2010.09.08 (第1324話)ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫るLⅧ~脳幹からの指令のお話~
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読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第65話へ
ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
脳幹からの指令のお話
~女性のポイズ・反りの謎~
前号の続き。
後頭骨が下方にズレて、
後頭骨下、上部頸椎周辺 後頭下筋を圧迫している・・・
この圧迫感がよく分からない人は、
わざと、強めに圧迫状況を作ってみようか。
アゴを前に突き出しながら、頭を後方に少し倒してみて。
ググって、
後頭部と首の付け根あたり(これが、後頭骨下、上部頸椎周辺)
にプレス感があるでしょ?
苦しいでしょ?
コレが、圧迫された状態だ。
実は、色んな原因(ストレス・姿勢の乱れetc.)により、
現代人の多くがこの状況に陥っているという。
でも、レントゲンに移らないくらい微妙なズレであったり、
習慣性になっているものがほとんどなため、
「なーんか、(カラダやココロの)調子悪いなぁ」
で、流されたちゃうケースがもっぱらのようね。
ところが、少しのズレであっても、
コレによって起こってくる問題は大きい。
例えば、
筋紡錘センサーの性能が下がるため、カラダ全体の機能低下。
特に、バランス感覚が悪くなる。
潜在的力がなくなる。
(詳しくは第1322話参照)
これだけでも、困ったなぁ、なのに、
さらに、もっと大きな問題が・・・
後頭骨がズレることによって
後頭骨にある大きな穴、
大後頭孔 (第1321話参照)も一緒にズレちゃって、
結果、
脳幹を圧迫し、その働きを妨げるそうな。
これがヤバイ。
ん?なんでヤバイかよく分からない?
あ、そうか、
脳幹の働きというものを知らないからだね。
脳幹って、
人間の生命をつかさどっている
「生命維持装置だ」
なぁんて言われるくらい大事な場所なんだよ。
その働きをザッとアゲルとですね・・・
1. 血液の流れを滞らせない働き・心拍数・血圧・血液の量の調整
2. 体温の調整・水分・ホルモンの調整
3. 食欲・睡眠を管理・調整する
4. 自律神経調整作用
5. 身体維持反射作用
6. 記憶・判断・言語中枢機能の働き・脳神経の伝達管理
(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚・情報の分析伝達指令)
ね、すごいでしょ?
生命維持装置と呼ばれる理由がわかるでしょ?
ダンサーのワタシたちにとっては、
特に 4・5・6の働きはメチャ大事。
脳幹自体(筋紡錘など)が、
カラダ中のセンサーの、
“大元締め”“司令塔”になっているってことだからだ。
脳幹は、カラダ中のあらゆる部位が、
本来あるべき姿を記憶している。
それが変化し、ズレちゃうと察知して、
「正しくない、直せ」
という指令が直すべき部位に届けられるって仕組みなんだ。
ってことは、、
脳幹の働きが正常だと、
ちゃんとした指令がくだされる
↓
関節の位置
筋肉の力の入り具合などに、
細やかで正確な指令が届く
↓
センサー密集地
後頭骨下、上部頸椎周辺
後頭下筋にも、
正確な指令が下る
頭の位置がただされる
↓
ソンナコンナをひっくるめて、
ダンスが上手く踊れる、ハズ・・・!?
と、こんな声が聞こえて来たぞ。
「そういえば、ワタシ、スタンダードを踊っている間中、
(上記のような)首上部の圧迫感がアルんですけれど・・」
「ワタシもよ。
競技会途中、頭が支えられなくなるコトが多いんです。
クイックや、ウインナワルツを踊るときなんて、もう、きつくて。
すごく、圧迫感じます」
うーん、実はそう、
ただでさえ、
後頭骨が下方にズレちゃっている人が多いっていうのに、
その矯正・ケアに目を向けることもなく、
初級時代から、
女性の後方ポイズをやっちゃうと、
こうなるケースが多いんだ。
で、出来上がった
不自然な女性後方ポイズは、
言っちゃえば、
自虐的・後頭下筋&脳幹圧迫行為!?
ってもん。
んじゃ、どうしたら良いの?という話も含めて、
次回に続きます。
続く第1325話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン87
~ボックス・・・(2)~
ナチュラルターンとリバースターンのボックス
(第190~192話参照)
通称ナチュ・リバ ボックスとの最初の出会いは学連時代、
新入部員の頃だから、もう28年も前になる。
プロ転向後、グループレッスンで復活。
ただし、
懐かしの“学連ボックス”のような
・ホールドのカタチの定着
・脚力をつける
・“根性と我慢”を養うしごきエクササイズとは、
違うモノとしての提案だった。
目指す効果は、
腕と脚のスイング力をつけること。
つまり、
ペンデュラム・スイング力の強化だ。
ホールドの枠を作らず、
腕を振りながら行なうスタイルをとっていた。
しかし、ブログで紹介したボックスは、
学連モノとも、かつてのグループレッスンモノとも違う。
厳密に言えば“全く別もの”だ。
では、
ブログ内エクササイズのナチュ・リバ ボックスの目指すところ
を、あげてみよう。
・ 2つのスイング(前後と横)のつながりを学ぶ
・ 腕と脚に関するインナーマッスルの連動を体感し、
カラダの中につながりを作る
・ 音楽との共鳴を感じる
あぁ、ずいぶん進化を遂げたものだ。
時々思うこと、
学連新入生時代にタイムスリップして、
今のようなナチュ・リバ ボックスをやったら、
先輩たちから何と言われるだろうか!?
