2010.10.07 (第1353話)ラテン専科シリーズvol.1 ~吊り上げ筋・全開アクション ボルタ!~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 更新しました
第7回 社交ダンスが上手くなるということ
読者限定 ワークショップのご案内はこちらへ
ラテン専科シリーズvol.1
吊り上げ筋・全開アクション ボルタ!
~ラテン専科・開設!(4)~
彼は左足を右足の前に交差した。
ワァォ、出ました
“ラテン・クロス”
※ 両足が交差した形
曲げた前脚のひざ裏に後ろ脚のひざ頭をあてる。
後ろ脚のかかとは上げ、
つま先は外を向ける・・・テキストには一応こんな感じで載ってます。
右足トウ・ターン・アウトも美技だ。
お、ナニヤラ不思議な動きが始まったぞ。
アフリカの土着民族の祭りか?
イヤイヤ
バレエのボレロ、ジョルジュ・ドンだ!?
(愛と悲しみのボレロが有名ね)
音楽がかかった。
スローテンポのサンバだ。
彼は言った。
「ボルタ・アクションの練習さ」
ラテン・クロスのカッコウのまんま、
体重を、
前にある左足~後ろの右足へ
また左足へと、
行ったり来たりしながら、踏み替えている。
ん?
ただの足の踏み替えではないようだ。
カラダの中を後ろに引き込み、
吊り上げることで、
体重が、
自動的に左足から右足に移っている
・・・どうもココがポイントのようだ。
彼は言った。
「カラダの中が、引き込まれ、吊り上がっていないと、
ボルタはできないのさ」
横からシルエットを見てみた。
やや!?
背中が(引き込み、吊り上がったとき)
Uの字ほどにもなっているではないか!?
ソレに、腕の“羽ばたき”も入ってきたぞ。
カラダがフカ~ッと浮き上がってきた。
肩甲骨あたりの筋肉の躍動が、見える・・・
ナカナカの美しさだ。
彼は言った。
「カラダの中の腕を使わないと、
ボルタはできないのさ」
あ、右へ移動を始めたぞ。
右足、横少し後方へ開く
つぎに、
左足、右足の前に交差・・・コレを続けながら、ズーッと右へ
フロアーを大きく回り始めたぞ。
横への動きを続けながら、
どうも、カラダの中でナニヤラ
“操作”が行なわれているようだ。
そうか・・・
みぞおち部カラダの中の脚を使っている
んだな。
カラダの中の右脚で左脚をスィ~っと、引っ張る。
結果、左足が、右足の前に交差される。
左足先はキレイに伸ばされているが、
床からほんの少し浮き上がっているようにも見える。
左足、床に着地すると同時に、
カラダの中の左脚が外へローリーングするように使われている。
その動きによって、
右足がまた、横少し後方へ開かれていっている・・・
彼は言った。
「カラダの中の両脚のそれぞれの役割を理解し、
しっかりと使わないと、
ボルタはできないのさ」
そして、
ボルタ・アクションを続けたまま、
フロアーをかなりのスピードで回り始めた。
波打つボディ、しかし、妙な崩れはない・・・
彼は言った。
「カラダが(左右からクロスに)締まっていないと、
ボルタはできないのさ」
腕の動きと脚の動き、共に、キレイだ。
違和感がない。
腕の運動が加速すると、カラダも加速、した。
「カラダの中の腕と脚がつながって使わないと、
ボルタはできないのさ」
見たことのナイ動きのようで、自然、な感じでもある。
カラダの中が上手くつながって動いているからだろう。
彼は言った。
「ボルタができるようになってくると、
サンバのすべてのアクションが理解できるようになるのさ。
しかも・・・」
彼は、声をヒソメながらこう言った。
「ボルタの練習を通し、
スタンダード用の、
体幹部を造り上げていけるのさ。
赤字のところを再読してみて、
まさに・・・ソウだろ?」
そして、
脚を左右取り替え、
ボルタ練習は続いていった・・・
ジャーン、読み終えました?
ボルタってアクションに、
興味を持ってもらえたんじゃないかしら。
ラテン専科 サンバレッスンは、
その、ボルタ・アクションの練習からスタートするわ。
ところで、
ボルタの意味は、知ってる?
「ポルトガル語で、帰るとか、元も場所に戻るって意味です。
原点回帰的な意味
自分が原点であると思った場所に帰ること
初心に戻ることという、意味もあります」
正解だ。
ボルタのときのボディの使い方が成長すれば、
「ホントだ!
カラダの中がグルンとつながって、巡っているって感じね。
一巡して元に戻る・・・
だから、ボルタって名称になったのね」
と、納得できるでしょね。
ところが、こんな声が
「ボルタって、
横に動いていく、クリスクロス・ボルタ
一人で回転する、スポット・ボルタ
とか、イロイロあるけど、
みーんな苦手!
クリスクロス・ボルタは、間に合わないし、
スポット・ボルタは、フラフラする。
足先も内向きになるし・・・」
さぁ、どーしましょ?
コレでつまずいたら先に進めないジャン!?
