2010.06.29 (第1253話)ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫るⅩⅡ~実は床を踏んではいない!?~
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第6回 社交ダンスが上手くなるということ
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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
“原初のまっすぐに立つ”は鋭敏になる
~「床を踏む」とは?~
ジュンコ先生のグループレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
「床に立つ」の原点
“原初のまっすぐに立つ”
の次、
いよいよ、
「ダンス用の立つ」のレクチャーだ。
ここから、
「床を踏む」ことと、つながっていくようなのだが・・・
さて、授業に入る前に、要点を整理しておこう。
Qさんとの対談形式でどうぞ。
ジュンコ先生
「多くのダンサーが、この
“まっすぐに立つ”
から、
“ダンス用の立つ”
への、
変換が上手くいっていない
ソレが大きな問題なの」
Q
「大きな問題・・・と言われても・・・ピンと来ません。
ややこしそうなお話なんで、
一つひとつ、ゆっくりお願いします。
まず、
“まっすぐに立つ”から“ダンス用の立つ”
への変換が上手くいっていないって、
どう上手くいっていないのですか?」
ジュンコ先生
「“まっすぐ立つ”と、
“ダンス用の立つ”の大きな違いは、
エネルギーの量にアルの。
ココでいうエネルギーは主に、
床からの反作用エネルギーのことなんだけど。
さて、
“まっすぐ立つ”と“ダンス用の立つ”
たくさんのエネルギーが要るのはどっちと思う?」
Q
「そりゃぁ、“ダンス用の立つ”ですよね?」
ジュンコ先生
「そうね。
ところが、多くのダンサーは、
“まっすぐ立つ”から
“ダンス用の立つ”にシフトするとき、
エネルギー量が増えていない。
『そんなにワイドなホールドを作るのに、
たったそれだけのエネルギーなの?』みたいなことを、
やっちゃっているわけ。
だから、リキム。
力んで、ダンス用の立ち方、カタチを作っていくの。
カラダをストレッチさせたり、首を伸ばしたり・・・
床からの反作用エネルギーを使って、
そういうことをスルのではなく、
筋肉を力ませることで、行う。
ここに大きな問題がアルのよ」
Q
「フーン、そのあたり、ちょっと難しいなぁ。
でも、
今、ふと、
あ、こういうことかなと、ピンときたのですが・・・
“まっすぐ立つ”だけのときは、
自分の体重分のエネルギー量で、OK
でも、
“ダンス用の立つ”になると、それだけでは足りない。
もっと床からのエネルギーを増やさなくてはならない・・・
ひょっとして、
ソレが、
『もっと床を踏む』
というアクションにつながるのですか?」
ジュンコ先生
「ピンポーン!
その通り。
つながるというより、そのものだけどね。
『もっと踏む』とは、
『もっと床からの反作用エネルギーをもらう』
こと。
同じなの」
Q
「アノォ、変なこと、聞いていいですか?
それだと、
方向が逆さまじゃないですか?
踏むって、下向きの力、でしょ?
でも『床からのエネルギーをもらう』
って、上向きの力ですよね?
今のお話だと、
“床を踏むことで、床からのエネルギーをもらう”
のではなく、
“床を踏むことと、
床からエネルギーをもらうことは同じことを言っている”
と、受け取れるのですが。
改めて質問ですけど、
床を踏むって、下向きの力じゃないんですか?」
ジュンコ先生
「OK、整理するわよ。
単純に、体重利用は下向きの力、ね?
それによる反作用の力は上向きの力。
じゃぁ『床を踏む』は下向きの力か?
の、前に、
本当に行為として『床を踏んでいる』のか?と言えば、
実は、踏んでいない」
Q
「踏んでいない?」
ジュンコ先生
「そう、足や腰で、踏ん張ってはいないってことよ。
でも、
コレから“ダンス用の立つ”のために
反作用エネルギーを増やしてみるから、
ワタシのふくらはぎや、ハムストリングスに触れてみて・・・」
Q
「わぁ~!スゴく力んでいるよな、
そんでもって、
スゴく床を踏んでいるように感じます」
ジュンコ先生
「今は分かりやすいように、多めにしたんだけどね、
脚の筋肉に触れてみると、
踏んでいるように感じるでしょ?
