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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第47話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

男性の方が重い=エネルギーが高い!?

~「床を踏む」とは?~


和夫と真理の会話の続き。


真理
「言葉って難しいわね。
かえって混乱しちゃう。
そういえば、この表現もイマイチわからないんだけど、

『相手と重みで組む』

まさか、
この“重み”も体重という意味ではないでしょ?」


和夫
「そりゃそうだ。
ココでの重みって、

床を感じとる深さみたいなもの、

言い換えれば、
床からの反作用の量に置き換えられるんじゃナイのかな」


真理
「じゃぁ、『相手と重みで組む』ということは、
床を感じとる深さを合わせなさい、
反作用エネルギーの量をアル程度は、一緒にしなさい、
その方が組みやすいです、
ってこと?」


和夫
「ん~、まぁ、そうかな。
その辺が合っていなかったから、
オレ達、組みにくくなっていたんだと思うよ」


真理
「あ、そうか。
ただでさえ、ワタシの方が体重も軽いのに、
床から上がって来ているエネルギー量も少ない・・・となれば、
ワタシ、カズに比べて

エネルギーの総和が、

スゴく低かったんじゃない!?」


和夫
「エネルギーの総和って、面白い言い方だね(笑)
でも、オレも似たことは考えていたよ。
体重もエネルギーの一種。
その体重によるエネルギー、
プラス、床からの反作用エネルギーが、
オレに比べて、真理ちゃんの方がかなり少なかった、
だから、組みにくかった・・・」


真理
「ねぇ、そういえば、
カズは体重、何キロくらいアルの?」


和夫
「68キロ位かな」


真理
「へぇ~、しっかりあるのね。
ワタシは45キロ
その差、23キロ
アラアラ結構すごいわね」


和夫
「背丈も10センチ以上、オレの方が高いし、
物体としてのエネルギーは、
ただでさえ、オレの方が高いんだもの、
真理ちゃんは大変だ」


真理
「たいていのカップルが、そうじゃないの?
男性の方が、
元々、人体に備わったエネルギーが高い・・・
あぁ、そうか
だから
男性がリードして女性がフォローするシステムが、
成り立っているわけよね」


和夫
「うーん、まぁ、そうだろう。
表面的には・・」


真理
「表面的には、って?」


和夫
「今、ココでオレたちが言っている

“相手と重みで組む”って、

もっと深い話かもしれないってことさ。
だからこそ、意味不明の難しさを生む・・・」


真理
「今、カズが言っていることも、意味不明だけど」


和夫
「真理ちゃんが言ったアレがヒントさ。
エネルギーの総和・・・」


真理
「???」


和夫
「要するに、
ダンスのときの “重み”になっているエネルギーには、
体重というエネルギー
床からの反作用エネルギー
ソレ以外にも色々あって、
それらエネルギーの総和で、
その人の

“今現在の重み”を作り出している・・・

そんな風に思うんだ。


真理
「ワタシたちが組みにくかったのも、そうなの?
体重と床からの反作用エネルギー以外の、
エネルギーも関わっていると?」


和夫
「あぁ、そう思う」


       続く第1261話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.314 ~幼少期より、踊っている人との差~

ロンドンのコーチャーのほとんど全員が、
幼少の頃から、何らかのダンスをやっていたと思われます。
やはり多いのは、
クラシック・バレエ
モダン・バレエ
他には、
タップダンス
ジャズダンス

競技ダンスそのものを、
小さい頃からやっていたという人も多いようです。

まだ、カラダもココロも出来上がっていない間に、
ダンスに触れる・・・
潜在意識の中にいわゆる“基礎”と言うものが、
すり込まれていく作業には、想像を超えたものがあります。

「小さい頃から、踊っていた?
そりゃぁ、上手くなるだろう。
大人になってからはじめた、我々とは全然違うさ」

「基礎ができているものね。
頭ではなく、カラダで覚えることをやった人たちには、
かなわないわ」

それは、確かに本当のことであったとしても、
それはそれで、
「仕方ないことだ。あきらめよう」
で、終わってしまっては、あまりにも、夢がないではないか!?

このような思いは、
当時からずっと持ち続けていたものであります。
ワタシたちが、どれだけがんばっても、
“小さい頃から踊りに触れていた人たち”の、
足下にも及ばないレベルでしかなく、
ソコの圧倒的な差が埋められないものだとするならば、
寂し過ぎることではないか・・・思われたのです。

と、同時に、
「本当に、そうだろうか?」
という思いもありました。

つまり、
「小さい頃から踊りに触れていた人たちに、
本当に、かなわないモノなのか?」

そして、今現在ようやく、
上記問いに
「かなわなくない。可能です」
と、言えるようになって来た自分がいるのです。

自分だけではなく、周りも・・・
この辺りの話は、
いつの日か“スペシャルバージョン”でお話いたしましょう。



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