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社交ダンスを始めるということ 更新しました




特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.9 

理不尽スパイラルから脱却せよ

泰然自若(13)


「競技選手用 なぜに不調?診断チェック」

競技成績は不調、急性スランプ状態だけど・・・
(詳しくは第1212話参照)
続いてはコレ

⑤ 最近、ライバルが以前よりも気にならなくなった。
または、反対に、激しくライバル心が出てくるようになった。

まず、
「ライバルが、気にならなくなった」
コレ、もちろん良い兆候だ。
他者との比較ではなく、
自分自身に向かっていくことができつつあるということだ。
ダンスが真に上手くなって来た、証拠ともいえるだろう。

次に
「激しくライバル心が出てきた」
コレもひょっとしたら、
あなたが“ホンマに”上手くなって来た“お印”かもしれないね。
自分自身の、

「ダンスが上手いとは?基準」が変わることで、

いろんな“目”が育ってきた証ってことだ。
この育ってきた“目”が、
「今まで、あの人たち、上手だと思ってきたけど、
よく見ると、音楽を感じて踊っていないなぁ」

とか
「あのカップル、背が高くてきれいで、
派手に踊っているだけで、
カラダに無理な動きばっかりしているんじゃないの!?」

などという “見る目”になればなるほど、
「なぜ、あの人が残って、
自分はどうして残らないのだ!?」

といった、理不尽さを強烈に感じるだろうけど、ね。
ダンス競技は、相対的なものだ。
つまり、他と比較され、
優勝や準優勝、予選通過者、予選落ち・・などが決定される。
でも、ホンマのほんま、正真正銘、神に誓って“正しく”
その選考なり順位なりが、
決定されているか?というと、ソウではないでしょ!?
ということなど、誰もが気がつき、
また、認めてもいることだろう。
その理由はさまざまだ。

審査時間の短さ

審査基準のあいまいさ
・・
などシステム上の問題

また、
ビジュアルのみの審査なため
「本当に上手い人が残っていっているか?」
てな、基本的なところにさえ、疑問が残る。
こうなりゃ
「上手い人ってどーいう基準?」
審査員、一人ひとりに訊ねてみると、
面白い結果がでるかもしれないね。

ややこしいところでは、
審査員の志向・派閥の違い
私情がらみ
中には、
「ホンマに見る目ありまんの?」
と、チョイ疑いたくなる審査員もいたりして・・
まぁ、この辺りは深い事情もアリで、
選手側にしてみれば、
「もう、どうしようもない」
ことでは、あるよね。
要するに、
そういう現実の中、
1次予選で落っこちる
2次予選まで残る
3次予選までいく
最終予選まで・・それらは本当に、

“微差”であることを知るべきだ、と思うのよね。

ソンナコンナな競技ダンスから生まれる
“ライバル”意識には、注意が必要だ。
スカッとした明るさがなく、
「なぜ、あの人が残って、
自分はどうして残らないのだ!?」
「今日はヤツより、
(審査員の)チェックが少ない、悔しい」

などなど、暗い気持ちをともない、
それが、
あなたのパフォーマンスレベルをさらに落としてしまい・・
なんて悪循環になることも多いからだ。

競技ダンスでは(他のスポーツと比べて、特に)
ライバルという“他者”の存在ありきの、
相対的な“視線”ではなく、
自分のダンスがどうなのか?
という“目線”を常に持てるようするべきだろう。
「あの人が残って、
自分はどうして残らないのだ!?」

という、問いに、

明快な答えをくれる対象がない、からだ。

「要は、(ほかの選手ではなく)
“自分のダンス”の問題ね。
勝って負けても・・・」

常に、この気持ちが大事。
目線を自分に向けることが、習慣的にできるようになると、
競技ダンス的“理不尽スパイラル”から、
抜け出すことが可能になるだろう。
その先には、

「切磋琢磨できる良いライバル関係」

な “仲間”も増えるはずだね。


       続く第1218話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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