でも、ワタシは、踏もうとはしていない。
そういう意志はない」
Q
「じゃぁ、どうしようと?」
ジュンコ先生
「床を意識しただけ。
そして、
コレから踊るぞ。
このくらいの大きなパフォーマンスをスルぞ。
と、意識をしたの。
すると、
床からのエネルギーが増大した
そして、
たくさんのエネルギーが筋肉に流れ込んで来て、
ソレを伝達※し始めると、
筋肉がさも床を踏んだような状態に、変化した・・・」
※この辺り、非常に大事なお話ですが、かなり難解・・・
第121~123話を参照していただけると、幸いです・・・
続く第1254話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.307 ~足指は、全部、床から上げなさい~
踊る際の、足指の使い方については、
F嬢は、どんな見解だったのでしょう。
ルンバウォークのときのF嬢を見る限りでは、
かなりしっかりと、足指・足首を使っているようでした。
とにかく、レッグ・アクションが美しい。
その部分を見ているだけで、飽きないほどに、
多彩な変化も兼ね備えていました。
ところがレッスンでは・・・
なんと、
「足指は、全部、床から上げなさい」
と言うのです。
そして、
5本の足指がすべて、床から持ち上がるかどうかチェックし、
「そうできる(5本の足指をすべて、床から持ち上げることのできる)、
箇所で床を捉えなさい」
つまり、
手のひらならぬ“足のひら”にあたる部分のみで、
床を感じなさいという訳です。
さらには、
「かかとをしっかり踏みなさい」
「足の指は力を抜いて、床に置くように。
無理に使おうとしないこと」
で、足指を床から上げた、そのままでボディアクションの練習です。
ワタシは混乱しました。
でも、
カラダ感覚としては、大変、シックリと来たのです。
また、足指を酷使しないため、つらくもありません。
おまけに、ボディがよく動く・・・
ただ、見た目はどうなのか?
ソレが気になりました。
足や脚はしっかりと、ストロングに、
そして、
美しく見えるのだろうか?
と、そのとき、小さな事件がありました。
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“原初のまっすぐに立つ”
の次、
いよいよ、
「ダンス用の立つ」のレクチャーだ。
ここから、
「床を踏む」ことと、つながっていくようなのだが・・・
さて、授業に入る前に、要点を整理しておこう。
Qさんとの対談形式でどうぞ。
ジュンコ先生
「多くのダンサーが、この
“まっすぐに立つ”
から、
“ダンス用の立つ”
への、
変換が上手くいっていない
ソレが大きな問題なの」
Q
「大きな問題・・・と言われても・・・ピンと来ません。
ややこしそうなお話なんで、
一つひとつ、ゆっくりお願いします。
まず、
“まっすぐに立つ”から“ダンス用の立つ”
への変換が上手くいっていないって、
どう上手くいっていないのですか?」
ジュンコ先生
「“まっすぐ立つ”と、
“ダンス用の立つ”の大きな違いは、
エネルギーの量にアルの。
ココでいうエネルギーは主に、
床からの反作用エネルギーのことなんだけど。
さて、
“まっすぐ立つ”と“ダンス用の立つ”
たくさんのエネルギーが要るのはどっちと思う?」
Q
「そりゃぁ、“ダンス用の立つ”ですよね?」
ジュンコ先生
「そうね。
ところが、多くのダンサーは、
“まっすぐ立つ”から
“ダンス用の立つ”にシフトするとき、
エネルギー量が増えていない。
『そんなにワイドなホールドを作るのに、
たったそれだけのエネルギーなの?』みたいなことを、
やっちゃっているわけ。
だから、リキム。
力んで、ダンス用の立ち方、カタチを作っていくの。
カラダをストレッチさせたり、首を伸ばしたり・・・
床からの反作用エネルギーを使って、
そういうことをスルのではなく、
筋肉を力ませることで、行う。
ここに大きな問題がアルのよ」
Q
「フーン、そのあたり、ちょっと難しいなぁ。
でも、
今、ふと、
あ、こういうことかなと、ピンときたのですが・・・
“まっすぐ立つ”だけのときは、
自分の体重分のエネルギー量で、OK
でも、
“ダンス用の立つ”になると、それだけでは足りない。
もっと床からのエネルギーを増やさなくてはならない・・・
ひょっとして、
ソレが、
『もっと床を踏む』
というアクションにつながるのですか?」
ジュンコ先生
「ピンポーン!
