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社交ダンスを始めるということ 第25話へ




さて、ココまで、カラダの主要関節として、
骨盤の関節を取り上げてきたんだけど、
ある方からこんな質問が・・・
「ジュンコ先生ブログの中には、

股関節についての記述が、

あんまりナイように思うんだけど、なぜなの?
腰仙関節とか、仙腸関節とか、恥骨結合なんて、
少々マニアックだし、難しげでしょ?
股関節の方がポピュラーだし、
それに、股関節の重要性って、ダンサーなら誰だって、
何となくは感じているハズだから、
もっともっと取り上げていいと思うんだけどなぁ」

こんなクエスチョンも。
「股関節を柔らかくするための、

大股広げの開脚

ホラ、バレエやる人なんかピッタリ床に付いちゃうアレ。
アレっぽい、柔軟体操って、
ジュンコ先生紹介のエクササイズに出て来ないんだけど。
あ、第597話に、
前傾姿勢との絡みで、ちょこっと出てはきているけれど。
開脚して、腰を入れて・・・とかのエクササイズって、
ダンサーの基本のような気がするんだけど、
しなくて良いのかな?」

ジュンコ先生談。
「股関節? 開脚?
確かに股関節は、ダンサーにとって大事よ。
柔らかく、
しっかりとした股関節作りは重要課題ね。
この辺りは、
以前“四股”の記事で取り上げたと思うんだけど。
(第10521058話参照)
それに開脚も、あらゆる意味で、できるにこしたことはない。
でもね、
生徒サンから
『先生、ボク、股関節が弱いんで、
四股をやったほうがいいですか?』

とか
『股関節が硬くって開かないんです。
開脚ストレッチ、必要ですか?』

と聞かれた際、ほとんどの場合
即、YESとは答わないでしょうね」

「それは、なぜですか?」

「それはね、優先順位から言うと、

他にもっと大切なものがあるからよ。

ソッチから習得した方が、機能的だから」

「どっちも大切だけど、
優先順位があるわけですね・・・」

「そう。
大切なのは、外側よりも内側。

中心感覚のほうが外側の感覚より大事だからなの。

そういう見方をすれば、
関節においても、

胴体の中心ラインにアル関節の方が、

外側にアル関節よりも重要
となるわね。

骨盤にある関節でいうなら
腰仙関節恥骨結合仙腸関節とかは、中心ラインにアル。
股関節は、ソレより、外側でしょ」

「外側っていっても、ほんの数センチなのに?!」

「関節のズレって、数ミリ単位の世界なのよ。
あぁ、もっと細やかかな?
その感覚がわかるようになれば、
数センチはすごく大雑把だったって思うでしょうね」

胴体の中心ラインにある、その他の関節は、
胸骨と肋骨の結合部位。
背骨と肋骨の結合部位。
胸鎖関節もそうね。
これら、
中心ラインにアル関節を、ほんの少し動かす・・・
そう、
上下、前後、にちょっとずれるだけで運動が生まれるの。
その

中心部に起きた運動は、

脚、腕に伝わって、

大きなエネルギーを発揮する
のよ」

「ひょっとしたら、その伝達感覚みたいなものが、
アレですか?

トランス状態を生む

カラダのコミュニケーション
のポイント!?

「そう!ありがとう。
よくそこに戻って来れたわね(笑)
カラダのコミュニケーションは中心から。
そこから放射状につながって行く。
振動として・・・
そのときの感覚が気持ちいいものなのよ」

「外側からだとダメってことですか?」

「まず、

胴体の中心ラインのコミュニケーション力

を鍛えれば、
その後は、
外からでも中からでも大丈夫という、時がやってくるわ。
でも、ソウいうハイレベルなカラダになるまでは、
(コミュニケーションは)内側から、中心からが、鉄則よ」
ということで、

胴体の中心ラインにある重要関節

もうしばらく取り上げます。


       続く第1185話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.278 ~大満足なドレス~ 

競技会の3日前、
注文しておいたラテン・ドレスが上がってきました。

シルバーのスパンコール地、ワンピース型のドレスです。
丈は、ややミニ寸。
長袖。
大きく開いている襟ぐりの部分には、
真っ赤な石の飾りが施されています。

カタチ自体は非常にシンプルです。
ボディコンシャスな普通のワンピース、といった感じなのです。
さて、
わざわざ、ロンドンで作る価値は、
あったのでしょうか?

ワタシの気持ちはこうです。
「思い描いた通りのドレスが、初めてできた!」
実は、
“こういうドレスが着たい”
自分がイメージした絵を描いて持っていき、
ソレをもとに相談に乗ってもらったのでした。
担当の女性は、ワタシの要望にOKを出した上で、
絵の横に、アレンジ案を描き、丁寧に説明してくれました。
とはいえ、説明はすべて英語、
内容は、ほとんど分からなかったのですが、
「この人の言う通りにして、大丈夫。一切を任せよう」
“頼れる強さ”を感じたのです。

果たして、成功。
「体型の弱点をカバーしてくれる。
着心地良く踊りやすい。
カタチは地味目だけれど、
動くとスパンコールの生地が光を放ち、良く目立つ」
大満足な出来上りだったのです。

ポイントはドコでしょう?
全体のライン、です。
やや大きめの肩パットを入れたことが、
バランスの良さを生み出したようです。
普通っぽいワンピース型というのも、正解でした。
ダンスのドレスを着ている、という気負いがなくてすむのです。

その後も現役を辞めるまで、
たくさんのラテンドレスに出会いましたが、
この“シルバー・ワンピ”を超えるものはありませんでした・・・



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