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社交ダンスを始めるということ 第36話へ




特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.9 

大事な脱皮時、パートナーの理解を得よう

泰然自若(17)


「競技選手用 なぜに不調?診断チェック」

競技成績は不調、急性スランプ状態だけど・・・
(詳しくは第1212話参照)
続いてはコレ

⑨ ダンスが一定しない。
さっき踊れても、今は同じようには踊れない、ソンナ状態だ。

簡単にいっちゃえば、コレは非常に自然なことだ。
悪いことでも何でもない。
だって、全く同じダンスを踊ることなど、
現実的に無理なことだから。
観念的な言い方になっちゃうけど
“二度とない
一瞬一瞬の積み重ねでダンスは構成されている”

んだものね。

「だからといって、良かったり悪かったり、
ブレ過ぎはダメでしょ?
せっかく、ものすごくいい感じがつかめた!
と思っても定着しないんだもの」

であっても、心配無用。
むしろ
良い感覚を早々に定着させようなんて思わずに、

あっちコッチの寄り道を楽しんでほしい・・・

カラダはいろんな感覚(良いも悪いも含めて)を、
仕入れようとしているときだ、と
泰然自若に受け止めてほしいんだな。

「そんな悠長なことを言っていて、大丈夫なの?」
なんて、声が聞こえて来そうだが、
果たして、ワタシはこう答える。
「もちろん!」
なぜなら、

“身体能力ただいま開発・向上中!”

ってときほど、

ダンスが一定しないことが多い
からなんだ。

今まで、低いレベルで、一つにまとまっていたカラダが、
新しい調和に向けて、分解され始め、
それによって、現れて来たパーツパーツ(構成要素)が、
バラバラになっている状態・・・と想像しよう。
しかも、
そのパーツそれぞれが、

本来の自分の役割について再教育されている時期、

パーツの位置にも、
パーツごとの組み合わせにも、
変化がもたらされているはずなんだ。
だもんで、
一回踊るたびに、
違うパーツ同士が組み合わさってしまい、
結果、アレアレさっきと全然違う感覚
・・なんて事態が起こってしまって当然ってこと。
だもんで、
ダンスが定まらないどころか、
「今まで簡単にできていたことが、
なぜか、できなくなっちゃった!?」

なんて非常事態!?を迎えちゃうこともアリ・・・
そんなときほど、
「どうしよう、
ワタシ、下手になったのかしら!?」

などと、落ち込んだり、あせったりせず、
ゆったり泰然自若でいてほしい。
なぜなら、
これも
カラダの基本構造=骨格やインナーマッスルを、
変化させていっている
時期には、
非常によくあることなのだから。
知っておいてほしいのは、
症状が重いときほど、

カラダが深いところから

進化を遂げようとしている可能性大


ってこと。
大げさにいっちゃえば、

カラダという一つの“宇宙”が、

その構成要素からの

レベルアップを図っている


非常に大事なときなんだ。
デリケートな時期でもあるから
心身ともにいたわって、
確実なる“脱皮”をはかりたいところだ。

ただし、
「ソンナコンナな時期をどう乗り越えていったらいいの?
だって、競技会があるんだもの。
競技会ごとに、
いえ、
1回ごとに踊りがかわっても仕方がないってことなの?
ソレを当然として、受け止める方が良いの?」


答えは、イエス。

その位の柔軟な対応をしていくことが、

もし、可能ならば、
ホンマに素晴らしいこと。

ただし、競技会前にカップル間で話し合いの機会を持つ
という“ひと手間”をおススメするよ。
そして、今現在の自分のカラダ状況について、
(ダンスが定着しない旨)
を正直に語り、お相手の理解をあおぎ、
気持ちの共有をお願いしてみよう。
その上で、
新鮮な気持ちで自分たちのカラダと向かい合い

一回一回を大事に踊る・・・

ソンナコンナができるようになることこそが、
ダンスが上手くなったという証拠なのだ。


       続く第1222話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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