マサカ、腕を振りながらヤルワケにはいかないから、
ホールドも、ちゃんとする。
ただし、カタチを作り固定するのではなくエネルギーで・・・
「このコ、一回生やのに、メッチャ上手い。天才ヤ!」
などと、みんなからの賞賛を受けられるだろうか?
それとも・・・
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後頭骨が下方にズレて、
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この圧迫感がよく分からない人は、
わざと、強めに圧迫状況を作ってみようか。
アゴを前に突き出しながら、頭を後方に少し倒してみて。
ググって、
後頭部と首の付け根あたり(これが、後頭骨下、上部頸椎周辺)
にプレス感があるでしょ?
苦しいでしょ?
コレが、圧迫された状態だ。
実は、色んな原因(ストレス・姿勢の乱れetc.)により、
現代人の多くがこの状況に陥っているという。
でも、レントゲンに移らないくらい微妙なズレであったり、
習慣性になっているものがほとんどなため、
「なーんか、(カラダやココロの)調子悪いなぁ」
で、流されたちゃうケースがもっぱらのようね。
ところが、少しのズレであっても、
コレによって起こってくる問題は大きい。
例えば、
筋紡錘センサーの性能が下がるため、カラダ全体の機能低下。
特に、バランス感覚が悪くなる。
潜在的力がなくなる。
(詳しくは第1322話参照)
これだけでも、困ったなぁ、なのに、
さらに、もっと大きな問題が・・・
後頭骨がズレることによって
後頭骨にある大きな穴、
大後頭孔 (第1321話参照)も一緒にズレちゃって、
結果、
脳幹を圧迫し、その働きを妨げるそうな。
これがヤバイ。
ん?なんでヤバイかよく分からない?
あ、そうか、
脳幹の働きというものを知らないからだね。
脳幹って、
人間の生命をつかさどっている
「生命維持装置だ」
なぁんて言われるくらい大事な場所なんだよ。
その働きをザッとアゲルとですね・・・
1. 血液の流れを滞らせない働き・心拍数・血圧・血液の量の調整
2. 体温の調整・水分・ホルモンの調整
3. 食欲・睡眠を管理・調整する
4. 自律神経調整作用
5. 身体維持反射作用
6. 記憶・判断・言語中枢機能の働き・脳神経の伝達管理
(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚・情報の分析伝達指令)
ね、すごいでしょ?
生命維持装置と呼ばれる理由がわかるでしょ?
ダンサーのワタシたちにとっては、
特に 4・5・6の働きはメチャ大事。
脳幹自体(筋紡錘など)が、
カラダ中のセンサーの、
“大元締め”“司令塔”になっているってことだからだ。
脳幹は、カラダ中のあらゆる部位が、
本来あるべき姿を記憶している。
それが変化し、ズレちゃうと察知して、
「正しくない、直せ」
という指令が直すべき部位に届けられるって仕組みなんだ。
ってことは、、
脳幹の働きが正常だと、
ちゃんとした指令がくだされる
↓
関節の位置
筋肉の力の入り具合などに、
細やかで正確な指令が届く
↓
センサー密集地
後頭骨下、上部頸椎周辺
後頭下筋にも、
正確な指令が下る
頭の位置がただされる
↓
ソンナコンナをひっくるめて、
ダンスが上手く踊れる、ハズ・・・!?
と、こんな声が聞こえて来たぞ。
「そういえば、ワタシ、スタンダードを踊っている間中、
(上記のような)首上部の圧迫感がアルんですけれど・・」
「ワタシもよ。
競技会途中、頭が支えられなくなるコトが多いんです。
クイックや、ウインナワルツを踊るときなんて、もう、きつくて。
すごく、圧迫感じます」
うーん、実はそう、
ただでさえ、
後頭骨が下方にズレちゃっている人が多いっていうのに、
その矯正・ケアに目を向けることもなく、
初級時代から、
女性の後方ポイズをやっちゃうと、
こうなるケースが多いんだ。
で、出来上がった
不自然な女性後方ポイズは、
言っちゃえば、
自虐的・後頭下筋&脳幹圧迫行為!?
ってもん。
んじゃ、どうしたら良いの?という話も含めて、
次回に続きます。
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~ボックス・・・(2)~
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(第190~192話参照)
通称ナチュ・リバ ボックスとの最初の出会いは学連時代、
新入部員の頃だから、もう28年も前になる。
プロ転向後、グループレッスンで復活。
ただし、
懐かしの“学連ボックス”のような
・ホールドのカタチの定着
・脚力をつける
・“根性と我慢”を養うしごきエクササイズとは、
違うモノとしての提案だった。
目指す効果は、
腕と脚のスイング力をつけること。
つまり、
ペンデュラム・スイング力の強化だ。
ホールドの枠を作らず、
腕を振りながら行なうスタイルをとっていた。
しかし、ブログで紹介したボックスは、
学連モノとも、かつてのグループレッスンモノとも違う。
厳密に言えば“全く別もの”だ。
では、
ブログ内エクササイズのナチュ・リバ ボックスの目指すところ
を、あげてみよう。
・ 2つのスイング(前後と横)のつながりを学ぶ
・ 腕と脚に関するインナーマッスルの連動を体感し、
カラダの中につながりを作る
・ 音楽との共鳴を感じる
あぁ、ずいぶん進化を遂げたものだ。
時々思うこと、
学連新入生時代にタイムスリップして、
今のようなナチュ・リバ ボックスをやったら、
先輩たちから何と言われるだろうか!?
マサカ、腕を振りながらヤルワケにはいかないから、
ホールドも、ちゃんとする。
ただし、カタチを作り固定するのではなくエネルギーで・・・
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