)
そんでもって、
高級(そうな)スーツ
ブランド・ネクタイ(会社員が好む色・柄ではない)
金属系ピカピカ腕時計
太いリングや、
おおぶりなブレスレットをしているヒトも結構いたなぁ。
最初、まだ良く分からなかった頃は、
「とんでもない世界に、足、つっこんじゃったかも」
てな思いで、めげていたんだ。
「両親の反対した理由って、コレか・・・」
おかあさん、ごめんなさい気分になった時も。
ソンナコンナで落ち込むワタシではあったものの、
ボスとエライサンとの、
“会合”にワタシも一緒してって場面は、それからもよくあった。
ボスはご機嫌。
ニコニコ顔でワタシを紹介する。
「新人のスタッフがはいりました。
“学連上がり”ですわ。
近いうちに(競技)デビューさせますんで、
一つ、ヨロシク・・・」
てなもん。
モチ、ワタシは、
ボスとその人のつながりもよくわかっていないし、
また、(その人が)
どのくらい“世間的にエラいヒト”なのかなんて、
サッパリなんだけれどもね、
ボスとそのエライサンのやり取りを見ていると、
「はは~ン」って色んなことを感じてくるんだな。
ボスの態度に“差”があるわけよ。
相手が“世間的にエライサン”のときは声のトーンが、
一段と高くなるんだ。
でもって、いわゆるお世辞が増える。
やがてワタシは、そーいうシーンにも慣れ、
協会のエライサンと直で話すこともできるようになった。
接待ダンスで一緒に踊ったり、
実際にレッスンを受けたりするうちに、
見た目だけでは分からなかった、
“その人”を感じていくようになったんだ。
あ、誤解のないように言っておくけど、
ホンマに怖いヒトは誰もいなかった(笑)
そうこうしながらワタシは知らず知らずのうちに、
センサーを磨いていったんだと思うんだ。
ナニのセンサーかって?
目よ、“目”
モチただの目ではなく、
開かれた目だ・・・
思えば、
プロ競技生活を含む、
スタジオ勤務時代のおけるモロモロは、
“目を開くための修行”だったんだ。
続く第1375話へ
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ワタシは、いろんなヒトと出会うことができた。
一応、
競技的箔(はく)のある有名スタジオだったんで、
生徒サンは、
プロ・アマ問わず、競技選手が多かったが、
「競技には全く興味ナシ」
の愛好家の方もたくさんいた。
当時、バブル経済真っ只中、
入会者が後を絶たないという、スタジオ全盛の時代。
ウチのスタジオも例に漏れず・・・の状態だった。
ただし、
ボス(=お師匠サン)のブランドに惹かれ、
というヒトが大半だったため、
いろんな意味で、
“ハイレベル”な生徒サンが多かったように思うんだ。
また、
ボス関係の“協会”のエライサン(審査員の方々を含む)の
出入りも頻繁だった。
ソンナ中、新人教師だったワタシの主な仕事は、
“接待”“接客”“電話番”
そして、
ボス夫妻並びに兄弟子さんのレッスン予約に収まりきれない、
生徒サンのフォロー
そして、
新入会者で、
「どなたに教えていただいても結構です」
てな方々のレッスン・・
結構、忙しかったよ。
大学・学連という閉鎖的な世界が、
いきなりドドーんと広がっていった。
カルチャー・ショック連続の大変な時期だったんだ。
一般企業にお勤めしていても、
そういう “仕事に不慣れな新人時期”の大変さって、
一緒だと思うんだけど
ワタシの受けた、カルチャー・ショックとやらは、
ダンスギョー界ならでは・・・ってもん、かもしれない。
思えば、
この頃から本格的にワタクシの、
一視同仁(いっしどうじん)のココロへの旅
「すべての人を差別することなく、平等に愛し、慈しむ
分けへだてなく、同じ様に人を遇する」
が、始まったように感じるんだな。
だもんで、
ソノ辺りの話と関係アリそうな“ショック内容”を、
(言葉を慎重に選びながら)
チョイ告白しちゃおうってワケなんだ。
さて、
しょっぱなの
大カルチャー・ショックは
“協会”のエラいさん方との遭遇時だったわね。
ナニがショックって、モロ、見た目。
特に男性のエライサンは、
ある共通の“オーラ”を発していたんだ。
“世間知らず”のワタシでさえ、
「ムムっ、この人、ヤバくない!?」
とビビーンとくるよな
“チョイ怖(こわ)・ヤーさん系”
視線を上手く外しながらも、
興味本意から「見ずにはおれない」って感じのヒトが多かった。
で、ホンマのヤーサンからは感じられないだろう、
独特の“圧”もアリなんだ。
みんな一様に、姿勢が良い。
背筋のテンションがきつく、
胸板(むないた)から、
これまた独特の“気”を発している。
「オレは〇〇だ」てな感じ。
(〇〇にはその方の名前がはいる)
そんでもって、
高級(そうな)スーツ
ブランド・ネクタイ(会社員が好む色・柄ではない)
金属系ピカピカ腕時計
太いリングや、
おおぶりなブレスレットをしているヒトも結構いたなぁ。
最初、まだ良く分からなかった頃は、
「とんでもない世界に、足、つっこんじゃったかも」
てな思いで、めげていたんだ。
「両親の反対した理由って、コレか・・・」
おかあさん、ごめんなさい気分になった時も。
ソンナコンナで落ち込むワタシではあったものの、
ボスとエライサンとの、
“会合”にワタシも一緒してって場面は、それからもよくあった。
ボスはご機嫌。
ニコニコ顔でワタシを紹介する。
「新人のスタッフがはいりました。
“学連上がり”ですわ。
近いうちに(競技)デビューさせますんで、
一つ、ヨロシク・・・」
てなもん。
モチ、ワタシは、
ボスとその人のつながりもよくわかっていないし、
また、(その人が)
どのくらい“世間的にエラいヒト”なのかなんて、
サッパリなんだけれどもね、
ボスとそのエライサンのやり取りを見ていると、
「はは~ン」って色んなことを感じてくるんだな。
ボスの態度に“差”があるわけよ。
相手が“世間的にエライサン”のときは声のトーンが、
一段と高くなるんだ。
でもって、いわゆるお世辞が増える。
やがてワタシは、そーいうシーンにも慣れ、
協会のエライサンと直で話すこともできるようになった。
接待ダンスで一緒に踊ったり、
実際にレッスンを受けたりするうちに、
見た目だけでは分からなかった、
“その人”を感じていくようになったんだ。
あ、誤解のないように言っておくけど、
ホンマに怖いヒトは誰もいなかった(笑)
そうこうしながらワタシは知らず知らずのうちに、
センサーを磨いていったんだと思うんだ。
ナニのセンサーかって?
目よ、“目”
モチただの目ではなく、
開かれた目だ・・・
思えば、
プロ競技生活を含む、
スタジオ勤務時代のおけるモロモロは、
“目を開くための修行”だったんだ。
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