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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第51話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

僧帽筋と肩の力の関わり

~肩に関する謎~


え~、ではでは、今日から、
ダンスの

特にスタンダードを踊っている際の

「肩の力を抜くこと」をテーマ


しばらくお話は進みますんで、よろしくお願いいたします。


例えばアナタがワルツを踊っていたとしよう。
コーチャーが言った。

「ホラホラ、もっと肩の力を抜いて」

コレには大きく分けて2通りの意味がアルんよね。
1つ目
“肩”の力というのは、リキムことの象徴であって、
要は「不必要な力、筋肉を使わないで」ってこと。
この場合は、コーチャーの指示する力を抜くべき箇所は、
“肩”でアルとは限らない。

2つ目
言葉のまんま、

にムダな力が入っている状態。

今回、取り上げるのは、
コッチの方の「肩の力を抜く」についてだよってことを、
最初に明示しておこう。

さて、肩にムダな力が入った状態のときの姿を、
鏡で自分をチェックしたら・・・
「うわぁっ、肩が、上がっている」
そう、
「肩の力を抜いて」
と人から言われるときって、
その多くが、

肩が上がって、やや前に出た状態なんだな。

このときの症状を、チョイ専門的に解説すれば・・・
「これは自律神経の働きで、カラダやココロが緊張した時に、
交感神経が優位に働いた状態。
直接的には、
僧帽筋(そうぼうきん)の上部が、
緊張して起こる現象
なのです」

僧帽筋(そうぼうきん)?
初登場、だよね。

僧帽筋は、首から背中に広がっている大きな筋肉だ。
かなり表層にある、いわゆるアウターマッスル。
その下には、たくさんの背中の筋肉があるわけで、
(菱形筋もコノ下にあるよ)
いわば風呂敷のように、
これらの筋肉の上から覆いかぶさっているのが、
僧帽筋なんだ。
ちなみに
“僧帽筋”という一風変わった名称は、
読んで字のごとく僧侶(カトリック教の修道士)の、
帽子(長頭巾)のような形をしていることから名づけられたとか。

「あぁ、肩こったなぁ」
というときには、たいてい、
この筋肉がその痛みの範囲内に入っているはずって位の
肩こり筋でもアルという。

肩に力が入ることと僧帽筋の関係を整理しておこう。

肩に力が入ると、僧帽筋の緊張により肩が上に上がる。
そうなると・・・さぁ、ココからが大切だよ。
なんと、

体幹部は下にさがるという現象が起きる

コレが、ダンス的に良くない!!ということ。

で、
「肩の力抜いて」と注意を受けるワケ。
さぁさぁ、言っている意味、分かるかなぁ?
分かんないかなぁ?

次回、詳しく説明しよう。


       続く第1275話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン61

~“急がば回れ”の加速学習!?~ 

ポイントその3

できている、つもりにならないこと

これは、非常に良く陥る失敗だ。
“師”に出会い、
考えを聴き、
完成の“レシピ”をいただき、道は開けた。
すべてを謙虚に受けいれ、
素直に実行し、
十分に努力もした。
さぁ、そろそろモデリング完了のはずと思い、
“師”のチェックを願ったところ、
思いがけない言葉・・・
「いや、まだまだだ」
もしくは、
「カタチは似てはいるけれど、中身は違う」
もっとひどい時には、
「真っ逆さまの方向に、向いている」

特に、コレはダンスの中では起こりうる、
それほど珍しくもないことなのだ。

そうならないためには、どうしたら良いか
アイデアは、アル。
一定の水準に達するまで、こまめに“師”のチェックを受ける
“本当に”できているかどうか、自分を客観的に観察する
その際、
「まだ、自分は何もできていないのではないか。
できていると感じていることも、実は“錯覚”なのではないか」
などと疑い続けることも、必要だ。

そうしていても、
また
「あぁ、また失敗!」ということもある。
ソンナときには、こう解釈して欲しい。
「自分の求めているダンスが、それほどに奥深いものなのだ」
ということを。
そして “先達”※が有する世界の深さをも一緒に再認識することだ。

モデリング=加速学習といえども、
奥深い世界を相手にしている場合ほど、
侮ってはいけないということだ。
ここでも、謙虚な気持ちが肝要。
一気に駆け上がることを期待しては、非常に危ない
加速が自然にかかるまでは、

“急がば回れ”を、

キモに命じることが大事
だ。

さらに・・・

※せんだつ 
他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導く人のこと




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