その通り。
つながるというより、そのものだけどね。
『もっと踏む』とは、
『もっと床からの反作用エネルギーをもらう』
こと。
同じなの」
Q
「アノォ、変なこと、聞いていいですか?
それだと、
方向が逆さまじゃないですか?
踏むって、下向きの力、でしょ?
でも『床からのエネルギーをもらう』
って、上向きの力ですよね?
今のお話だと、
“床を踏むことで、床からのエネルギーをもらう”
のではなく、
“床を踏むことと、
床からエネルギーをもらうことは同じことを言っている”
と、受け取れるのですが。
改めて質問ですけど、
床を踏むって、下向きの力じゃないんですか?」
ジュンコ先生
「OK、整理するわよ。
単純に、体重利用は下向きの力、ね?
それによる反作用の力は上向きの力。
じゃぁ『床を踏む』は下向きの力か?
の、前に、
本当に行為として『床を踏んでいる』のか?と言えば、
実は、踏んでいない」
Q
「踏んでいない?」
ジュンコ先生
「そう、足や腰で、踏ん張ってはいないってことよ。
でも、
コレから“ダンス用の立つ”のために
反作用エネルギーを増やしてみるから、
ワタシのふくらはぎや、ハムストリングスに触れてみて・・・」
Q
「わぁ~!スゴく力んでいるよな、
そんでもって、
スゴく床を踏んでいるように感じます」
ジュンコ先生
「今は分かりやすいように、多めにしたんだけどね、
脚の筋肉に触れてみると、
踏んでいるように感じるでしょ?
でも、ワタシは、踏もうとはしていない。
そういう意志はない」
Q
「じゃぁ、どうしようと?」
ジュンコ先生
「床を意識しただけ。
そして、
コレから踊るぞ。
このくらいの大きなパフォーマンスをスルぞ。
と、意識をしたの。
すると、
床からのエネルギーが増大した
そして、
たくさんのエネルギーが筋肉に流れ込んで来て、
ソレを伝達※し始めると、
筋肉がさも床を踏んだような状態に、変化した・・・」
※この辺り、非常に大事なお話ですが、かなり難解・・・
第121~123話を参照していただけると、幸いです・・・
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Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.307 ~足指は、全部、床から上げなさい~
踊る際の、足指の使い方については、
F嬢は、どんな見解だったのでしょう。
ルンバウォークのときのF嬢を見る限りでは、
かなりしっかりと、足指・足首を使っているようでした。
とにかく、レッグ・アクションが美しい。
その部分を見ているだけで、飽きないほどに、
多彩な変化も兼ね備えていました。
ところがレッスンでは・・・
なんと、
「足指は、全部、床から上げなさい」
と言うのです。
そして、
5本の足指がすべて、床から持ち上がるかどうかチェックし、
「そうできる(5本の足指をすべて、床から持ち上げることのできる)、
箇所で床を捉えなさい」
つまり、
手のひらならぬ“足のひら”にあたる部分のみで、
床を感じなさいという訳です。
さらには、
「かかとをしっかり踏みなさい」
「足の指は力を抜いて、床に置くように。
無理に使おうとしないこと」
で、足指を床から上げた、そのままでボディアクションの練習です。
ワタシは混乱しました。
でも、
カラダ感覚としては、大変、シックリと来たのです。
また、足指を酷使しないため、つらくもありません。
おまけに、ボディがよく動く・・・
ただ、見た目はどうなのか?
ソレが気になりました。
足や脚はしっかりと、ストロングに、
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