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社交ダンスを始めるということ 第51話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

肩が体幹部の重しになる!?

~肩に関する謎~


前回の続き。

肩に力が入ると、僧帽筋の緊張により肩が上に上がる
すると、

体幹部は下に下がるという現象が起きる

だもんで、コーチャーから
「肩の力を抜いて」
と、注意を受ける・・・

コレを聞いた多くの人は???だろうね。
で、こんな声が・・・

「『肩の力を抜いて』と注意されるのは、
見た目が悪いからだと思っていました」

「私は、肩の力を抜かないと、
他の箇所もリキんでくるので良くないから
だろうと思っていたわ」

「実は、肩の力が入ってくる原因のほうが大事
なんだけど、
ソッチのかわりに『肩の力を抜いて』と注意を受けていると、
とっていたのですが」

フムフム、全員、正解ね。
すべて「肩の力を抜いて」と注意を受ける理由ではある。
実は他にもまだまだあるよ。
大事なものは、後で取り上げるとして、
先に、上記、
肩に力が入る
→僧帽筋緊張
→肩が上がる

体幹部は下に下がるという現象

なぜ、コレがNGなのか?
から説明していこう。

まず、逆に考えてみる。
肩に力が入らない
→僧帽筋ユルんでいる
→肩が下がる
だと、
体幹部はどうなると想像できるかな?
「下がる、の、反対だから、上がる?」
ピンポーン、そうなんだ。
つまり、
肩に力が入らない
→僧帽筋ユルんでいる
→肩が下がる

体幹部は上に上がるという現象

となる訳。
コレだと GOOD!

なぜ、上がるのか?
また、なぜにそれでGOODなのか?
専門的にはこういう答えになる。

「体幹に抗重力筋が働き、

体幹を持ち上げる力が働くから」


まだピンと来ない?
んじゃ、
こう説明し直したら、ダンス的解釈できるだろうね。

「肩が下がることで、

体幹部が上から、押さえられ、

良い意味での“重し”になる。

床からの反作用がもらいやすくなり、

エネルギーが上がってくる。

それにより、体幹部が上昇していく」


理解、納得していただけたかな?

おっと・・・こんな疑問がわいてきたって!?
とっても良い質問だから、みんなで聞いてみよう。

「例えば、
肩甲骨をぐーっと引っ張り上げるようにして、
両肩をわざと、上に上げるとするでしょ?
そうしたら、胴体(体幹部)がずり落ちていくように、
下に向かうじゃないですか。
コノ場合は、体幹に抗重力筋が働き、
体幹を持ち上げる力が働いているように感じるんだけど」

お、良いところに気がついたね。
コレは、
体幹部は下にさがるという現象の良い場合だ。
悪い場合とどう違うかは
一目瞭然。
良い場合を整理してみると、
肩の力を抜きながら(肩を肩甲骨とともに)上に上げる
→僧帽筋の緊張なし

体幹部は下にさがる

コレはOKだ。

あ、他にも質問・・・どうぞ
「肩に力が入る→僧帽筋緊張→肩が上がる

体幹部は下に下がるという現象

という部分から、すでに意味がわかりません。
私の場合、肩に力が入って、肩が上がって来たら、
一緒に体幹部も、吊り上がっているように感じるのですが。
体幹部が下がるように感じません」

なるほどね。
コレは、ややエリアの違うお話なんだな。

上がって来ているように感じるのは“重心”

悪い意味での浮き上がり状態になっているということだ。
(これも、肩の力を抜きなさいと注意を受ける理由の一つだね)

んじゃ、次。
なぜ、肩に力が入ってしまうのか?
つまり、
なぜ、僧帽筋が緊張状態になるのか?
について、もっと深く検証しよう。


       続く第1276話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン62

~守破離~ 

モデリング学習で外してはならない、
3つのポイントをまとめるにふさわしい言葉がアル。

守破離(しゅはり)

これは、順番だ。
堅実・着実に、物事を体得させてくれる優れた順番なのだ。

最初は、

=師の教えを守る。

教わったとおりに実行することだ。
ここでの謙虚さが、まず、必須。
ソレを、十分やり終えた後で、ようやく次に移る。

=自分なりの変化をつけてみる。

オリジナリティを出して良し。
そして、最後に

=自己流の確立。

料理で言うなら最初は、レシピ通りに作ってみること
コレが“守”
大さじ・小さじなど、分量を守ることはもちろん、
できるなら、
使用する鍋の大きさや、調味料の銘柄にいたるまで、
可能な限り、同じものが良い。

次に、自分なりの味付け、作り方を加えてみる。
家族の意見を取り入れ、改良を重ねていく。
この時点が“破”
やがて、自然に“離”に到達。
我が家のオリジナルが完成を迎えるというわけだ。

そういえば、
昔、お料理に凝っていた頃、
数々のジュンコ・オリジナル・レシピを作り出したものだ。

競技現役時代、米の研ぎ方も満足に知らなかったワタシが、
2年後には、
会席料理
フランス料理のフルコース(両方とも家庭料理風だが)
まで、作れるようになっていた。
すべて自家製○○にこだわっていたあの頃
パン作りは最高に楽しかった。
ニューヨーク・チーズケーキ
ガトー・ショコラ
バナナケーキ
は、絶品だったなぁ。
最後は、
「豆腐を豆から作りたい・・・」

新しい分野に挑戦する度に、本を買い、熟読。
一流シェフのまねごとから入っていた。
守破離をそうとも知らずにやっていたワケなのだ。

おっと、またまた寄り道だ。
そろそろ、あの話に入ろう。
「最近のワタシの変化について」

キーワードはモデリング

そして、達人だ。



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