2010.09.09 (第1325話)ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫るLⅨ~女性後方ポイズやり直し宣言~
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テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 更新しました
ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
女性後方ポイズやり直し宣言
~女性のポイズ・反りの謎~
え~っと、
チョイ寄り道が長くなってしまったけれど・・・
テーマは、ポイズ
そして、
インナー・スイング・ラインのお話の途中だったんだ。
ん、それナニ!?
って方は、今すぐ、第1318話へゴー
ソコにはこんな風なことが書かれているよ。
「ポイズは、カラダの中に描かれたたくさんのラインから
生まれてくるもの」
として、
① ポイズは固まったカタチからできているのではなく、
たくさんのカラダの中のライン(線)の集まりでできている。
② そのラインはスイングから生まれたもの。
③ ビギナー時代には、カラダをほぐし、ゆるめつつ、
カラダの中にできるだけたくさんのラインを描いていくことが肝要。
そのスイングの中でも代表的なのが、
人体に普遍的に存在する 2大スイング
ペンデュラム・スイング
メトロノーム・スイング
さらに、
女性の美的後方ポイズのためには、
メトロノーム・スイングから生まれる
インナー・スイング・ラインの描き方が大事。
で、
そのラインを描くのに、最もキーとなる部位
後頭骨下、上部頸椎周辺の筋肉である、
後頭下筋のお話に移っていた訳だ。
ココからは、
快刀乱麻クリニック院長 ジュンコ先生とQさんの対談に戻ろう。
Q
「実を言えば、ワタシも、
スタンダードのホールドをして、少し長い時間踊ると、
首が凝ってくるんです。
そういえば、こんな経験もあります。
とあるパーティ会場で、
競技をやっているという上手い方と踊ったコトがアルんです。
人が少なかったため、
何曲も、かなり真剣モードで踊っていただいたので、
そのときは、ラッキーと思っていたのですが、
家に帰ってから、首が痛いというか、
後頭部が重いというか・・・で、すごく困ったのです。
ちょうど、後頭下筋辺りの痛みだったと思います」
ジュンコ先生
「ポイズの作り方がまずかったのでしょうね。
後頭下筋辺りを、圧迫してしまったのね。
踊っている間は、わからなかったのね?
とくに、踊りにくいということもなかったのかな?」
Q
「踊っているときは、無我夢中だったので(笑)
それに、踊った後、
首が痛いとかは、しょっちゅうなもので、
まぁ、ソンナものかなと思っていました。
キレイに踊りたいという気持ちから、
反りすぎて、
首だけではなく、腰が痛いときも未だによくありますが、
それも、それほど問題に捉えていませんでした。
でも、
自虐的・後頭下筋&脳幹圧迫行為!?
(第1324話参照)
のお話を聞いて、
正直、ヤバいなぁって初めて思いました」
ジュンコ先生
「そう!ソレは良かったわ。
カラダを痛めたり、性能を下げたりするカタチは、
やっぱり、“違う”のね。
とにかく、
女性の後方ポイズによる、ダンス弊害は想像以上に大きいわ。
実力の出せていない女性がどれほどいることか・・・
自然なメトロノーム・スイングができなくなると、
音楽まで、ちゃんと聴こえなくなるからね」
Q
「私もこれを機会に、
後方ポイズ作り、やり直します!
