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社交ダンスを始めるということ 第56話へ




特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.10 

ダンス教師の多面的役割 その1

ダンス教師・七色変化(2)


さて、答えあわせ、しましょ!

インストラクター・コースの虎の巻にあった
ダンス教師の多面的役割6つ
まず一つ目は、

1. 「ダンサー」として

それから、

2. 「教育者」として

まぁ、ココまでは納得できるでしょ。
ダンス教師は、
自らもダンスを踊る、ダンサーであるし
ダンスを教えていく、教師でもあるのだから。

残り4つを、どーんと一挙公開しよう。

3. 「イベント・プロデューサー」として

4. 「カウンセラー・ヒーラー」として

5. 「親」的役割として


そして、最後が、

6. 本来の「○○○○」として

○○○○には、アナタの名前を入れて、コレで完成だ!


次に、一つひとつの役割について。
若干「虎の巻」を修正しつつ、書き出してみるよ。


1. ダンサーとして

自らがまず、

「ダンスをし、ダンスにを持ち続けるダンサー」

であることが大切。
教師の踊りが皆の手本となり、
そのまま、大いなるメッセージともなる。
教師が知覚し、認識する世界が“踊り”となって表出し、
習う側のダンス観に、刺激方向性を与える。
教師が、

探究心や、好奇心によって自らのダンスを進化させ続け、

技術の向上に対して常に自省心(反省する心)をもって、
妥協なく心身ともに磨き続けることは、
周りに対しての非常に良い影響となる。


2. 教育者として

自分が踊れることが、教えられることでは決してない。
天才的と言われるような優れたダンサーほど、
良い教育者にはなりにくい
傾向がある。
踊るスキルはあっても、
教えるスキルを持ち合わせていない場合、
学ぶ側の立場を理解していない、
一方通行のレッスンになりがちである。
本来の“ダンス”には、教えるべきものは何もない。
良い、悪いと言った評価対象もソコにはナイ。

ダンスは基本的には、人を解放に導くものであるべきだ。

だから、縛ってはいけない。
伝承されるべき「型」をその「心」とともに、
しっかりと正確に教える必要はあるが、
型にはめてはいけない
まずは、生徒一人ひとりが持っている
“創造の泉”から、

“感性エネルギー”が流れ出るままに任せてみる。

これが大切だ。
自己を解放させてゆくための独自のスタイルが、
ソコにはあるはずだから。
エネルギーの流れを決してせき止めることなく、
よりよい人生を築くための
手段として活かしていけるように導くことこそが、
教師のすべきことである。


3. イベント・プロデューサーとして

ダンスのレッスンはイベントである。
さまざまな経験や期待、
個人的ニーズの中でその最大公約数を探し出し、

目的意識をそろえ、参加者全員を鼓舞し、

意欲を高めて円滑なコミュニケーションを図る。
各自の創造性を引き出していけるよう、
教師がその時間・空間を演出し、プロセスを管理する。
非日常的異空間を作り出しながらも、
その中で教師がダンスに託して皆に伝えたいメッセージは、
決して特殊なものではないように配慮する。
みんな仲良く、カラダを大切に、
といった、
日常的・普遍的、そしてなにより人間的なものであるべきだ。


コレが前半の3つ。
読むだけで疲れた?
じゃあ、後半3つは次回にね。


       続く第1292話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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