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社交ダンスを始めるということ 第27話へ




次なる

胴体の中心ラインにある重要関節は、

椎間関節(ついかんかんせつ)

背骨にアル関節だよ。

ご存知のように、背骨って、一本の棒ではない。
いくつもの小さな骨=椎骨の集合体なんだな。
その、椎骨の1個1個は、
椎間板(ついかんばん)
と、
椎間関節によってつながっているんだ。
(ただし、第1頸椎と第2頸椎の間には椎間板がない)

椎間関節より、椎間板の方が、
「知ってるよ」ってな人が多いかもね。
椎間板は、骨と骨(詳しくは椎体=ついたい)の間にアル、

“弾性クッション”=座布団みたいなものなんだな。

腰椎間板の厚さは、
椎体(骨の部分)の三分の一くらいなんだけど、
座布団作用があるだけでなく、
多方向の運動に適応することができ、
コレ自体“関節”の役割を果たしているモンでもある。

一方、椎間関節も、
背骨の外側同士(詳しくは椎弓=ついきゅう)をつなぐもので、
軟骨からできている。
電車で言うと車両と車両の間の連結器のようなものかな。
主要な機能は、背柱の安定、運動のコントロール。
ちなみに、
脊椎にかかる圧力の70%は椎間板で吸収され、
残りの30%が椎間関節の部分で吸収されるらしい。

いずれにせよ、背骨は、
椎間板&椎間関節のおかげで、つながっていて、
骨の一個一個は、想像以上に動くことができる、
この認識が大事なんだ。
揺らせば、

自転車のチェーンのように動くが、理想であり、

背骨本来の姿・・・

さて、そんな柔らか背骨になると、ダンス的には、
「そりゃぁ、ベリーグッドだろう!?」
ってことは、お分かりいただけるよね。
でも、今回強調して言いたいのは、

「背骨が緩んで

本来の動きができるようになると、

アバラも緩んで

本来の動きに目覚めることができる」


ということだ。
なぜって、アバラは背骨にくっついているからだ。
そのアバラと背骨のつながりにあるのが、
胴体の中心ラインにある重要関節
肋椎関節(ろくついかんせつ)だ。

ということは、
アバラが動くと背骨も動く
背骨が動くとアバラも動く・・・
この良好関係が確立されるとですねぇ、
ダンス的にはこんな素晴らしいことが可能になる訳よ。

胴体をちゃんと、

右と左に分けて使えるようになる!!


ってことは・・・そう、ほとんどの人は、
胴体の外についている
腕と脚を左右に分けて使っているにすぎないんだ。
カラダの内部では分かれていない
または、
分かれていて、アル程度使えていても、
使い方が稚拙なまんまなんだな。
だから、
自由性のアル、ラテンだとどうにかなっても、
秩序正しい動きが要求されるスタンダードだと、
お手上げになっちゃう・・・

と、ココで質問が
「肋骨に関節、あるんですか?
そもそも
アバラってそんなに動くものなのですか?」

動くよ、動きますとも!
あ、ソウいえば、肋骨にはもう一つ重要な、
胴体の中心ラインにある重要関節があったわね。
椎間関節(ついかんかんせつ)
肋椎関節(ろくついかんせつ)
と、あともう一つ、ソノ関節の
トリオ使いができれば、

胴体の左右割りの精度は、

より高度なレベルに・・・


次回、その辺りを、もうチョイ解説しよう。


       続く第1192話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.285 ~あ、残ってる!!~ 

競技種目は、
サンバ
ルンバ
パソドブレ
と続いていきました。

出番を待っている間の自分の気分が、いつもと違うことに気づきます。
「早く、フロアーに出て、踊りたいな」
そんな風に思っているのです。
学連時代の新人戦の頃は、確かソウだったな。
競技会を楽しいと感じていた・・・

実は、チャチャチャの後、
はじけて踊ってしまったことが、少し心配になったのです。
周りからどう見られたのだろう?
ではありません。
なぜなら、誰もワタシのダンスなど、
見ていなかっただろうと思っていたからです。
心配の対象は、リーダーです。
勝手に暴れていた・・・と、思われているのではないだろうか?

でも、“その人”は、何も言いません。
ご機嫌は、良いようです。
他のヒートの選手の踊りを見ながら、カラダを軽く揺すっています。
そして、
自分の出番になると、先ほどと同様、カッコ良くエスコート。
“その人”も、どうやら、ワタシと同じような感覚のようです。

4種目すべて踊り終えました。
満足でした。
シルバー・ワンピの新・ドレスにも、自分たちのダンスにも・・・
久しぶりの清々しさです。

1次予選通過者の発表・貼り出しなどは、ありません。
直接、次に踊る時のアナウンスで、分かるシステムになっています。
もし、背番号が呼ばれたら、
見事通過。
呼ばれなかったら、落ちている・・・

あ、次の予選が始まりました。

ココからはシード選手も出場です。
ソウいえば、ドニーバーンズやエフテダルも、出ているはず。
コレは見逃してはもったいない。

と、
自分たちの背番号辺りのコールに入っています。
「あ・・・」
“その人”と、顔を見合わせました。

「残っている!
今、背番号、呼ばれた、ね?」



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