ということで、
改めまして、
自然な女性の後方ポイズにつながる
メトロノーム・スイングから生まれる
インナー・スイング・ラインの描き方
を、ビギナー用に教えていただきたいのですが・・・」
ジュンコ先生
「そうだったわね。
ラインの描き方を知ることはもちろん大事だけれど、
ビギナーの頃は、
『後頭骨が下方にズレて、
後頭骨下、上部頸椎周辺 後頭下筋を圧迫している
なんてコトがあるのね』
という現実を知るのも大事ね。
人体に関する問題点や、健康についてなど、
今まで全然知らなかった世界観を学んでいけるということも、
ダンスの魅力だと思うのよ。
上記のような現実を知ると、
『私、頭痛持ちナンですけど“圧迫”のせいかもしれません』
とか
『ずーっと、精神的に不安定なのは、
“圧迫”から来ているように思います』
なんて、
自己診断を始めるビギナーさんだっているんだから。
それなのに、ダンスをやることで、
また圧迫感を強めさせちゃうは、もってのほか。
ということで・・・
将来の美的ポイズにむけて、
ビギナーさんには、こんな指導をしているわ・・・」
続く第1326話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン88
~ボックス・・・(3)~
学連時代のナチュ・リバ ボックスについて、もう少し触れておこう。
前号では以下のように“紹介”した。
・ホールドのカタチの定着
・脚力をつける
・“根性と我慢” を養うしごきエクササイズ
コレを読む限りでは、
「鍛えなくて良いところばかりを鍛えてしまう
全くオススメできない、NGエクササイズ!?」
という印象になるだろうが、
ワタシ的解釈は、実はそういうわけではない。
良い点もアル、と見ている。
だから、
学連時代、特に新入生は、大いに、
ナチュ・リバ ボックス体験を積めば良いとさえ思っている。
そして、願わくは、
学連の伝統的エクササイズとして、
この先もずーっと、残っていって欲しい・・・
さて、良い点とはナニだろう?
コレはナチュ・リバ ボックスのような“特殊訓練”が生み出す、
コレまた“特殊な効果”・・・
人間としての深い部分が変化し“本質”に触れることができる、ところだ。
ここでの特殊訓練の意味は、ほぼ次の2点に集約される。
1. 凄まじくキツイ
2. シンプルな繰り返しの動きが延々続く
この2つにより、
カラダとココロは日頃の感覚を離れ、
異次元時間・空間の中へと移動する。
その中で、
「いやおうなしに、本質を知らされる」
ソンナ感じだ。
強化合宿におけるナチュ・リバ ボックスを体験したものなら、
「あぁ、それは、なんとなくわかる」
かもしれない。
「過酷だよ、ボックス練習は。
もうこれ以上、絶対、無理。
というギリギリまで、追いつめられる。
でも、そこまでいくと、
フーッと楽になって、突然、復活するんだ。
でもしばらくすると、また、限界がヤッてくる。
腕がもう、上がらない、
脚が重くて、一歩も先に進めない、
あぁ、もうダメだぁ~
肉体・精神はついに限界点を超える、と、不思議な感覚に包まれる。
我を離れ、
リキミがなくなり解放される。
もっと不思議なことには、
ソコからようやくホンモノのスイングで踊れるようになる・・・」
本質
「肉体の頑張りを超えたところにダンスがアル!?」
さて、次回、
ナチュ・リバ ボックスの実践的解説を試みよう。
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そして、
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ソコにはこんな風なことが書かれているよ。
「ポイズは、カラダの中に描かれたたくさんのラインから
生まれてくるもの」
として、
① ポイズは固まったカタチからできているのではなく、
たくさんのカラダの中のライン(線)の集まりでできている。
② そのラインはスイングから生まれたもの。
③ ビギナー時代には、カラダをほぐし、ゆるめつつ、
カラダの中にできるだけたくさんのラインを描いていくことが肝要。
そのスイングの中でも代表的なのが、
人体に普遍的に存在する 2大スイング
ペンデュラム・スイング
メトロノーム・スイング
さらに、
女性の美的後方ポイズのためには、
メトロノーム・スイングから生まれる
インナー・スイング・ラインの描き方が大事。
で、
そのラインを描くのに、最もキーとなる部位
後頭骨下、上部頸椎周辺の筋肉である、
後頭下筋のお話に移っていた訳だ。
ココからは、
快刀乱麻クリニック院長 ジュンコ先生とQさんの対談に戻ろう。
Q
「実を言えば、ワタシも、
スタンダードのホールドをして、少し長い時間踊ると、
首が凝ってくるんです。
そういえば、こんな経験もあります。
とあるパーティ会場で、
競技をやっているという上手い方と踊ったコトがアルんです。
人が少なかったため、
何曲も、かなり真剣モードで踊っていただいたので、
そのときは、ラッキーと思っていたのですが、
家に帰ってから、首が痛いというか、
後頭部が重いというか・・・で、すごく困ったのです。
ちょうど、後頭下筋辺りの痛みだったと思います」
ジュンコ先生
「ポイズの作り方がまずかったのでしょうね。
後頭下筋辺りを、圧迫してしまったのね。
踊っている間は、わからなかったのね?