心配しないで・・・
ボルタの完成は先の話で良いんだから。
ボルタ・アクション練習に、コソ意味があるんだから。
でも、有意義なボルタ・アクション練習のタメの
ポイントを次回、まとめておくね。
続く第1354話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 更新しました
第7回 社交ダンスが上手くなるということ
読者限定 ワークショップのご案内はこちらへ
ラテン専科シリーズvol.1
吊り上げ筋・全開アクション ボルタ!
~ラテン専科・開設!(4)~
彼は左足を右足の前に交差した。
ワァォ、出ました
“ラテン・クロス”
※ 両足が交差した形
曲げた前脚のひざ裏に後ろ脚のひざ頭をあてる。
後ろ脚のかかとは上げ、
つま先は外を向ける・・・テキストには一応こんな感じで載ってます。
右足トウ・ターン・アウトも美技だ。
お、ナニヤラ不思議な動きが始まったぞ。
アフリカの土着民族の祭りか?
イヤイヤ
バレエのボレロ、ジョルジュ・ドンだ!?
(愛と悲しみのボレロが有名ね)
音楽がかかった。
スローテンポのサンバだ。
彼は言った。
「ボルタ・アクションの練習さ」
ラテン・クロスのカッコウのまんま、
体重を、
前にある左足~後ろの右足へ
また左足へと、
行ったり来たりしながら、踏み替えている。
ん?
ただの足の踏み替えではないようだ。
カラダの中を後ろに引き込み、
吊り上げることで、
体重が、
自動的に左足から右足に移っている
・・・どうもココがポイントのようだ。
彼は言った。
「カラダの中が、引き込まれ、吊り上がっていないと、
ボルタはできないのさ」
横からシルエットを見てみた。
やや!?
背中が(引き込み、吊り上がったとき)
Uの字ほどにもなっているではないか!?
ソレに、腕の“羽ばたき”も入ってきたぞ。
カラダがフカ~ッと浮き上がってきた。
肩甲骨あたりの筋肉の躍動が、見える・・・
ナカナカの美しさだ。
彼は言った。
「カラダの中の腕を使わないと、
ボルタはできないのさ」
あ、右へ移動を始めたぞ。
右足、横少し後方へ開く
つぎに、
左足、右足の前に交差・・・コレを続けながら、ズーッと右へ
フロアーを大きく回り始めたぞ。
横への動きを続けながら、
どうも、カラダの中でナニヤラ
“操作”が行なわれているようだ。
そうか・・・
みぞおち部カラダの中の脚を使っている
んだな。
カラダの中の右脚で左脚をスィ~っと、引っ張る。
結果、左足が、右足の前に交差される。
左足先はキレイに伸ばされているが、
床からほんの少し浮き上がっているようにも見える。
左足、床に着地すると同時に、
カラダの中の左脚が外へローリーングするように使われている。
その動きによって、
右足がまた、横少し後方へ開かれていっている・・・
彼は言った。
「カラダの中の両脚のそれぞれの役割を理解し、
しっかりと使わないと、
ボルタはできないのさ」
そして、
ボルタ・アクションを続けたまま、
フロアーをかなりのスピードで回り始めた。
波打つボディ、しかし、妙な崩れはない・・・
彼は言った。
「カラダが(左右からクロスに)締まっていないと、
ボルタはできないのさ」
腕の動きと脚の動き、共に、キレイだ。
違和感がない。
腕の運動が加速すると、カラダも加速、した。
「カラダの中の腕と脚がつながって使わないと、
ボルタはできないのさ」
見たことのナイ動きのようで、自然、な感じでもある。
カラダの中が上手くつながって動いているからだろう。
彼は言った。
「ボルタができるようになってくると、
サンバのすべてのアクションが理解できるようになるのさ。
しかも・・・」
彼は、声をヒソメながらこう言った。
「ボルタの練習を通し、
スタンダード用の、
体幹部を造り上げていけるのさ。
赤字のところを再読してみて、
まさに・・・ソウだろ?」
そして、
脚を左右取り替え、
ボルタ練習は続いていった・・・
ジャーン、読み終えました?
ボルタってアクションに、
興味を持ってもらえたんじゃないかしら。
ラテン専科 サンバレッスンは、
その、ボルタ・アクションの練習からスタートするわ。
ところで、
ボルタの意味は、知ってる?
「ポルトガル語で、帰るとか、元も場所に戻るって意味です。
原点回帰的な意味
自分が原点であると思った場所に帰ること
初心に戻ることという、意味もあります」
正解だ。
ボルタのときのボディの使い方が成長すれば、
「ホントだ!
カラダの中がグルンとつながって、巡っているって感じね。
一巡して元に戻る・・・
だから、ボルタって名称になったのね」
と、納得できるでしょね。
ところが、こんな声が
「ボルタって、
横に動いていく、クリスクロス・ボルタ
一人で回転する、スポット・ボルタ
とか、イロイロあるけど、
みーんな苦手!
クリスクロス・ボルタは、間に合わないし、
スポット・ボルタは、フラフラする。
足先も内向きになるし・・・」
さぁ、どーしましょ?
コレでつまずいたら先に進めないジャン!?
心配しないで・・・
ボルタの完成は先の話で良いんだから。
ボルタ・アクション練習に、コソ意味があるんだから。
でも、有意義なボルタ・アクション練習のタメの
ポイントを次回、まとめておくね。
続く第1354話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |