2010.05.30 (第1223話)社交ダンスを教えるということ vol.9 ~プロ教師免許取得者への提言~
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特別シリーズ
社交ダンスを教えるということvol.9
プロ教師免許取得者への提言
泰然自若(19)
第1206話で、教師研修会のお話を書いた。
そして、ワタシにとって教師研修会とは?
なぜ、参加するのか?
についてこんな風に答えた。
プロ教師としての泰然自若を学ぶこと。
そのためには、
“プロ教師”というものの実態を知ること
ここでいう“プロ教師” とは、
主に、
「中高年。競技経験、および、競技的“箔”それほど、ナシ。
でもがんばって、教師、やってます」
な方々。
その方々と場を共にする体験が必要だから・・・とお話しした。
ワタシの知り合いに(生徒さんも含め)
プロ教師免許取得者は、結構いる。
でも、ワタシ目線から見れば、
彼・彼女たちも、アマチュアさんも、あんまり差がない。
(悲しいかな)一緒、なのだ。
どう、一緒なのかというと・・・
まず、ダンス的実力。
踊りなれている・知識があるetc.という点においては、
プロの方の方がレベルは、上だ。
でも、実際のダンス力を診断、それに将来性を加味すれば、
「ワタシ、先生、やってます。
人の指導をやってます」
という人のほうが、
レベルが下になってしまうことが結構アリ、なのだ。
なぜなんだろう?
考えられる理由・・・
「生徒に教えていることが、実は自分が実行できていない」
「できた“つもり”やっている“つもり”が多く、
成長が止まりやすい」
うーん、コレは問題でしょ・・・
だが、現実として多いんだな。
次に、見た目オーラ。
これも、プロとそうでない人との差は、あまりナイ。
プロに “教師・オーラ”のある人が意外に少ないんだ。
踊ること大好き、世話好きな“おばちゃん”タイプ
ダンス理論派、教え好きな“おじさん”タイプ
または、
メダルテストのドンつき、
趣味の延長です・・・みたいな、人も多いかな。
中には、
「プロの資格?
お恥ずかしい、ただ、持ってるダケです。
人を教える実力もないってこと、自分ではよくわかっています」
みたいな“フツーの人”タイプ
もかなり、いる。
実力はあるのに、その位置に甘んじている人も多いと思うんだ。
また、ダンスに対する“情熱”においても、
プロとアマの差はない。
いや、むしろ、
アマチュアさんの方に、
ダンスに対するひたむきな情熱を感じる人が多いくらいだ。
プロ免許アリな人の方が、ミョーにスレてしまって
正直な話
「ダンスに対して、あきらめ、感じてます」
や
「もう、自分はこの辺でもう良いか・・・」
みたいな、
妥協的ココロとカラダ(カラダつき)に
なっちゃってる人が多いんだ。
ねぇねぇ、コレって問題、でしょ?
夢がないでしょ?
競技会というシステム無しで、若モノを社交ダンス界に、
「いらっしゃい!ここは素晴らしいよ!」
って、引っ張る・・・なんて難しいでしょ?
競技選手の活躍を見て
「あんな風なダンサーになりたいな」
と、あこがれを抱く人が多いように、
プロダンス教師のあり方を見て、
「あんな風なプロになりたいな」
で、本当に良い指導者に成長していく・・・ってな構図を、
今から作っていかないと、
ジャパニーズ・社交ダンス界の将来は、
ヤバいんじゃないかしら?
して、どうすれば良いのか?
簡単に言えば、
有名スタジオ勤務
競技選手
若手
学連経験者・・
の、ダンス教師だけではなく、
もっと“現場を知っている”
「中高年。競技経験、および、競技的“箔”それほど、ナシ。
でもがんばって、教師、やってます」
な方々が、
もっと発奮すべきじゃないかな、と思うわけ。
競技選手を育てる、教師ではなく、
(ソレは、その道のプロがたくさんいるからね)
普通にダンスが、
きっちりと踊れる人を育てる教師が、
もっともっと必要だと思うからだ。
そのためには、
泰然自若な自分を育てる必要があるだろう。
(ぶれない自分)
例えばこんな風に生徒さんに言えるように、
「ワタシには競技経験、や、競技的“箔”はない。
でも、教師としては、自信がある。
大丈夫、
ワタシを信じてくれれば、
絶対あなたはダンスで幸せになれる」
競技ダンス大国ニッポンで、
競技というシステムに頼らず、
もっと言えば、
ダンスというものに頼らず、
社交ダンスをちゃーんと教えていくのは、難しいことだろうね。
だからこそ、ブレナイ自分が必要なのだ。
全国のプロ免許取得者のみなさま、
どうぞ、自覚を持ち直し、
ぜひ、アマチュアと一線を画する
“プロらしいプロダンス教師”を目指してほしい。
おっと・・・
かく言うワタシも(彼・彼女たちと)一緒、なのよね。
中高年(46歳)
競技的“箔”ナシ(だと、自分では思っている)
でも、がんばって、今日も教師、やってマス・・・
続く第1224話へ
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そして、ワタシにとって教師研修会とは?
なぜ、参加するのか?
についてこんな風に答えた。
プロ教師としての泰然自若を学ぶこと。
そのためには、
“プロ教師”というものの実態を知ること
ここでいう“プロ教師” とは、
主に、
「中高年。競技経験、および、競技的“箔”それほど、ナシ。
でもがんばって、教師、やってます」
な方々。
その方々と場を共にする体験が必要だから・・・とお話しした。
ワタシの知り合いに(生徒さんも含め)
プロ教師免許取得者は、結構いる。
でも、ワタシ目線から見れば、
彼・彼女たちも、アマチュアさんも、あんまり差がない。
(悲しいかな)一緒、なのだ。
どう、一緒なのかというと・・・
まず、ダンス的実力。
踊りなれている・知識があるetc.という点においては、
プロの方の方がレベルは、上だ。
でも、実際のダンス力を診断、それに将来性を加味すれば、
「ワタシ、先生、やってます。
人の指導をやってます」
という人のほうが、
レベルが下になってしまうことが結構アリ、なのだ。
なぜなんだろう?
考えられる理由・・・
「生徒に教えていることが、実は自分が実行できていない」
「できた“つもり”やっている“つもり”が多く、
成長が止まりやすい」
うーん、コレは問題でしょ・・・
だが、現実として多いんだな。
次に、見た目オーラ。
これも、プロとそうでない人との差は、あまりナイ。
プロに “教師・オーラ”のある人が意外に少ないんだ。
踊ること大好き、世話好きな“おばちゃん”タイプ
ダンス理論派、教え好きな“おじさん”タイプ
または、
メダルテストのドンつき、
趣味の延長です・・・みたいな、人も多いかな。
中には、
「プロの資格?
お恥ずかしい、ただ、持ってるダケです。
人を教える実力もないってこと、自分ではよくわかっています」
みたいな“フツーの人”タイプ
もかなり、いる。
実力はあるのに、その位置に甘んじている人も多いと思うんだ。
また、ダンスに対する“情熱”においても、
プロとアマの差はない。
いや、むしろ、
アマチュアさんの方に、
ダンスに対するひたむきな情熱を感じる人が多いくらいだ。
プロ免許アリな人の方が、ミョーにスレてしまって
正直な話
「ダンスに対して、あきらめ、感じてます」
や
「もう、自分はこの辺でもう良いか・・・」
みたいな、
妥協的ココロとカラダ(カラダつき)に
なっちゃってる人が多いんだ。
ねぇねぇ、コレって問題、でしょ?
夢がないでしょ?
競技会というシステム無しで、若モノを社交ダンス界に、
「いらっしゃい!ここは素晴らしいよ!」
って、引っ張る・・・なんて難しいでしょ?
競技選手の活躍を見て
「あんな風なダンサーになりたいな」
と、あこがれを抱く人が多いように、
プロダンス教師のあり方を見て、
「あんな風なプロになりたいな」
で、本当に良い指導者に成長していく・・・ってな構図を、
今から作っていかないと、
ジャパニーズ・社交ダンス界の将来は、
ヤバいんじゃないかしら?
して、どうすれば良いのか?
簡単に言えば、
有名スタジオ勤務
競技選手
若手
学連経験者・・
の、ダンス教師だけではなく、
もっと“現場を知っている”
「中高年。競技経験、および、競技的“箔”それほど、ナシ。
でもがんばって、教師、やってます」
な方々が、
もっと発奮すべきじゃないかな、と思うわけ。
競技選手を育てる、教師ではなく、
(ソレは、その道のプロがたくさんいるからね)
普通にダンスが、
きっちりと踊れる人を育てる教師が、
もっともっと必要だと思うからだ。
そのためには、
泰然自若な自分を育てる必要があるだろう。
(ぶれない自分)
例えばこんな風に生徒さんに言えるように、
「ワタシには競技経験、や、競技的“箔”はない。
でも、教師としては、自信がある。
大丈夫、
ワタシを信じてくれれば、
絶対あなたはダンスで幸せになれる」
競技ダンス大国ニッポンで、
競技というシステムに頼らず、
もっと言えば、
ダンスというものに頼らず、
社交ダンスをちゃーんと教えていくのは、難しいことだろうね。
だからこそ、ブレナイ自分が必要なのだ。
全国のプロ免許取得者のみなさま、
どうぞ、自覚を持ち直し、
ぜひ、アマチュアと一線を画する
“プロらしいプロダンス教師”を目指してほしい。
おっと・・・
かく言うワタシも(彼・彼女たちと)一緒、なのよね。
中高年(46歳)
競技的“箔”ナシ(だと、自分では思っている)
でも、がんばって、今日も教師、やってマス・・・
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