とくに、踊りにくいということもなかったのかな?」
Q
「踊っているときは、無我夢中だったので(笑)
それに、踊った後、
首が痛いとかは、しょっちゅうなもので、
まぁ、ソンナものかなと思っていました。
キレイに踊りたいという気持ちから、
反りすぎて、
首だけではなく、腰が痛いときも未だによくありますが、
それも、それほど問題に捉えていませんでした。
でも、
自虐的・後頭下筋&脳幹圧迫行為!?
(第1324話参照)
のお話を聞いて、
正直、ヤバいなぁって初めて思いました」
ジュンコ先生
「そう!ソレは良かったわ。
カラダを痛めたり、性能を下げたりするカタチは、
やっぱり、“違う”のね。
とにかく、
女性の後方ポイズによる、ダンス弊害は想像以上に大きいわ。
実力の出せていない女性がどれほどいることか・・・
自然なメトロノーム・スイングができなくなると、
音楽まで、ちゃんと聴こえなくなるからね」
Q
「私もこれを機会に、
後方ポイズ作り、やり直します!
ということで、
改めまして、
自然な女性の後方ポイズにつながる
メトロノーム・スイングから生まれる
インナー・スイング・ラインの描き方
を、ビギナー用に教えていただきたいのですが・・・」
ジュンコ先生
「そうだったわね。
ラインの描き方を知ることはもちろん大事だけれど、
ビギナーの頃は、
『後頭骨が下方にズレて、
後頭骨下、上部頸椎周辺 後頭下筋を圧迫している
なんてコトがあるのね』
という現実を知るのも大事ね。
人体に関する問題点や、健康についてなど、
今まで全然知らなかった世界観を学んでいけるということも、
ダンスの魅力だと思うのよ。
上記のような現実を知ると、
『私、頭痛持ちナンですけど“圧迫”のせいかもしれません』
とか
『ずーっと、精神的に不安定なのは、
“圧迫”から来ているように思います』
なんて、
自己診断を始めるビギナーさんだっているんだから。
それなのに、ダンスをやることで、
また圧迫感を強めさせちゃうは、もってのほか。
ということで・・・
将来の美的ポイズにむけて、
ビギナーさんには、こんな指導をしているわ・・・」
続く第1326話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン88
~ボックス・・・(3)~
学連時代のナチュ・リバ ボックスについて、もう少し触れておこう。
前号では以下のように“紹介”した。
・ホールドのカタチの定着
・脚力をつける
・“根性と我慢” を養うしごきエクササイズ
コレを読む限りでは、
「鍛えなくて良いところばかりを鍛えてしまう
全くオススメできない、NGエクササイズ!?」
という印象になるだろうが、
ワタシ的解釈は、実はそういうわけではない。
良い点もアル、と見ている。
だから、
学連時代、特に新入生は、大いに、
ナチュ・リバ ボックス体験を積めば良いとさえ思っている。
そして、願わくは、
学連の伝統的エクササイズとして、
この先もずーっと、残っていって欲しい・・・
さて、良い点とはナニだろう?
コレはナチュ・リバ ボックスのような“特殊訓練”が生み出す、
コレまた“特殊な効果”・・・
人間としての深い部分が変化し“本質”に触れることができる、ところだ。
ここでの特殊訓練の意味は、ほぼ次の2点に集約される。
1. 凄まじくキツイ
2. シンプルな繰り返しの動きが延々続く
この2つにより、
カラダとココロは日頃の感覚を離れ、
異次元時間・空間の中へと移動する。
その中で、
「いやおうなしに、本質を知らされる」
ソンナ感じだ。
強化合宿におけるナチュ・リバ ボックスを体験したものなら、
「あぁ、それは、なんとなくわかる」
かもしれない。
「過酷だよ、ボックス練習は。
もうこれ以上、絶対、無理。
というギリギリまで、追いつめられる。
でも、そこまでいくと、
フーッと楽になって、突然、復活するんだ。
でもしばらくすると、また、限界がヤッてくる。
腕がもう、上がらない、
脚が重くて、一歩も先に進めない、
あぁ、もうダメだぁ~
肉体・精神はついに限界点を超える、と、不思議な感覚に包まれる。
我を離れ、
リキミがなくなり解放される。
もっと不思議なことには、
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