2010.10.30 (第1376話)社交ダンスが教えてくれたこと vol.8 競技選手に見た不思議
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特別シリーズ
社交ダンスが教えてくれたこと 人間美学そして哲学vol.8
競技選手に見た不思議
一視同仁のココロへの旅(8)
スタジオ勤務時代の
“目を開くための修行”のお話。
競技選手編だ。
ボスも兄弟子さんも、
ラテンの箔アリだったもんで、
当時、西部の“ラテン・ライジングスター選手
=ラテン若手有力選手”は、
こぞってレッスンを受けにやってきていたように思うんだ。
また、
「ラテンより、
スタンダードの方がホンマは得意やねんで」
という、ボスの言葉通り、
スタンダードのレッスンを受けにくる選手も、
意外や、多かったんだ。
そういや、
九州や四国といった遠方からも、
泊まりがけ、ときに団体で(!?)来ていたな。
お師匠サン、人気あるんだなぁって、
うれしいような、
誇らしいような気持ちもチョイあったけど、
本音を言えば、
なーんか驚きだったんだ。
熱心だなぁって。
ボスもボス夫人のレッスンも、
(ワタシにとっては)
楽しくない、厳しい、苦しいだけのもんなのに、
おまけに、レッスン料も高いし、
受けたからって、即効、上手くなるってものでもないのに、
(コレもワタシの個人的見解だ)
みんな、よく、
受けにくるなぁって、チョイ不思議に思っていたんだな。
さて、
ワタシはカウンター越しに、
レッスンの光景を見学・・・が常だった。
アイヤァ、お得なポジションだったんね。
さぞかし、勉強になったでしょ?
って言われそう。
確かに、
テクニック教授シーンに絞って言えば、
レッスンは、見ているだけで役に立つってもん。
自分のことと重ね合わせながら、見聞きしていたよ。
でもネ、やがて、
コンナ思いが出てきたんだな。
「テクニックより、目につくもんがある。
ソッチのほうが、
今、見とかな(見ておかないと)アカンもんと違うかな?」
そう、確かに、
テクニックのやり取り以外の、
いろいろなものが見えてきたんだ。
で、(テクニックを見るより)
ソッチの方に気を取られるようになっちゃったんだ。
みんな真剣になると、無防備になってくる。
だから、本音が見えてくるわけ。
カップル間における力関係やら、
レッスン中の感情のやり取りやら、
想いとダンスのギャップやら。
ソンナコンナもワタシは、カルチャー・ショックだった。
「ダンスって、
ヒトの気持ちがよーく見えるのね」
テクニックでのごまかしは効かない・・・
コレは怖かった。
また、そーいうものとは別の話で、
おかしなものも見つけたのだ。
ボスをホンマに信頼し、
慕って習いに来ているのかどうか分からないフィーリングの
???な選手たち。
ボスに習うことで上手くなる、そのためにレッスンを、
というよりも、
なーんか、お付き合いめいたものを感じるというか・・・
と、こんな話を小耳にはさんだ。
「もうすぐ、ボスは引退や。
そしたら、すぐに審査員になる。
そのときのタメの、
“顔つなぎ”に来ている選手もいる」
ハハーン。
でも、ちょっと、ショック。
また、
モチ級と“見た目実力”に???な選手も、大勢いたんだ。
と、こんな話を小耳にはさんだ。
「あのヒトたちは、もう長いからな。
(選手として)
長くおったら、
ソコソコの級にまではいけるもんなんや」
なーんだ、そうなの!?
また、大きい声では言えないけれど、
「え?
アノカップル、
(あの踊りで)プロの競技選手なんですか?」
てな、熟年っぽい選手も。
でも、不思議なことに、
そういう選手に限ってボスは、厳しくしない。
優しく、しかもキミョーに明るく、
礼儀正しいレッスンをする訳よ。
ひょっとして、もうこれ以上、
上手くならないだろうってあきらめている!?
と、こんな話を小耳にはさんだ。
「アノ先生、結構、力のある先生なんや」
え、
アノ踊りで、力があるって・・・!?
「その力やなくて、
大きな教室を持っていて、
いつもパーティのときに協力してくれる。
まぁ、ボスも協力してるけど」
アレぇ~~
そういうつながりがあったのか。
ワタシもボスの立場になったら、ソウするのか?
いや、そんな体験は一生なくて終わりそうだ。
ハーイ、ここまで、
開かれた目になるための
“初期・修行時代”のお話をしてきたよ。
スタジオ勤務を終えても、
モチ、修行は続き、今もなお・・・なんだけどね。
さて、ココらで、
ずっとテーマになっている
開かれた目とは?
