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社交ダンスを始めるということ 更新しました




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

初心者・ホールド・リキミ要因(2)

~肩に関する謎~


Qさんとジュンコ先生の対談のつづき。

なぜ、肩に力が入ってしまうのか?

なぜ、僧帽筋が緊張状態になるのか?


初心者“ボク”(第1279話参照)に続いて、
初心者“ワタシ”(第1280話参照)の体験の中に、
その原因をみていきます。


ジュンコ先生
「次に“ワタシ”の体験ね。
ドコがリキミの原因になっているか分かるかな?」



「はい、これも気になる部分を上げてみます。
1つ目
ワケがわからないうちに、強引に組んで踊る体験を強いられた。
2つ目
しかも、相手が“教え魔”で、
初心者には無理ってことを、いっぱい教えられてしまった。
3つ目
ここでもボディコンタクトが出てきました。
しかも、抱きかかえられ状態・・
わぁ、こうやって言っているだけでも、
“ワタシ”がリキんじゃう気持ちがわかります。
こういう体験、本当にイヤですものね。
そういえば、ワタシの友人の女性なんですけど、
初めて参加したパーティで、教え魔につかまって、
ソレ以来、ダンス自体をヤメちゃいました」


ジュンコ先生
「初心者と組む、つまり、

ホールドというものの教育観が、

まだできあがっていない世界
だからね。

残念な話だけれど、
中上級者と初級者がホールドするときに、
『この方なら、大丈夫ね。
初心者が安心して踊れるわ』
と任せておけるような人が、意外に少ないの。

初心者のカラダに、

リキミ体験をさせてしまうような

ホールドの人の方が多い


なぜなら、
中上級者自身が“肩の力が入る”ホールドをしているから」



「そういわれればそうですね。
自分のカタチにはめようとする、男性、多いですもの。
ソレがリードだと誤解している。
女性は全然踊れない。
でも、女性も自分で踊ることをせず、
男性に運んでもらうものと思っている人も多い。
運んでもらうことがフォローだと勘違いしている。
こういう辺りも、
初心者時代の体験からくるものなのでしょうね」


ジュンコ先生
「そうね。
“ワタシ”も、今は、
正しい判断ができているようだけど、
このサークルで、毎回、このような体験が続けば、
感覚が麻痺してくる場合も考えられるわ。
『ダンスとはこんなものかもしれない』 
と、思ってしまって、
そのうち
男性に運んでもらうのが楽しい!なんて、
なってしまったら、大変!ということよ」



「あの、質問なんですけど、
時々、ものすごく男性についていくのが、
上手い女性っていますよね?
自分一人では全然踊れなくても・・・
そういう人はどうなんでしょう?
リキみはないのでしょうか?
ついていけるってことは柔らかいってことですよね」


ジュンコ先生
「たとえ、カラダは柔らかかったとしても、
固まっているところはあるでしょうね」



「え?それはどこ?」


ジュンコ先生
「ココロが・・・かもしれないわね」


       続く第1284話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン67

~上質・筋肉から学ぶ方向&タイミング~ 

ワタシは、素晴らしい筋肉を有するY子に、
才能があること
ダンスを続ければ、
必ずや上手くなるだろうことをそれとなく告げた。

すると、
「そうですかぁ?」
全く気がついていないのだ。
驚いたことに、

「体育の時間は、好きではなかった」

という。

ただ、
「カラダを動かさないと、肥える体質なので、
ジムに通っていた時期がある。
そのときトレーナーの人に『良い筋肉ですね』と誉められた」

やっぱり・・・
でも、自分では、
その良さを感じたことは、特にナイというのだ。

ワタシはイロイロ質問し、面白い話を聞き出した。

Y子「海外に行ったとき、
サルサ・パーティに誘われて行ったことがアルんです」

ワタシ「どうだった?
お相手の方から、誉められたんじゃない?」

Y子「いいえ、別に。
すごく踊り慣れた男性のようで、ワタシは楽しかったんですけど。
もらった言葉は・・・ナチュラルですね、それだけ」

ナチュラル!?

ソレこそが最高の褒め言葉ではないか!?
ありがたいことに、
ワタシの個人レッスンも受けて“くれる”ようになった。
ワタシはY子に、ステップを教えながら、
彼女の筋肉から学んでいた。
ナチュラルな筋肉のみが有する独特の方向性・タイミングを、
カラダで教えてもらっていたのだ。

ただ、ワタシはこうも感じていた。
「この筋肉、30代前半という若さが、
かなり関わっているのではないか」

ところが、それから数年後、
同じような筋肉を身にまとった女性が、生徒さんとして現れたのだ。
年齢は・・・60代後半
その彼女は、70代になった今もなお、
その筋肉を立派に保持し、ソレどころか、進化中・・・



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