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社交ダンスを始めるということ 第56話へ




特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.10 

教師の人格なくしてテクニックは通用しない

ダンス教師・七色変化(4)


ダンス教師の多面的役割の中で、最も大切であるのは、

6. 本来の○○○○として

○ の中には、個人名が入るんで、
仮に、ワタクシの名前を入れてみよう。

6. 本来のジュンコとして

ダンス教師が果たすべき色々な役割の中で、
ダンサーや教師であることよりも、

“ジュンコ”という

一人の人間としての存在・・・が一番大事


とは、一体どういうことなんだろうねぇ?

前回紹介した「虎の巻」の内容がチョイ難解だったろうから、
そのカンタン解説をしながら、
上記問いに答えていこう。

「教師の多面的な役割を統合するのはテクニックではない。
教師自身の存在にある。
教師の人格なくして枝葉のテクニックは通用しないのだ」

統合とは、
二つ以上のものを合わせて一つにすること。
熟練したダンス教師は、
アル一つのレッスンの中で、果たすべき複数の役割を、
同時に、当たり前のように楽々と、
しかも、みごとに、こなしているモノなんだ。
例えば、
自ら模範としてのダンスを踊ってみせながら
生徒さんに新たな方向性を与え、
(ダンサー&親としての役割)
本人の表現力を導きだし、その現れを鼓舞し、
(イベント・プロジューサーとしての役割)
精神的なケアもする。
(カウンセラー的役割)・・
と言った具合に。
結果、
生徒さんの学びは “ダンス”だけにとどまらず、
「いやぁ、ダンスって深いものですねぇ」
「これは、普通の生活の中でも、十分活かせますね」
と言った言葉がこぼれ出るような、
立体的かつ有意義なレッスン展開ができる・・・

でも、そういうGOODなレッスンって、
テクニックで成り立っているのではなく、

教師の“人格”=人間的な力から生まれる

ものであると書いてある訳ね。

ムムム、言っていること、分かるかなぁ?

対比させるために・・・
「ダンス教師・教え方マニュアル」のようなものがあるとしよう。
その中には、
ダンスの教え方のテクニックが満載、で
「□□な場面では、
自ら踊って見せてあげることで、ダンサー的役割を果たすべし。
また、△△な時には、
ゆっくり時間をかけ生徒と話し合う、
カウンセラー的役割を要する・・」
などと結構、詳しい手ほどきもアリ。
さて、あるダンス教師が、
ほぼ完璧にそのマニュアルを習得したとする。
そして、実践へ。
と、こうなる確率は、高い
「ダメだ。
なかなか、マニュアル通りには、いかないなぁ」


ソリャァそうだろう、

だって、レッスンは“生もの”だ。

それに
レッスンの“現場”で行なわれるモロモロの中でも、
ホンマに大事な部分は、
マニュアルになどできない
表面的なテクニックでは、補うことができない
からだ。

ワタクシ思うに、
(少々過激な発言になっちゃうけど)
ダンスなんて、そもそも、
あ~しろ
こ~しろって、人から言われる筋合いのモンじゃない。
各自が好きに踊れば、それで十分OK!ってもん。
他者の介入のせいで、
心身ともに解放できなくなって、
自分の思うように表現できないなんて、
本末転倒もいいところだ。
そう、ダンスなんて、教わるもんじゃない。

んじゃ、
ダンス教師なんて、要らないんじゃないか?
と言えば、そーじゃない。
必要だ。
なぜなら真のダンス教師は、
ダンスを手段に、
あらゆる

人間的な学びを提供できる人だから。

でも、なぜ、ソンナことが可能なのか?
ダンス自体に、

相当な力がアルからだ。

どんな力かって!?

人を根っこから作り変える力だ。

別の言い方をすれば
「人は、社交ダンスを利用して

“生まれ変わる”ことさえできる」

おっと、話がそれてしまう。
本題に戻そう。
「虎の巻」の解説の続きだ。

「教師の最も大事な仕事は、
個人としての成長を自ら遂げて行くことで、
その存在そのものにメッセージ性を増やしていくことである」


イヤイヤ、これも、
恐ろしいくらいに深いお話なんで、次回まわしにしましょ。
書く方も、
読む方も、
チョイ、頭、疲れただろうし、ね。


       続く第1294話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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