に(ようやく)触れてみようと思うんだ。
開かれた目とは?
ソレって、一体ナニなのか?
続く第1377話へ
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競技選手編だ。
ボスも兄弟子さんも、
ラテンの箔アリだったもんで、
当時、西部の“ラテン・ライジングスター選手
=ラテン若手有力選手”は、
こぞってレッスンを受けにやってきていたように思うんだ。
また、
「ラテンより、
スタンダードの方がホンマは得意やねんで」
という、ボスの言葉通り、
スタンダードのレッスンを受けにくる選手も、
意外や、多かったんだ。
そういや、
九州や四国といった遠方からも、
泊まりがけ、ときに団体で(!?)来ていたな。
お師匠サン、人気あるんだなぁって、
うれしいような、
誇らしいような気持ちもチョイあったけど、
本音を言えば、
なーんか驚きだったんだ。
熱心だなぁって。
ボスもボス夫人のレッスンも、
(ワタシにとっては)
楽しくない、厳しい、苦しいだけのもんなのに、
おまけに、レッスン料も高いし、
受けたからって、即効、上手くなるってものでもないのに、
(コレもワタシの個人的見解だ)
みんな、よく、
受けにくるなぁって、チョイ不思議に思っていたんだな。
さて、
ワタシはカウンター越しに、
レッスンの光景を見学・・・が常だった。
アイヤァ、お得なポジションだったんね。
さぞかし、勉強になったでしょ?
って言われそう。
確かに、
テクニック教授シーンに絞って言えば、
レッスンは、見ているだけで役に立つってもん。
自分のことと重ね合わせながら、見聞きしていたよ。
でもネ、やがて、
コンナ思いが出てきたんだな。
「テクニックより、目につくもんがある。
ソッチのほうが、
今、見とかな(見ておかないと)アカンもんと違うかな?」
そう、確かに、
テクニックのやり取り以外の、
いろいろなものが見えてきたんだ。
で、(テクニックを見るより)
ソッチの方に気を取られるようになっちゃったんだ。
みんな真剣になると、無防備になってくる。
だから、本音が見えてくるわけ。
カップル間における力関係やら、
レッスン中の感情のやり取りやら、
想いとダンスのギャップやら。
ソンナコンナもワタシは、カルチャー・ショックだった。
「ダンスって、
ヒトの気持ちがよーく見えるのね」
テクニックでのごまかしは効かない・・・
コレは怖かった。
また、そーいうものとは別の話で、
おかしなものも見つけたのだ。
ボスをホンマに信頼し、
慕って習いに来ているのかどうか分からないフィーリングの
???な選手たち。
ボスに習うことで上手くなる、そのためにレッスンを、
というよりも、
なーんか、お付き合いめいたものを感じるというか・・・
と、こんな話を小耳にはさんだ。
「もうすぐ、ボスは引退や。
そしたら、すぐに審査員になる。
そのときのタメの、
“顔つなぎ”に来ている選手もいる」
ハハーン。
でも、ちょっと、ショック。
また、
モチ級と“見た目実力”に???な選手も、大勢いたんだ。
と、こんな話を小耳にはさんだ。
「あのヒトたちは、もう長いからな。
(選手として)
長くおったら、
ソコソコの級にまではいけるもんなんや」
なーんだ、そうなの!?
また、大きい声では言えないけれど、
「え?
アノカップル、
(あの踊りで)プロの競技選手なんですか?」
てな、熟年っぽい選手も。
でも、不思議なことに、
そういう選手に限ってボスは、厳しくしない。
優しく、しかもキミョーに明るく、
礼儀正しいレッスンをする訳よ。
ひょっとして、もうこれ以上、
上手くならないだろうってあきらめている!?
と、こんな話を小耳にはさんだ。
「アノ先生、結構、力のある先生なんや」
え、
アノ踊りで、力があるって・・・!?
「その力やなくて、
大きな教室を持っていて、
いつもパーティのときに協力してくれる。
まぁ、ボスも協力してるけど」
アレぇ~~
そういうつながりがあったのか。
ワタシもボスの立場になったら、ソウするのか?
いや、そんな体験は一生なくて終わりそうだ。
ハーイ、ここまで、
開かれた目になるための
“初期・修行時代”のお話をしてきたよ。
スタジオ勤務を終えても、
モチ、修行は続き、今もなお・・・なんだけどね。
さて、ココらで、
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開かれた目とは?
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