fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次  

読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第42話へ




快刀乱麻クリニック

『何で?なんで?ナンで?』が活かせる

教師という職


~ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る~


前回の続き。

自ら封じ込めてしまった『何で?なんで?ナンで?』が、
また、開花宣言するべきときがやってきたんだ。
ソレは、競技を辞め、
先生という道に専念するようになってからのことだった。

生徒さんは皆、ダンスに対して、
多かれ少なかれ、
また、
ソレを口にする人、しない人の差こそアレ
『何で?なんで?ナンで?』なる

個人的疑問をもっている・・・

ソレを、丹念に導き出し、
「いったい、ナニが分からないのか?
どこで行き詰まっているのか?」
を一緒に、解き明かしていく・・・てな作業をするときに、
ワタシの『何で?なんで?ナンで?』精神が、

メッチャ役に立つってことが、分かってきたんだ。

どういうことか説明しよう。
まず
生徒さんの抱える『何で?なんで?ナンで?』に対し、

ガゼン、好奇心が出てくるんだ。

早い話、その疑問に対し、コッチも疑問を持っちゃうってこと。
だから、いっぱい質問しちゃう。
色んな面から“取材する”って感じなんだ。
例えば、
「この動きをすると、ココが変になるのですが、なぜでしょうか?」
てな、生徒さんの疑問に対し、
「どう、変になるの?
ソレは、いつから?
どんな感覚がするのか?
自分では、なぜ、そうなると思うのか?」
etc.
ひつこいくらい、聞きまくる(笑)

みんな、一生懸命、話してくれる。
で、途中、興味深い表現が、あったりする。
自分のカラダの動きなりを言葉で説明するって、
難しいこと
、なんよね。
だから、みんな、
自分にしか分からないような“造語”を使ったりして、
“身体説明”をするわけよ。
ソレを聞くのがまた、面白いんだ。
その言葉から、生徒さんが、
今、まさに感じている感覚を、ある意味、推理し、
実践的イメージにまで持っていくときにも、
『何で?なんで?ナンで?』精神が役に立つ。

いっぱい寄り道しながらも、着実に、
解明・解決の道をたどっていくことができると、
突然、ぼやけていた疑問に、
パシッと、ピントが合う瞬間がやってきたりする。
「あ~、そういうことだったのですか。
いやぁ、自分がどこで
分からなくなっていたのかがピンと来ましたよ」

こうして
生徒さんのダンスは、変化・変容を遂げていく・・・
このアタリが、教師として一番の至福の時だ。

また、生徒さんの潜在的な疑問が解明・解決に向かうとき、
先生であるワタシ自身のダンスの問題も一緒に、
クローズ・アップされ、
ともに解明・解決されていくことも、非常に多い。
(なんて、素晴らしいこと!)
生徒さんの『何で?なんで?ナンで?』
が、
ワタシの『何で?なんで?ナンで?』
につながれば、つながるほどに、

その相乗効果は、とてつもないものとなる・・・

ワタシ思うに、
ダンスの先生という職業は、生徒さんよりも、ずっと多くの
『何で?なんで?ナンで?』が、必要なんじゃないかしら?
コレが正しいって“絶対的・真理”のようなものに出会っても、
「ホンマかな?」
明るく、無邪気に“疑い続ける”ってことも必要だろう。
そんなときも、
『何で?なんで?ナンで?』精神は、役に立つ。
だって、
幼子のように澄んだ目が、悪い意味で成長しきってしまい、
アル一点のみを
「ココこそが正しい道なのだ」
なんて、見つめ始めると、
とたんに、
好奇心・探究心が、なくなっちゃうだろう、から。
そうすれば、生徒さんの『何で?なんで?ナンで?』
にもココロを寄せることが難しくなるだろうから。
そのときは、
ワタシ、教師を辞めると思う・・・

さて、いよいよ次回から本題に入ろう。
最初の
根本的“なぜ?”の解決は、多くのダンサーが????なの。

さて・・・


       続く第1243話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.298 ~初めてのバー・レッスン~

H夫人は、おもむろにシューズを脱ぎ始めます。
ワタシに、足を強くするためのエクササイズを伝える準備のようです。
両足をハダシにしています。

ワタシもシューズを脱ぎます。
解放・・・
随分、足を酷使したようです。
じんじんとした痛みを一瞬感じましたが、
すぐに、H夫人の真剣な様子に、自動的に気持ちが切り替わります。

H夫人は、壁に取り付けてあるバレエのレッスンバーのところへ
ワタシを呼び寄せます。
そして、
真似をしなさい
と言った感じで、模範を見せてくれました。

それほど難しいことではなさそうです。
バーを片手で持ちながら
背筋を伸ばし、
そのまま両足のかかとを上げたり下げたり。
しかし、よく見ると、かかとが床から相当上がっています。
足指の関節をすべて曲げて、足指の腹だけで、立っているのです。

「足指の付け根とひざが、一直線になるまでかかとを上げること」

甲がキレイに伸び、弓なりになっています。
ワタシがその甲の部分を指摘し、
「このようになることを目指すのか?」
と尋ねると、

「NO。
コレは、バレエで鍛えたからできるのであって、
アナタには無理。
いきなりヤロウとスルと、ブロークン(壊れる)」
と言われました。

まずは、
足の甲はピンと伸びるようストレッチする、
ワタシにはソレで十分のようです。

「このエクササイズをやれば、足の甲や指が強くなる」

「ワタシでさえ、毎日やっている」

やってみると、キツイ。
でも、初めてのバー・レッスンは新鮮な感覚ではありました。
バレエの練習をしているような、スタイリッシュな気分。

しかし、ワタシの足には、
このエクササイズでさえ負担が大きかったようです。

本文に関連記事アリ。
457話~
この頃に習った足首・足指へのアドバイスを練り直し、
改訂した内容になっています。



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)